老後、定年後の趣味を探す人が多いです。
新たな趣味に挑戦するのも素敵ですが、個人的には親に「読書三昧」をおすすめしています。
- お金がかからない
- 図書館でのちょっとした触れ合い
- 脳を鍛えてボケない
- 人生哲学を通して幸せを感じる
読書には、素晴らしい効果があると思っています。
脳科学者の茂木健一郎さんも、読書で脳の働きを良くすると言っています。
活字離れが進んだと言われ、タブレット型のブックリーダーも登場していますが、やはり「図書館で本と出会う」という行為は、最高の趣味です。
(※私は30代で既に実践中)
老後、定年後のお金がかからなくてボケ防止になる趣味をお探しの方に、「読書三昧」という方法を提案します!
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定年後、老後に求められる趣味とは?
定年退職後、老後の生活で求められるのは「趣味」です。
自由な時間が多いため、暇を持て余してギャンブルに走ったり、テレビを見続けたり、人によっては「定年うつ」になってしまったり…
せっかく一生懸命に働いてきたわけですから、
人生の余暇を楽しく有意義に過ごせないと、もったいないですよね。
そこで多くの高齢者が、老後の趣味を探しています。
求める要素は人それぞれでしょうが、以下のようなポイントがあります。
- ボケ防止に効果がある
- お金がかからない
- 他人との触れ合いがある
- 外出する
老後は認知症・痴ほうなどが怖いですから、ボケないような「脳トレ」になる趣味がいいですよね。
また、年金生活に不安もある方が多く、なるべく趣味にお金を使いたくないという心理もあるようです。
さらに、公共機関の調査によると、高齢者が週に一回以上、他人とコミュニケーションをする「社会活動」に参加していると、認知症になる確率が47%減少するそうです。
老後の認知症予防に趣味が必要?
ボケない(認知症予防)ために、趣味が必要と言うのはどういうことなのでしょうか?
認知症のメカニズムは、
加齢・脳卒中・異常なたんぱく質が溜まること、といった原因によって脳の神経細胞が慢性的に減ってしまうこと。
記憶障害や見当識障害(誰が誰だか分からなくなる)が進行してしまうと、回復はなかなか難しく、進行を止めるアプローチしかできないそうです。
その点、趣味は脳の認知機能低下のリスクを減らすと認められています。
自発的にある活動(趣味)をすることによって、脳細胞は自分の行動の段取りを決めて、自ら実行します。
これが大事。
他人から行動を促されたり、無理にウォーキングしてみたりするのは効果が薄い。
趣味による「前向きさ」「自発性」「臨機応変」「段取り」といったポイントが重要なのですね。
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定年後は読書三昧がおすすめ
定年後、老後の趣味として私がおすすめするのが「読書三昧」です。
とにかく、読書は脳に刺激を与えてくれるし、人生をより良いものにしてくれる最高のクスリだと思っています。
しかも図書館を利用すればお金もかからず、コミュニケーションにもなるし、散歩にもなる。
最高!
私は両親に、読書が楽しすぎるよ~と今のうちから伝えています。笑
以下、読書のメリットを紹介しますね。
読書は脳を活性化させる【想像力・教養】
読書は、脳を活性化させる効果があります。
これは、脳科学者の茂木健一郎さんのお墨付き。
というか、彼は幼少期から根っからの本の虫ですからね。
小学生の時は、始業式の日に教科書を全て読破してしまったとか。
天才にとって、教科書は読書なんですね…
話を戻しますが、
本を読むことで視覚だけでなく、想像力を働かせたり、ストーリーを予測したり、新たな気付きがあったり、他人の気持ちを推測したり…色々な刺激を脳に与えてくれます。
もちろん、教養を高めることもできます。
個人的には禅僧の南直哉さんとかの本を読むと、人生哲学が深まって、良い年の取り方ができるような気がします。
(私は本ばっかり読んでないで働くべきですが…)
図書館への散歩が運動になる
歩いて30分以内のところに、図書館があれば最高ですね。
市立図書館や移動図書館、もしくは一般開放している大学図書館もあります。
本を読み行ったり、借りに入ったり、
その間、しっかりと運動になるので認知症への運動からのアプローチも可能です。
認知症が進行していないようであれば、自転車や自動車を使ってもいいと思います!
