漫画・アニメ・映画などが大人気の「けいおん」が、過大評価されているという口コミが多いです。
けいおんの大ファンでもなく、けいおん嫌いのアンチでもない「けいおん好き」レベルの私が、感想を書いてみました。
- けいおんとはどんなアニメ?
- あらすじと最終的な結末は?
- けいおんの人気はどのくらい?
- けいおんは過大評価?
- マンガやアニメに中身・意味は必要?
といった内容を、ブログ記事にまとめました。
個人的な結論としては、けいおんのキャラクターは可愛いし面白いし、レジェンドアニメとして人気&大評判になっている理由が理解できます。
中身がないという意見は分かりますが、意味やメッセージを漫画やアニメに求めるのは、そもそもナンセンスかなと…
制作側のプロフェッショナルから見たときに「アニメの作りこみが悪いので過大評価だ」という意見はあまり目にしません。
京都アニメーションですからね。
今回のブログ記事では、けいおんは過大評価なのか、中身がないからつまらないのか、そんな内容を書いていきたいと思います。
【日常系】けいおんってどんなアニメ?
けいおんとは、どんなアニメでしょうか?
簡単に言うと、仲良し女子高生たちが、ゆるく、可愛く、バンドを結成して楽器練習と学校生活を楽しむアニメです。
原作は漫画。
かきふらい先生による「けいおん!」が『まんがタイムきらら』にて2007年から連載開始。
京アニによってアニメ化され、放送開始したのが2009年。
- 平沢唯(リードギター)
- 秋山澪(ベース)
- 田井中律(ドラム)
- 琴吹紬(キーボード)
- 中野梓(リズムギター)
の5人のキャラクターを中心に、個性ある魅力的な脇役も登場。
軽音学部に入部して、「放課後ティータイム」というバンド名で活動する日常を描いています。
ゆるくて平和で、恋愛や事件などとは無縁の、
ある意味では「中身がない」アニメに仕上がっています。
日常系・空気系と呼ばれるジャンルで、あずまきよひこ先生の「あずまんが大王」「よつばと」がルーツになっていると言われています。
▶【よつばと】よつばの生い立ち・出身・母親は?ファンタジー的魅力【謎のまま】
軽音アニメは京都アニメーション制作&楽曲がすごい
アニメーションは京アニ制作なので、作画のクオリティが高いと評判です。
また、けいおんはバンド・楽器のアニメなので、楽曲にも注目です。
みんなで演奏する曲たちは、基本的には可愛いのですが、クオリティは抜群に高い。
女子高生が演奏するのは無理でしょ…というギャップがありますが、それもまた面白い。
私もバンドサークルでベースを演奏した経験がありますが…放課後ティータイムの曲は難しすぎる!
でも弾いていて楽しい曲が多いです!
アニメは一期・二期があり、
マンガでは続編が二冊出ています。
2011年には映画化もされ、これも大ヒットを記録。
とにかく、けいおんは、社会現象を巻き起こしたすごい漫画&アニメなんですね。
けいおんのあらすじ・ストーリー※最終回のネタバレ含む
そんな平和なバンドアニメ・けいおんのストーリーとあらすじを簡単にまとめます。
高校1年生
桜が丘高校の軽音楽部は、三年生の部員が全員卒業してしまい、廃部寸前。
新入生で音楽好きの田井中律と秋山澪は幼なじみ。
軽音部への入部を決めたところへ、同じく新入生の琴吹紬が合唱部と間違えて軽音部の部室に来た。律と澪の漫才のような面白いやり取りを見て、軽音部に入部することにする。
「四人揃わないと廃部」と顧問の山中さわ子に言われていた時、何部に入るか迷っていた新入生の平沢唯が「軽い音楽って、カスタネットとか口笛とか、簡単なことしかやらないのだろう」と勘違いして見学に訪れる。
律、澪、紬は何とか最後の四人目を引き入れようと、唯の前で演奏する。
律が感想を尋ねると、唯は「何て言うか、すごく言葉にしにくいんだけど…あんまりうまくないですね」と率直に言ってしまう。しかし、三人の演奏に心を奪われ、軽音部のメンバーは四人になり背部は免れた。
しかし、放課後の部室では、紬が持ってくる紅茶やお菓子を食べて、のんびりと語らうばかり。
