ニュージーランド旅行のお土産屋では、グリーンストーン(翡翠)のアクセサリーを見かけます。
- グリーンストーンって何?
- ニュージーランド名産の宝石?
- マオリ族が身に着けるネックレス?
- 形・デザインごとに意味や効果が違う?
このような情報を、ブログ記事にまとめました。
結論としては、グリーンストーンとは、ニュージーランドの定番土産で、マオリ族が伝統的にアクセサリーとして身に着けてきた宝石のこと。
英語ではジェイド、日本語では翡翠(ヒスイ)と呼ばれます。
ペンダント・ネックレスの形・デザインには、ひとつひとつ意味と効果があるため、プレゼントにも大人気。
今回のブログ記事では、ニュージーランド産グリーンストーンのネックレスを、実際にお土産として購入してきた私が、種類・意味・効果・値段など、詳細に紹介していきます。
グリーンストーンとは?翡翠/ジェイド/ネフライトと名前がたくさん!
グリーンストーンとは一体何なのでしょうか?
実は「グリーンストーン」という宝石は、ありません。
宝石としては、ジェイド(日本名:翡翠)で、学術的にはネフライトと呼ばれるようです。
日本では、翡翠は5月の誕生石・パワーストーンとして人気です。
濃い緑色、黒緑色のようなものから、薄い乳白色のような色合いまであり、
さらに様々な含有物を含んだ結球で、ひとつひとつ全く異なる表情を見せるのが特徴です。
グリーンストーンという呼び方はNZだけ?
ニュージーランドで翡翠がグリーンストーンと呼ばれているのは、18世紀にヨーロッパの開拓者がニュージーランドに来た時にさかのぼります。
マオリ族が身に着けていたアクセサリーや装飾品を見て、それをジェイドだと気が付かずに、「あれは何だ!?グリーンストーンと名付けよう」と新たに名付けてしまったためなんです。
現在に至るまで、ニュージーランドの現地の方々の間でも、グリーンストーンという呼び方が定着しています。
実はニュージーランド産ではない?
ヒスイ・ジェイドは、マオリ語ではポウナム(Pounamu)という呼び方や、マオリストーンと呼ばれることもあります。
マオリ族が付けていたということは、ニュージーランドでの歴史は古い。。
でも、実は最近のグリーンストーンはNZ産ではないとか…。
採掘地の権利事情により1997年以降、ニュージーランド純国産のジェイドの発掘をしてないんですって。
ニュージーランドで販売されているほとんどは、カナダ産ネフライトが使われているのが現状のようです。
ちょっと残念><
ニュージーランドのグリーンストーンはお土産におすすめ!
ニュージーランドのお土産の定番として、このグリーンストーンのアクセサリーが挙げられます!
特にネックレスが有名でおすすめです。
マオリ族の伝統的な装飾品ということで、少しでも現地のファッション・文化・パワーを持ち帰りましょう^^
宝石・アクセサリーと言っても、1万円以下の価格で購入できるものもあります。
日本では翡翠専門店なんてあまり聞いたこともないですから、是非、後述するニュージーランドの専門店で購入することをおすすめします。
グリーンストーン:デザインごとの意味【マオリ文化】
グリーンストーンのアクセサリーには、そのデザインによって込められた意味・効果が違います。
選び方としては、気に入ったデザインのものを買うのもいいですが、込められた意味合いから選ぶのもおすすめです。
ちなみに、ニュージーランドの人口のうち、15%ほどを占めているのが先住民マオリ族です。
マオリ族は昔、文字を持っていませんでした。
自分たちの歴史や神話は、語り継ぐだけでなく、
アクセサリーや建築物・タトゥーなどのデザインに想いを込めることで伝統を守ってきました。
ボーンカービングと呼ばれる、化石彫刻技術です。
ヒスイで作られたアクセサリーを、
- マオリカービングペンダント
- マオリストーン
と呼ぶこともあります。
デザインごとに意味があるからこそ、自分に合ったものを探す楽しさがあります^^
以下、代表的なグリーンストーンのアクセサリーのMaoriデザインとその意味を「5つ」紹介していきます☆彡
①ヘイマタウ(釣り針)Hei Matau
ヘイマタウとは、釣り針型のデザイン。
マオリ族の伝統では、釣り針の形をしたジェイドを贈ることは、その人の繁栄・健康・権力を願う意味があるとされています。
ヘイマタウのデザインが、固い決意と前向きなエネルギーを象徴し、幸運をもたらすと信じられています。
②コル(渦巻き)Koru
コル(渦巻き)は、グリーンストーンアクセサリーの中でも一番人気の定番デザインです!
シダの葉が開きそうな新芽の状態をモチーフにしたもので、
- 新たな出発
- 可能性
- 良い関係を保つ
といった意味が込められています。
ちなみにニュージーランド航空のロゴにも、コルのデザインが使われています。
③ツイスト(交差)Twist
ツイスト(交差)は、ひとつ交差しているものから、二つ以上交差しているものまであります。
「特別な関係」「愛」「友情の絆」などを意味しているデザインです。
切れ目がないデザインだからでしょう。
大切な人・親友への贈り物にぴったりとされています。
④トキ(斧)Toki
トキとは、マオリ語で手斧を意味しています。
もともとは彫刻用工具として使用されましたが、祭典や儀式で利用されたり、相続される財宝になったりしました。
そのため「力強さ」「勇気」「権力」の意味を持っています。
結構渋いデザインですし、主に男性に喜ばれるデザインです。
⑤マナイア(Manaia)
マナイアには、超自然的なパワーが込められていて、現世界と精神世界の使者だと伝えられています。
伝統的には鳥の頭と、人間の身体と、魚の尾ひれがそれぞれ空と大地と海を示し、
それらのバランスを象徴するのがマナイアです。
身に着ける人を不運・不幸から守ってくれます!