図書館職員や読書好きの人とのコミュニケーション
図書館で本を借りるとなると、貸出受付の職員の人とのコミュニケーションが生まれます。
「この本はどこにありますか?」
「予約したい本があるのですが」
など、質問すれば丁寧に対応してくれます。
家族以外との交流がない人でも、ちょっとした会話ができるのでボケ防止に効果的。
さらに公共の図書館では、高齢者も楽しめるイベントを開催していたり、公民館でのサークル活動を目にしたり、色々なコミュニケーションの「場」があります。
読書会・朗読会・おすすめの本を紹介する会、などなど。
読書三昧をきっかけに、コミュニケーションが発展していくかもしれません。
読書はお金がかからない趣味
読書を趣味にすると、お金がかからないのもメリット。
だって、図書館には山ほど本があります。
読みたい本がなければ、リクエストして図書館が用意してくれることも多いです。
長い間、税金を支払い続けているわけですから、存分に活用しましょう!
老後、定年後に限らず、
「1日1冊ペースで本を読んでいる」と友人に言うと、「お金持ちだね」「そんなに本買ってどうするの?」とか言われます。
私は、1年に数冊しか本を買いません。
ほとんどが、図書館の利用です。
利用者が少ないことに、私の方がびっくりしているくらいです。
半径10キロ以内に、図書館が10か所くらいあるので、色々な図書館に出没しては、本を借りて行きます。笑
本当に気に入った本だけ買って、本棚に追加していくと楽しいです。
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【体験談】私の祖父は定年後7年で認知症になった
私の祖父は、65歳で定年退職後、72才で認知症になりました。
その時は脳梗塞が原因だったため、回復は厳しく、すぐに私の顔を見ても誰だか分からないようになってしまいました。
今思い出すと、祖父は無趣味でした。
日中にちょっとした買いものに行くくらいで、夕方からはお酒を飲みながらテレビで野球観戦。
昔はよく釣りに行きましたが、自分一人で釣りに出かけることはなかったようです。
どんな老後生活を送っているのか、あまり心配していなかったうちに倒れてしまい、ボケてしまいました。
自分も子供だったので仕方ないのはわかっているのですが、
楽しい老後だったかな?趣味はあったのかな?と、今さらながら思います。
そういうわけで、
両親には、ボケ防止のために読書の楽しさを伝えていきたいと思います。
※本を読まない家庭だったので大変そう…
高齢者の趣味に読書をおすすめ!脳を鍛えるのは脳トレではない
今回のブログ記事では、定年後・老後の高齢者の趣味に、読書三昧をおすすめしました。
脳トレという単語が流行していますが、
「脳トレでは脳は鍛えられない」と茂木さんは言います。
より感覚的な、経験的なもの、つまり「趣味自体」が脳を活性化させるのです。
その点、読書という趣味は、
- 脳を活性化させて認知症予防
- 散歩が運動になる
- お金がかからない
- コミュニケーションがとれる
といった多くのメリットがあります。
誰でも経験があり、誰でも簡単に始められる図書館を利用した読書。
本は、賢い人が多くの時間をかけて書き上げた、ひとつの作品です。
美術館で絵画を見たり、ホールで演奏を聴くのと同じで、図書館で本を読むのも、私にとってはすごく上質な体験です。
自分の親が認知症にならないために趣味を持ってほしい…
そういう若い世代の人にも、是非、図書館をおすすめしたいです。
▶【読書好き】本の虫とは何?語源はどこから?一日3時間の読書が目安【bookworm】
最初は、自分が親の分の本も借りてあげればいいんですからね。
いかがでしょうか?
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