合宿を頑張ってみるものの、自分たちが楽しんで活動することが一番だと気が付く。
学園祭では初めてライブをする。
ボーカルの不調もあったが、ステージ上で四人は感動の経験をした。
観客が喜ぶ姿を目にして、自分たちの音楽が人を喜ばせる嬉しさを実感する。
高校2年生
二年生になり、新入生歓迎会で行ったライブに魅かれた中野梓が新しく入部。
真面目な彼女は、おしゃべりしてばかりの先輩たちに落胆するも、いざという時には素晴らしいライブをする先輩達のペースにはまっていく。
顧問さわ子の発案で『放課後ティータイム』と命名し、5人編成で学園祭のライブへ出演するのだが、トラブル続出。
ボーカルの唯が風邪を引き、治ったと思ったら、当日、ギターを忘れて慌てて家まで取りに帰ることに。
急遽さわ子がギター、澪がボーカルを担当して一曲終えたところで、唯がステージに登場。全員揃った放課後ティータイムの演奏は、会場を去年以上に熱狂させて大成功。
夏フェスや京都への修学旅行もゆるく楽しく平和に描かれ、最終巻は三年生の卒業まで描かれます。
高校3年生
学園祭の最後の締めが、放課後ティータイムのライブに決定。
顧問のさわ子発案のサプライズで、生徒みんなが唯たちメンバーと同じ「放課後ティータイム」のTシャツを着用。
最高の一体感でライブは大盛り上がり。最高の学園祭となる。
進路に悩むメンバーだったが、推薦入学を狙っていた澪が「みんなと同じ大学に行きたい」と言い、4人とも、紬の志望しているN女子大学を目指すことに。
困難をゆるくも必死に乗り越え、4人は受験に合格。
後輩の梓に軽音部を託し、高校を卒業。
梓が涙を流しながら先輩を見送るシーンは感動もの。
以上、最初から最後まで、終始ゆるくて平和な世界観がキープされています。
キャラクター自体がかわいいので、見ているだけでも楽しいし癒されるし、萌えるのですね。
けいおんはどのくらい人気?ヒット記録・受賞歴
アニメ好きなら知らない人はいない「けいおん」ですが、どのくらい人気なのでしょうか?
ヒット記録や受賞記録を見てみましょう。
- アニメージュ第32回アニメグランプリ
- 日経MJ2009年ヒット商品番付西前頭
- 東京国際アニメフェア2010・第9回東京アニメアワード優秀賞テレビ部門
- キネマ旬報社DVD・オブ・ザ・イヤー2009最優秀TVアニメ・OVA賞
などなど、アニメ業界の中でも評価が高いです。
オタクと呼ばれる人たちの間でも、賛否両論あるにしろ「ほとんどの人が見ている」という点では、大人気で超有名で定番のアニメであることは間違いありません。
楽曲・テーマソングもオリコン常連
そういえば、けいおんは楽曲も大ヒット。
https://www.oricon.co.jp/news/75932/full/
アニメ放送中にはオリコンCDランキングの上位の定番にもなりました。
オープニングテーマ「GO!GO!MANIAC」と、エンディングテーマ「Listen!!」は、シングルランキングで初登場1、2位を同時獲得。
また、アニメのキャラクター名義でのシングル首位は、オリコン史上初の記録。
- 第24回日本ゴールドディスク大賞特別賞
- 第14回アニメーション神戸賞主題歌賞(ラジオ関西賞)
なども受賞しています。
けいおんは過大評価されたアニメ?賛否両論
「けいおんは過大評価されたアニメだ」という人がいます。
アニメオタク?の間では、結構、賛否両論があるみたいです。
けいおん!へのマイナス口コミ。批判(つまらない)
けいおんに対するネガティブ意見・批判は以下の通り。
- キャラクターが可愛くない
- ストーリーがぐだぐだ
- つまらない
- 中身がない
- 中身がないのがいいとか言ってる奴
- 作画がすごいのがもったいない
- 京アニの無駄遣い
- 盛り上がる回がない
といった批判です。
確かに、けいおんの世界観は終始ゆるく平和で、特に何も起きません笑。
ストーリーに中身がないというのは、ごもっともな批判だと思います。
けいおんは面白い!可愛い!
