雑記

【外国人の意見】日本は自販機が多すぎ…なぜ?理由と問題点

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「日本は自動販売機が多すぎる」

外国人が日本を旅行していて驚くポイントらしいですが、日本人から見ても「多すぎ」「意味ない」「もったいない」と思います。

  • 日本は自販機普及率が世界一?
  • 自販機が多すぎるのはなぜ?理由は
  • コンビニとの競合で減ってきている?
  • 自販機が多いことのデメリット・問題点は?

このような内容を、ブログ記事にまとめました。

 

結論から言うと、日本は自販機が多すぎて、無駄な電力消費・景観の悪化が問題だと思います。

ハッキリ言って、増えすぎ…。

こんなに自販機いらない…。

 

外国人が珍しい目で見てくれて、海外の反応が良いのは置いといて、エコの視点で半分に削減できればいいのになと、無責任に考えております。

日本は自販機普及率ランキングが世界一

日本は、自動販売機の普及率ランキングで世界一です。

ダントツ1位らしいですね。

 

どのくらいの数、日本に自販機があるかというと…

  • 1979年に400万台
  • 1984年に500万台
  • 2000年代に550万台

という感じ。

 

昭和の時代に一気に台数が増えて、平成ではほぼ横ばいであまり増えていません。

飽和状態というやつでしょうね。

 

設置台数ランキングではアメリカの方が多い(700万台ほど)のですが、国土面積が全然違いますから、日本の自販機密度は世界ランキングでも断トツ1位なのだそうです。

 

外国人の目から見ると、日本の自販機の多さは珍しく見えるようです。

海外の反応は良いのですが、日本人はこのランキング1位を単純に誇りに思っても良いのでしょうか?

 

【なぜ】日本に自販機が多すぎる理由6つ

日本にこんなに自販機が多いのは、なぜでしょうか?

 

理由は大きく6つあります。

  1. 治安が良い
  2. 労働人件費の削減&人員削減
  3. 忙しい人が多い
  4. 自販機の独自技術がハイテクで便利
  5. 管理・運営の体制が整備されている
  6. 誰でも自販機オーナーになれて儲かる

 

これらの要因が重なって、日本では自動販売機が爆発的に全国に普及したんですね。

簡単に見ていきましょう。

 

1.日本は治安が良い

日本人としては自販機が街中にある風景は自然ですが、外国人から見ると「なぜ破壊されないんだ?」と驚かれるようです。

 

バールでこじ開けてお金を盗む、商品を盗む…

治安の悪い国では、自販機がたくさん並んでいる光景自体が感動的らしいです。

怖いですね。笑

 

2.労働人件費&労働人員の削減

昭和の高度経済成長・バブル期を経て、日本の雇用情勢は一気に人材不足に陥りました。

 

人件費の高騰が続き、省力化、合理化、IT化と併せて、自販機の設置がどんどん広がっていったのですね。

 

地方のタバコ屋さんがつぶれて、たばこ自販機が置かれているだけになったり。

時代の波ですね。

 

3.日本人は忙しい人が多い

日本人って、忙しい人が多いです。

仕事の昼休みだって30分とか1時間くらいしかない。

 

就業時間中は、ろくに休憩時間だってありません。

わざわざ買い物に行く暇はないのです。

 

だから、手軽で身近ですぐに買うことができる自販機の需要が高いのです。

小銭を入れれば、10秒で買うことができますからね。

コンビニだと2分くらいかかるかな?

 

4.自販機の進化がすごい。独自の技術革新

日本の自販機は、独自の技術革新を何度も繰り返しています。

 

特に1970年代に登場した「ホット&コールド自販機」の登場は革新的でした。

夏はつめた~い飲み物を、冬はあったか~い飲み物を、同機種で切り替えられるようになったのです。

 

これにより、一年間の季節による売り上げ変動がなくなり、収益最大化を図れるようになったのです。

また、缶コーヒーを世界で初めて開発したのも、日本の上島珈琲。

 

カップ式の自販機も生まれましたし、お菓子と飲み物をひとつの機種で売っている自販機もありますよね。

 

5.運営、管理の体制が整っている

自販機の流通網が発達しているので、運営・管理が非常に整っているのも日本ならでは。

 

自販機の隣には、空き缶やペットボトルを回収するゴミ箱が設置されています。

売り切れになれば、数日で補給されます。

 

街中の自販機がキレイで清潔なのも、メンテナンス会社がしっかりしているからです。

 

6.誰でも自販機オーナーになれて儲かる

自動販売機の売り上げって、とにかく場所が勝負ですよね。

魅力的な立地を提供できれば、誰でも自販機オーナーになれて、契約が成立すると設置手数料が数万円ももらえるんだとか。

 

土地を持っている人にとっては、ちょっとした副業ですよね。

コンビニの台頭で、自販機の設置台数は横ばいか減少傾向にあるみたいですけどね。

 

日本の自販機はライバルが多いが…減ってる?