複雑な模様なのでひとつひとつ比較してみると、全然色合いが違うのが面白いデザインです。
マオリの時代から宝石に込められた意味や効果・・・なんだかロマンチックですよね!
グリーンストーン専門店『マウンテンジェイド』は店内工房で手作り!
ニュージーランド土産の定番、グリーンストーンのアクセサリーですが、
購入するなら専門店の『マウンテン・ジェイド』(Mountain Jade)がおすすめです。
私はロトルア店に行きましたが、オークランドに1店舗、ホキチカに2店舗、計4店舗あります。
(ホキチカという街は、グリーンストーン名産地で、今でも採掘されているようです)
グリーンストーンネックレスを作る工程を20分ほどで見学できるフリーツアーも組まれていますので、店員さんに聞いてみましょう!
(私は買い物に時間を使いすぎて、余裕がありませんでしたが、見たかったな…)
店内に翡翠職人さんの工房があり、そこでアクセサリー作りをしている姿を見ることができます。
グリーンストーンはひとつひとつ色合いが違う
職人の手作業で作られているからこそ、ひとつひとつ、全然違う色合い・輝き方をするのです。
グリーンストーンは、鉄と同じくらい硬い石だということで、加工できる人も限られているのでしょう。まさに職人技。
写真では分かりにくいですが、
グリーンストーンのアクセサリーは、色・形・大きさどれをとっても、同じ製品はふたつとありません。
世界でたった一つの、自分の好みに合った、フィーリングに合った石を探し出す感じです^^
ネックレスの価格・予算は?
グリーンストーンのアクセサリーは「数千円~数万円」と、幅広い値段設定です。
お土産にしては価格はそこそこ高いですが、ニュージーランドのマオリ文化パワーを翡翠に込めて持ち帰りましょう^^
マウンテンジェイド専門店以外にも、JADE(ジェイド)と看板に書かれたお土産屋さんが、きっとどの町にもあるはずです。
本物は硬くて軽いです。
あまりにも値段が安いものは偽物かもしれません。
参考までに、本物のグリーンストーンネックレスなら、サイズごとに8000円~2万円くらいでした。
お土産にひとつ、いかがでしょうか?
ラグビー日本代表のヘッドコーチが選手にマオリストーンをプレゼント
マオリストーン豆知識をひとつ。
2019年に熱狂的な盛り上がりを見せたラグビーワールドカップの日本代表ですが、
ヘッドコーチのジェイミージョセフさん(ニュージーランド出身)から選手に対して、マオリストーン(グリーンストーン)がプレゼントされていたことが話題になっています!!
開幕戦前夜に「ONE TEAM」の象徴として、ネックレスを手渡ししたようです。
さすが名ヘッドコーチ。素晴らしいプレゼントです!!
ちなみに決戦前夜に手渡されたとされるグリーンストーンのデザインは、トキ(斧)の形だったとか。
↑「勇気」「力強さ」「権力」といった男性的な意味が込められています。
まさにラグビー選手にぴったりの意味が込められたマオリストーンが贈られたようです!!
グリーンストーンのネット通販はこちら!送料無料!
NZ産のグリーンストーンアクセサリーは、通販価格で送料無料で買うこともできます。
楽天市場には、グリーンストーンのおすすめショップが多数。
しっかりとした品質のものが届くのでプレゼント・ギフトにおすすめですが、本当は自分の目でひとつひとつ見比べて気に入ったものを選びたいところです…!
ネット通販でも石の品質は確かなものだということで、おすすめです。
【体験談】私はコルのネックレスを1万円で購入しました
私は、コルのデザインのペンダントをプレゼント用に購入しましたよ!!
深緑色ですが、光に透かすと、透明感があり、鉱物がたくさん入っていました。
乳白色のような淡いものと、どちらにするかすごく迷いました。
するとマウンテンジェイドの女性店員さんが、「光に透かしてみてください。違う表情が見れますよ。どっちがお好みか、直感で決めればいいのです」と言ってくれました。
実際に太陽の光に透かして見ると、全然違った表情が見えて、気に入ったものを購入できました!!
お値段は1万円弱。
プレゼントはとても喜ばれ、今でも話題になります。
【NZのグリーンストーン】デザイン意味・値段などを徹底紹介(まとめ)
今回のブログ記事では、ニュージーランドのお土産ランキングで必ず上位に入る「グリーンストーン」について情報をまとめました。
英語ではジェイド、日本語では翡翠と呼ばれます!
5月の誕生石です。
ニュージーランドでは先住民マオリ族が伝統的にアクセサリーとして利用してきたこともあり、今でも大人気です。
ロトルアのB&Bのおかみさんが、10センチくらいあるのでは!?という大きなグリーンストーンのネックレスをしていて、普段は宝石なんて全く興味のない私も、魅力を感じてしまいました。
私は、コル(渦巻き)のデザインを選び、お土産(プレゼント)にしましたが、超喜ばれました!!
ボーンカービングに込められたマオリ文化の意味を確認しながら、自分だけのお気に入りヒスイアクセサリー製品を見つけてください!
もし種類がありすぎて迷ったときは、光に透かして見るのがおすすめです!
きっと違う表情を見せてくれます。
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