昨今の卒入式では、スーツを着るお母さんが多くて、着物を着ていくと「目立ちたがりなのかしら」なんて風評被害(?笑)が立つこともあるとか…。
- 着物の人は目立ちたがりだと思われる?
- 確かに京都奈良以外の式典では浮くかもだけど…
- 結婚式/入学式/卒業式で着物を着るのはOK?
- 目立ちたがり屋と言われないための注意点は?
このような内容を、まとめました。
確かに式典に着物を着る人は少なくて目立つ面はあると思いますが、もともと「着物こそが正装」だったわけで、ポイントを押さえればきっと「ステキな思い出」になるはず!!
式典では「スーツが9割:着物は1割未満」という状態らしいですが、京都などの学校では、今でも着物の人の方が多いみたいですよ!ステキな文化ですね!
今回のブログ記事では、着物は目立ちたがり屋だと思われないか?気を付けるべき着こなしポイントなどを紹介していきます☆彡
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式典に着物を着るのは「目立ちたがり」という意見が…
ネット上でもリアルの場でも、着物を着る人は「目立ちたがり屋だ」という意見が多いみたいです。
例えば、Google検索で「着物 めだt」と入力すると、たくさん出てきます↓↓
多くの人が【着物姿は目立つ】ことを気にしているようです。
Twitterでも、以下のような「目立ちたがりと言われたことがある人」の意見がありました↓
着物を着る人は目立ちたがり屋、ですか。目立ちたいことの何が悪いんでしょう。だって着物はこんなにも楽しく美しいんです!沢山の方に見てもらいたいじゃないですか!
ほか簪も帯留めも、工夫を凝らされた和のモノは総じて素敵だということを、私は知ってほしいです。#着物#kimono pic.twitter.com/J9vGKKMoUj— ゆづる (@Jerry_cat__) March 10, 2023
着物には工夫の凝らされた『和』の小物がたくさんあるので楽しいというのは、完全に同意です☆彡
子の入学式などに着物着るのは目立ちたがりという陰口?が流れているが
そういうこと思う人は、自分で自分を抑圧してつまらない地味な人生を送っているので、他人にもその抑圧を与えたいの。
変なもの踏んだと思って忘れよう。
目出度い日にはハレ着。写真は黒紋付。 pic.twitter.com/qzruxJSgVV— 月兎耳庵 つきとじあん🌻未確認生物展🐉8/21〜30🍜横浜中華街🐉ギャラリーソコソコ (@coton815) January 24, 2023
これは、一体何年前のお写真でしょうか。けれど、ツイート内容にはなるほど~と同意します。
今の世の中、着たいものを着たらいいんですよね(^^)/
確かに着物の人は少なく、目立つし浮くかもしれないけど…
着物が、「派手」「目立ちたがり屋」「浮く」と思われるのは、洋装のマナーが暗黙の主流になってるからではないかと思います。
「卒業式の服装 マナー」と検索すれば、『卒業式はハレの日ではあるが別れの儀式でもあるため、厳かにダークカラーにし、子どもが主役なので母は派手にして目立つことがないように』
というアドバイスがありました。
結論としては、黒・ネイビー・グレーといった大人しい色を基調としたスーツに、ちょこっとパールのネックレスやコサージュで華やかさを足した「セミフォーマルコーデ」と呼ばれるファッションが「正解」らしいです…。
ママ向け雑誌でも、イオンなどの卒業式スタイルコーナーでも、まるで、制服(ユニフォーム)かのように、スーツスタイル。
ですから、入学式・卒業式・結婚式に着物を着ていくと、「目立つ」し「浮く」というのは事実です。周りと違うという意味では、完全に目立ってしまいます。
しかし、大事なのは気持ちとマナーかなと思います。
子どもが主役だから邪魔しないように…って、ずいぶん偏った主張ですよね、少なくとも、スーツの本場・欧米ではそんなこと誰も思ってないでしょう。苦笑
親が着物を着ても、感謝・惜別の感情を邪魔することはありません!!
【結論】入学式/卒業式/結婚式での着物姿は「やりすぎ」でなく「正装」です!
繰り返しになりますが、着物で入学式・卒業式・結婚式などに参加するのは「やりすぎ」どころか、「いたって正当派」です!
むしろ、注目されてもOKの「正装」ですよ!
ほんの50年前までは着物とスーツの割合は逆だった…
50年前は皆がお祝い事でもなんにでも、着物(黒紋付)で参加をしていたようです。
祖母も、お祝い事の時はいつも着物を着ていました!
(母は太ってたので、あまり着物姿の印象がないけど…七五三とかはやっぱり着物ですよね)
明治時代から急激に洋装が一般的になったわけですが、祝いの席では、洋装をしている人の方が目立っていたのです。
「なにあの人…スーツ何て来ちゃって。目立ちたがりかしら。ハイカラねぇ」なんて言われてたことでしょう。。。
今でも京都では「式典=着物」は普通です
京都では、実はまだまだ式典といえば着物が主流らしいです!
卒業式や入学式では、お母さん方が着物姿でお祝いをしています。
今日は息子の入学式でした❣️
子どもが大きくなるのって、早い…😳着物:京都きもの市場さん(@Kimono_ichiba)
袋帯:シンエイさん(@KIMONO_Shinei)この日のドタバタすぎる様子もまたYouTubeに上げます🤣笑 pic.twitter.com/PqjRjThnas
— うるぽろ|着物4コマ漫画連載中! (@urupon_g) April 10, 2023
高校の卒業式に、生徒本人が着物や袴を着ることも珍しくないんだとか!
