ブログ初心者の人から、「更新頻度」について質問を受けました。
- 1日3記事投稿すると有利?
- 毎日投稿と、まとめて投稿はどっちがいい?
- 毎日更新するとアクセスが伸びる?
- 更新頻度はSEOに関係ない?
などなど、1日の投稿数についての疑問は割と多いです。
結論から言うと、1日3記事とか1日5記事とかの多重投稿は、SEO的に有利でもないし、不利でもない。
実は、毎日1記事投稿×5日でも、週末に1日5記事投稿でも、どっちでも同じなんです。
アクセスアップに記事数は大切ですが、Googleのアルゴリズムは「記事の量」よりも、「記事の質」を重視する傾向にあります。
ブログ更新頻度とSEO効果について、ブログ歴7年の筆者が解説します!
【Googleの回答】更新頻度より、良質な記事を書いてね
ブログの更新頻度とSEOの関係性について考えるなら、まずはGoogleの評価基準を知っておきましょう。
Googleサーチコンソールのヘルプコミュニティの質問に対して、あるスタッフが以下のように回答しています。
更新頻度はそれほど重要ではない。
ブログ全体の「クオリティ」を高めることが必要だ。
…なるほど。
Googleの評価基準の一つに、ブログの「情報鮮度」「更新頻度」「投稿歴」などは含まれているのですが、重要度はそれほど高くないんですね。
そんなことよりも、良質なコンテンツをアップすることが求められています。
読者の役に立つ記事を量産し、ブログ全体の質を上げましょう。
ゴミ記事を1日5記事UPより、良質な記事を週に1記事投稿すべし
ブログ初心者にも、中級者にも同じことが言えます。
低クオリティなゴミ記事(私も書きがち)を、1日5記事アップするくらいなら、週に1記事でもいいから良質な記事をアップした方が有効。
これが、SEO的な真実です。
2020年~2021年にかけて、さらに「記事数」よりも「記事の質」が重視されるような気がします。
グーグルという会社は、とにかく読者ファースト。
利用者が検索キーワードを入力した時に、どれだけ有意義なコンテンツを上位表示させ、読者に満足してもらえるか。
これだけが、Google的な正義。
ですから、低レベルな記事だったら、1日5記事がんばって更新しても意味ないんです。
じっくりと時間をかけて、週に1記事だけでも、良質な記事を投稿した方がアクセスは増えるでしょう。
1日3記事→1か月100記事でアクセスが伸びるという神話
ブログ初心者の間では、1日3記事とか1日5記事とか、とにかく100記事までは量産するのが良いという噂があります。
1か月で100記事を達成すると、アクセスが増えるとか。
それは、嘘です。神話です。
1日3記事だろうが、5記事だろうが、10記事だろうが、SEO的には関係ありません。
ひとつひとつの記事のクオリティだけが問題です。
ブログ記事100本を達成しても、読者が読む価値のない文章であれば、それは上位表示されることなく「低質なコンテンツ」とみなされてしまいます。
投稿日時や投稿間隔は、あくまでも読者向けのアピール方法でしかなく、Google的には何の意味もないのです。
【ブログ実験】1日1記事×3日と、1日3記事で違いはある?
私のブログで、ちょっとした実験をしたことがあります。
- 1日1記事×3日間
- 1日3記事まとめて
さて、どっちが有効でしょうか?
結果は、冒頭から繰り返し述べている通り、「どっちでも変わらない」です。
Googleクローラーの動きなども注意してみましたが、1日に多数投稿しても、特にSEO的に効果があるという証拠はありませんでした。
逆に、ペナルティなどの悪影響がある、という噂も、間違っていると思います。
1日5記事投稿した人が成功してる…?