日本は自販機が多すぎます。

そして、コンビニという最大のライバルが普及しました。

 

それでも、あんまり自販機の設置台数は減っていないようですね。

増えてもいないけど。

 

個人的には、コンビニの駐車場に自販機が2つも3つも並んでいるのを見ると、思わず頭をかしげてしまいます。

 

すぐそこにコンビニがあるのに、誰が自販機を使うのか…?

コンビニの方が商品が豊富だし、ちょっと安い。

レジに並んで購入する、その3分程度が面倒なのかもしれませんね。忙しすぎ。

 

日本は自販機が多いことの問題点・デメリットも抱えている

当然ながら、自販機が多いことには問題点・デメリットもあります。

 

簡単に言うと、以下2つ。

  • 電力消費が激しい
  • 多すぎて景観に悪影響だし邪魔

 

約500万台の自販機が日本にあるんです。

人口1億人とすると、人間20人に対して、自販機1台。

 

いくらなんでも、多すぎません?

こんなにいらないでしょう。

 

実際、環境の専門家の書籍を読みましたけど、日本の自販機に使われる電力は、小規模の原発1基分あるそうです。

資源を燃やして、原発を稼働させて、懸命に自動販売機の「つめた~い」と「あったか~い」を維持している訳です。

 

最近の自販機は省エネ性能もすごく向上したみたいですけど、それにしても台数が多すぎます。

エネルギーの観点から見て、非常にもったいない。

 

もう一つのデメリットは、街の景観を損ねる点。

特に地方都市や、田舎の観光地でよく聞かれる声ですね。

 

素朴で古風な商店街に、昔ながらのタバコ屋さんや八百屋さんがあるのに、そこに自販機が3台も5台も、ずらっと並んでしまう。

せっかくの昔ながらの雰囲気がぶち壊されてしまいます。

 

都市部だって同じです。

それでなくてもヒト、モノ、自動車、建物であふれかえっているのに、そこに自販機が大量に置かれている…。

貴重な面積!邪魔です!

 

都心なら、3分歩けばコンビニあるでしょう!

ヘタしたら、3分圏内に5件くらいコンビニあるでしょう!!

 

自販機、無駄です。

景観的にも、面積的にも、邪魔です。

 

【提言】自販機の台数は半分でいいでしょう?

日本人は、自販機のある生活が、自販機のある街並みが、当たり前になってしまったんです。

だって、1980年代からずっと500万台以上の自販機に囲まれて暮らしてきているのですから。

 

ハッキリ言って、

日本は自販機多すぎです。

 

電力も面積も景観も、もったいない。

こっそりと半減しても、あんまり日本国民は困らないんじゃないかな?

 

  • 東京都心はコンビニでいいじゃん
  • オフィスに自販機はなくてもいい
  • 3台も5台も並べなくていいじゃん
  • コンビニの駐車場にはいらないでしょ
  • スーパーの前にもいらない

どう思いますか…賛成?反対?

 

個人的には、無駄が多すぎると思うので、稼働率が低くて評判の悪い自販機は、どんどん撤去していくべきだと思います。

 

需要があるなら、いいです。

供給過剰なら、減らすべきです。

 

エネルギー問題、環境問題がこんなに深刻化しているのですから。

自動販売機業界の人たちには悪いですけど。

それはどの業界も同じ、生き残り戦争です。

 

【まとめ】日本は自販機多すぎ!理由と問題点

今回のブログ記事では、日本の自動販売機の多さ、そしてその理由と問題点を紹介してきました。

 

内容を簡単にまとめると、以下の通り。

  • 日本は自動販売機の普及率が世界一
  • 多い理由は6つあるが、近年は増えていない
  • 自販機の電力消費がもったいない
  • 自販機が景観を損ね、都市部では邪魔に

いかがだったでしょうか?

 

個人的には、日本の自販機の設置台数は、現在の半分でもやっていけると思います。

(特に飲料自販機)

 

スーパーやコンビニに足を運ばなくても、水筒(マイボトル)を持参すれば、自販機は必要なし。

 

これだけエコ・省エネが叫ばれる時代です。

スーパーのビニール袋だって有料化になったのですから、「自販機多すぎ論」だってもう少し考えてみてもいいと思います。

 

原発1基分の電力ですよ?

便利で快適で、美味しい飲み物が一瞬で買えるのは、確かに良いサービスですが、ちょっと考えてみると、原発1基分の価値はないと思うのです。

 

とりとめのないオピニオン記事になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。