母も子も着物を着ている卒業式は、とても鮮やかな式典だったことでしょうね!
先日の娘の卒業式
レンタルした袴に合わせて私も白系の訪問着 もう訪問着着る機会はないな〜 pic.twitter.com/hu7n39KCLt— たまこ (@ZQBj20dSPMsebDX) April 4, 2023
京都はやはり着物文化が浸透していますね~。羨ましい><
でも!別に京都だけが特別なわけではありません!
Twitterなどを見ていると、入園式・卒園式などは着物で参加するママさん、普通に多いですよ!?
着物が目立ちたがり屋と言われないための注意点3つ
式典に着物を着ていって「目立ちたがり屋だ」と言われないため、3つの注意点を紹介します。
- 訪問着も良いけど付け下げもおすすめ
- 小物選びも無難に。和風のハンドバッグは便利
- 髪型は控えめに
「変に目立ちたくない…」という人は、
これら3つのポイントを守れば、白い目で見られたり、陰口をたたかれる可能性は低くなるでしょう><
①訪問着も良いけど、付け下げもおすすめ
式典に着物を着ていくのであれば、やはり派手過ぎない色合い&柄で、上品にまとめるのがおすすめ!
付け下げとは、訪問着の豪華な印象を控えるように作られた「訪問着に準じる着物」のことです。
訪問着の中には、見た目が豪華で派手なものも多く、戦時中には禁止にもなったそうで、付け下げが広まりました。
普通の訪問着より大人っぽく、控えめ&シンプルでも、ステキな模様がありますし、生地も上質なものが多いです!
↑洗える 色無地 (全16色) 袷着物 着物 入学式 卒業式 結婚式 七五三 母親 ママ
訪問着に準じる着物であることですので、未婚既婚者問わずに結婚式・式典などにも着用できるので便利です(*^-^*)
着用年齢も問いませんので、上質な付け下げを一着持ってると、いついかなる時の式典にも、ピッタリ合わせることができます!
②帯・小物選びはシンプルに!和風のハンドバッグは便利
式典に着物で参加する時は、帯や小物などで印象を変えることができます。
帯は季節感のある色の帯、シンプルで目を引きすぎない柄にしてみるとか。
また、和風のハンドバックをアクセントにしてもいいですね!
↑着物用バッグ 礼装用 <亀井織物> 西陣正絹帯地 <ベージュ/菊菱>フォーマル
学校関係の書類が出た時にも、しっかり入れられるので便利です(^^)/
③髪型は控えめに
着物を着るときは、上方にこだわる人が多いですよね。
ただ、式典に参加する時にはシンプルで人目を引きすぎない髪型が無難です!
髪をシンプルにまとめておけば、式典中も気が散ることがありませんし、目立ちたがりと思われることもないでしょう☆彡
大切なのは参加者の気持ちです
主役のこどもよりも、親が目立っているのでは?とか格差を生んでいる!なんて心無い批判もあるようです…。
ただ、入学式も卒業式もこどもたちの別れの儀式でもあるとともに、親の惜別の場でもあります。
こどもたちと一緒に日々成長していき、卒業する。
親もこどもと一緒に、複雑な気持ちを抱えつつ、門出を祝う心でいっぱいですよね。
結局のところ、「何を着るか」ではなくて「先生やこどもたちと別れを惜しむ気持ち」「成長したなという感謝の気持ち」が大事!
最低限のマナーやルールを守っていれば、服装でとやかく言われる筋合いはありませんし、あなたが心の奥底から愛情を持って参加していれば、周りの人にも伝わるはずです☆彡
【体験談】友人の結婚式に着物で参加:目立ちたくないと思ってたけど大丈夫でした!
簡単に私の体験談を。
30歳になりかけ?なるまえ?くらいに、地元の友人の結婚式にお呼ばれしました♪
母親が着物が好きなので、うちの実家にいくつか着物があるのですが「どうせなら着ていこうかな」と思いつきました!!
- どうせみんなは着物なんて着ないよな~
- ひとりだけ着物で目立ちたくないな~
- 注目を浴びたら恥ずかしいかな~
なんて思ったりしましたが、結果的に「大成功」でした!
友人の新婦にも「着物イイね、ありがとう」みたいに言われましたし、周りからも「いいな、いいな」という声が多かったです♪
私自身が「着物はきたいけど、目立ちたくはない」という心理だったので、控えめな着こなしができていたのかもしれません(^▽^;)
やっぱり…「どんな服装か」よりも、素直なお祝いの気持ちを伝えることの方が100倍くらい大切だと思います☆彡
【まとめ】着物は目立ちたがりではない!式典参加の正装です!
今回のブログ記事では、「式典に着物を着る人って、目立ちたがりなの?」という意見について、考察をまとめてきました。
要点をまとめると、以下の通り。
- 確かに着物を着る人は多くなく、目立って浮く側面はある
- 京都では今でも、スーツより着物の方が主流だったりする
- 目立ちたがり屋と言われないために着付けを工夫する
- ①上品で控えめな付け下げがおすすめ
- ②帯や小物も飾り過ぎない
- ③髪型をシンプルにする
いかがだったでしょうか?
お祝い事で着物を着ることは、まったく目立ちたがり屋ではありませんし、むしろ日本古来からの「正装」です!
最近は、男の人でも、女性用の服を着るような時代です♪
「自分が着物を着てチヤホヤされたい!」といった気持ちでなければ、好きな服装をしていいと思います。
TPOさえ弁えていれば、着物を着ていても悪目立ちすることはありません。
人生1度きりの式典ですから、自分が着たいと思うステキな着物姿で参加してみるのはいかがでしょうか!