ネット上には数多くのブロガーがいます。
中には、1日5記事まとめて投稿して、成功した人もいるでしょう。
しかし、みんな、好き勝手に情報を公開しているだけ。
彼らが成功したのは、もしかしたら5記事すべてのクオリティが高かったからかもしれません。
検索クエリに対して、的確な答えが書かれた「良質なコンテンツ」を5記事、一気に公開すれば、それはアクセスが増えて当たり前です。
1日5記事、やみくもに投稿ばかりしても、意味はありません。
1日何記事書いてもペナルティはない
逆に、1日何記事書いても、SEO的にペナルティ(悪影響)が出る可能性もありません。
知人のブロガーは1日10記事投稿したこともありましたが、特にマイナスの影響はなかったと言っていました。
それはそうですよね。
ブログの引っ越し、ドメインの移管など、
新しいURLの記事が1日100記事以上も追加されることだってあるのです。
それらがペナルティになるわけがありません。
1日何記事でも投稿すればいいと思います。
でも、あえて記事を貯めておいて、一気にアップするという作戦は、意味がないのでやめましょう。
完成した記事から順番に公開していくのが一番
1日3記事投稿しようが、5記事投稿しようが、更新頻度はGoogleのSEO上、そんなに重要ではありません。
つまり、ブロガーとしては「完成した記事から順番にアップしていく」のが一番です。
8割完成した記事から、どんどんアップしてしまう。
そうすることで、サーチコンソールでデータ収集ができますし、読者の反応もうかがうことができます。
完成したコンテンツを貯蓄して、週末に一気にまとめて投稿する作戦は、ぜんぜん意味がないのでやめましょう。
ブログを毎日更新する人が成功する理由はSEOじゃない
ブログ運営履歴を公開している人や、ブログ論を語っている人の中には、こんなことを言う人がいます。
- 毎日更新したからアクセスが伸びた
- 1日3記事とか5記事アップしたから成功した
- 毎日投稿しないと読まれない
何度も繰り返しますが、一日当たりの投稿数は、SEOに無関係。
彼らが成功した理由は、ズバリ、「やる気と根性があるから」です。
急に精神論になりましたが、やはり、1日3記事も5記事も公開できる人は、ブログへのやる気が強い。
そういうブロガーは、どんどん勉強して成長して、やがて結果が出てくるんです。
1日5記事投稿で成功するのか!と、安直にとらえてはいけません。
繰り返しますが、ゴミ記事を何記事積み上げても、Googleからの評価はむしろ下がるばかりです。
1日3記事投稿、1日5記事投稿は、読者へのパフォーマンスとして使う
更新頻度は、SEO的にはあまり評価されません。
しかし、読者へのパフォーマンスとして活用するのは、意味があるかもしれません。
例えば、
- 明日10時に5記事まとめてアップします
- 1日3記事投稿を、30日連続で達成
- 1か月で100記事かきました
- 毎日3記事投稿中!
とか言われると、「おお、すごいやる気だ。真似できん」という気持ちが生まれ、そのブロガーを応援したくなるものなんですよね。
Twitterと連携していれば、ブログ更新の通知が短時間にたくさん届いて、存在感をアピールすることもできるかもしれません。
そういう意味で、1日多数投稿はファンを増やす効果があると言えます。
リピーターが増えれば、ブログの評価は上がります。
そういう副次的な、おまけ的なアクセスアップ効果を期待して、毎日投稿・毎日更新を続けているブロガーは多いようですね。
【まとめ】1日5記事投稿することに意味はない
今回のブログ記事では、1日3記事とか5記事とか、まとめて投稿することの意味について書いてきました。
結論としては、1日何記事書いても、SEO的には関係なし。
有利になることもなく、ペナルティを受けることもない。
特に近年は記事数よりも、記事の質が重視されています。
記事数を増やそうとするあまり、ゴミコンテンツばかり書いてしまうのは逆効果。
低質なコンテンツが増えると、ブログ全体の評価も悪化させてしまいますからね。
そういう意味では、完成した記事からマイペースに着実に公開していくのが一番良いんです。
50記事~100記事ほどブログ記事が貯まってきたら、過去記事のリライトもお忘れなく。
Googleのアルゴリズムって、ものすごい情報量を一瞬で判断しています。
更新頻度はそのひとつの評価基準ではありますが、そこまで重要性は高くない。
PV数もブログ収益も、正攻法でコツコツ増やしていくしかないのです。