上記のような非難に対して、擁護するファンもたくさんいます。
筆者も、普通に面白いと感じましたし、可愛いし、曲も良い。
- 中身がないのがけいおんの良いところ
- ゆるい日常系だから誰でも見れる
- 毒がないストーリーが一番
- 何も考えずにみれる
- とにかく可愛い
- 曲が素晴らしい
- やるときはやる皆が好き
といった好意的なコメントが圧倒的。
過剰評価と言っている人たちにとっては、「中身がないアニメはつまらない」という意見なのでしょう。
それはもう、個人の価値観です。
批判厨だなんだと、論争をしている掲示板もありましたが、
まあ、アニメの感じ方は人それぞれでいいですよね。
いずれにしても、多くの人に見られているわけですから「大人気アニメ」「大ヒットアニメ」であることは間違いないです。
個人的には、毒のない、ゆるい日常系アニメは、好きです。
アニメ評論家の批評も。オチがない、成長がない…
けいおんには、ファンだけでなく、アニメ評論家からも批評があります。
- 挫折や成長が見られない
- メンバー間の対立がない
- 恋愛関係がない
など、アニメの見どころとなるドラマチックな要素が抜け落ちているといった批判。
京都国際マンガミュージアム所属・伊藤遊さんは、
四コマ漫画の基本である「起承転結」や「オチ」が重視されていない。
ストーリーがないため、登場人物が成長しない。
といった批評をしながらも、現代人の思考とマッチしている、としている。
アニメ評論家の古谷経衡さんは、全員同じ大学に進学することに失望した。
どう足掻いても3年で終わってしまう高校生活の儚さや、離別によって完成する青春というテーマを踏みにじっている、と批評した。
なるほど。
専門家の批評を聞くとそう思うところもありますが…
アニメ評論家って何?
人それぞれ、楽しかったと思う人もいれば、つまらなかったと思う人もいます。
- バンド漫画はこうあるべき!
- キャラクターが成長すべき!
- 起承転結があるべき!
といった考え方は、全てのアニメを紋切型で評価してしまっているのではないかと思います。
まあとにかく、
賛否両論あるのが、人気の証拠でもありますよね。
マンガやアニメに中身は必要?意味やメッセージはいらない
けいおんに限らず、漫画やアニメに中身・意味・メッセージは必要でしょうか?
私は、必要ないと思います。
ワンピースなどの人気漫画では、
- 仲間との信頼関係
- まっすぐ正義を貫く力
- 周りを巻き込む魅力
- 悪い奴は倒される
- 仲間の中に敵もいる
- 敵かと思ったら仲間
- 兄弟の絆
- 大切なものを守る
- 自己犠牲の愛
みたいなメッセージ性があるように思います。
※途中までしか読んでません。
しかし、そもそも、漫画やアニメは「娯楽」です。
楽しければOKです。
そこに無理矢理メッセージ性や意味を求めると、作品が窮屈になることもあると思います。
しかも、逆に「毒のメッセージ」になったりもします。
例えば「自己犠牲の愛が素晴らしい」といったメッセージは、
ストーリーとしては美しいですが、日常的に利他主義になると、自分の価値観が押しつぶされてくると思います。
これが正義だ、と漫画やアニメに教わらなくても、自分なりの正義感や軸があればそれでいいのにな、と思ったりもします。
その点、日常系と呼ばれる、ほのぼのと平和な世界観を基本とするアニメだと、
中身はない方がいいのかもしれません。
メッセージをストーリーに入れ込むのではなく、
ただ単にキャラクターたちが可愛く面白く、平和に何気なく過ごしている描写が、落ち着きます。
けいおんは、そういうアニメの最たる例でしょう。
アニメ・けいおんは過大評価?ストーリーに中身がない【なぜ人気】
今回のブログ記事では、アニメ・けいおんについて情報をまとめ、過大評価だという批判があることに触れました。
いかがだったでしょうか?
京都アニメーションが作ってるから人気が出ただけで、ストーリーに中身がない、ぐだぐだの作品だ、過剰評価だ、という意見がありました。
そのような批判は結構多いのですが、
誰かが反論していたように「中身がないのもけいおんの魅力」だと思います。
なぜ人気なのかというポイントは人それぞれ。
京アニが制作して、キャラクターが可愛くて、楽曲のクオリティが高くて、女子バンドというジャンルで、人気が出たのではないでしょうか?
ちなみに、アニメオタクからは、あずにゃんが人気のようですが、私には理解できません^^;
元気でパワフルな、りっちゃんが好きです。
※私はアニメ好きの女性です。
賛否両論あるのは、人気アニメの宿命だと思います。
人気だからこそ、批判したくなる人もいますしね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
以下、私が好きなアニメや漫画を紹介します。
何か他にも、おすすめがあったら、教えてください。
けいおん好きにおすすめのアニメ・漫画
けいおん好きの人におすすめの漫画・アニメを紹介させていただきます。
ゆるくて、平和で、ほのぼのとした世界観の日常系が好きです。