おジャ魔女どれみのメンバーが大人になった「その後」って、ご存知ですか?
どれみ、はずき、あいこ、おんぷ、ももこ、ハナちゃん、ぽっぷ…小学校卒業後、どんな人生を歩んでいるのか、小説版のあらすじ内容をネタバレしていきます!
おジャ魔女シリーズはアニメ当時から現実とリアルに向き合う物語でしたが、『おジャ魔女どれみ16~20』シリーズでも、かなり波乱万丈な「その後」が描かれています…。
以下、ネタバレ注意です!覚悟のある人だけ読んでください☆彡
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では、
簡単に「ラノベ小説全巻」から結論を抜き出しました。
- どれみは浪人生活&学校の先生
- はづきは借金問題&パリで妊娠
- あいこはアキレス腱断裂&オリンピック
- おんぷはお母さんが死亡&舞台女優
- ももこはパティシエール留学
- はなちゃんは妹の存在を知る&東大医学部
- ぽっぷはピアノの挫折&きみたかの存在
おジャ魔女どれみのDVDは全巻持ってますし、小説版も16~20まで何度も繰り返し読んでいる筆者が、マニアックに紹介していきます。
ちなみに、多くのファンの間で「おジャ魔女どれみの小説、内容がひどいのでは…?」という口コミがあります。
なにがヒドイのか…そして何が素晴らしいのか…
すべて解説します☆彡
おジャ魔女どれみの大人版「その後」をネタバレ!7人の続編
おジャ魔女どれみシリーズのアニメは、どれみたちが小学校を卒業するタイミングで終了となります。
メンバーはその後、どうなっていくのでしょうか?
結婚するメンバーはいるのか…?
それを描いてくれたのが、アニメで脚本を担当していた栗山みどりさん!
「他の人が書くくらいなら、私が書きたいと思いました」と、ライトノベルを書くなんて初めてにも関わらず、すごい「おジャ魔女愛」です。
高校入学となる16歳からのメンバーの「その後」を、超簡単にまとめてみました。
当然ながら、完全なるネタバレなので、小説を読むか迷っている人は閲覧注意。
▶【おジャ魔女の恋愛&結婚】小竹どれみ?矢田はづき?有馬あいこ…どうなる?
①春風どれみのその後【小学校の教師に。小竹とは結婚?】
主人公の春風どれみは、その後どうなるのでしょうか?
簡単にまとめると…
中学2年の時、小竹哲也にラブレターを渡して告白するも、返事がない。
フラれたと本人は思っているが、実は小竹は超喜び&ビビり&サッカー馬鹿だっただけ。
親友たちと違って、将来の夢がないことに悩む。
MAHO堂でバイトしながら、高校生活。
小竹と気まずい関係になっていたが、しっかり向き合って話をしてみると「ごめん、返事を書こうとしているうちに出しずらくなっちゃって。必ず手紙で返事する」と小竹。
小竹は「美空高校サッカー部で国立(全国大会)に行けた時、告白する」とラブレターの返事をどれみに渡す。
どれみはサッカー部のマネージャーになることを決意。 猛勉強を始める。(サッカーの)
高校三年の時、小竹の活躍で全国大会に出場。
FLAT4のいるチームにも勝って、全国で準優勝に輝き、美空海岸で告白を受ける。
どれみと小竹、キスする(*’ω’*)
(おジャ魔女メンバーはカニに変装して様子を見に来ていた)
どれみは小学校の先生に向いていると気が付き、教師になるのが将来の夢になり、猛勉強を始める。(大学受験の)
猛勉強するものの、大学受験は失敗。
1年間、浪人する。
ハナちゃんや、おかまの司さんの協力もあり、浪人生活の末、希望校に合格。
その後、運命的に、美空小学校の3年2組(はずき、あいこと出会ったクラス)の担任の先生となる…!!
学年主任はなんと関先生…!
ここまでがあらすじです。
小竹とどれみの交際は割合順調なので、将来は結婚しそうな感じですね^^
▶【おジャ魔女の恋愛&結婚】小竹どれみ?矢田はづき?有馬あいこ…どうなる?
②藤原はづきのその後【バイオリニストに。矢田君と妊娠】
はづきちゃんは、中学受験をして、カレン女学院でバイオリン専攻として頑張る。
高校でも順調に成長するが、学校内の「裏サイト」でいじめに遭ってしまう。
犯人は仲良くしていた同級生の向井莉子ちゃんだったが、向井さんとはその後、親友&バイオリンのライバルとして、仲直り。
海外のコンクールで準優勝となるが、優勝者との差を感じる。
どれみの同級生・丹羽さんにメイクをしてもらい、「ルナ」という芸名でジャズを演奏したり、老人ホームでポップスを演奏したり、バイオリンの幅を広げる。
はづきの父親は有名な映画監督だが、時代劇の公開を控えたタイミングで主演男優の覚せい剤利用が発覚する。
はづきの父は個人資産で映画を撮影していたため、公開中止で大赤字を抱え込む。
両親は大豪邸を売りに出すことに決めて、小さなマンション住まいを始める。
住み込みお手伝いの「ばあや」は北海道の長万部へ帰って、お別れとなる。
高校3年ではパリの国際コンクールで優勝し、パリの音楽大学にバイオリン留学することを決める。
父親はテレビCMの撮影に、はづきが作曲した曲を起用。
出所不明の名曲に、ちょっとした社会現象になったりもする。
付き合っている矢田まさるとは、高校時代も色々とあったが、おおむね順調な交際。
矢田くんはジャズのトランペット奏者を目指して、頑張っている。
美空高校卒業後は、アメリカに渡ってジャズを学ぶことに。
おジャ魔女どれみ20’sでは、なんと妊娠して矢田はづ「出来ちゃった結婚」という衝撃の展開に。
正式に結婚して「矢田はづき」になるわけですね。
衝撃の「その後」に、はづきファンは頭を抱えたことでしょう…。
③妹尾あいこのその後【100M日本記録からマラソンランナー】
妹尾あいこは、両親が再婚して中学校を地元・大阪で過ごす。
高校からは美空市に帰ってきて、どれみと同じ美空高校に通うことになる。
陸上部でインターハイの常連になり、短距離の花形100メートル走で快進撃。
オリンピック選考会の大会では、日本新記録を樹立するも、ゴール直後にアキレス腱を断裂。
数か月も走ることができず、陸上は諦め、世界一のトレーナーになることを目指す。
トレーナーの勉強をしつつも、リハビリを頑張る。
はなちゃんの妹を探しにヨーロッパへ行ったとき、短距離走の元オリンピック選手だったが、ケガで車椅子生活となった海外選手に出会う。
「あなたはまだ走れるじゃない。私は車椅子でパラリンピックを目指すわ。あの風を切る素晴らしい感覚、あなたなら分かるでしょう?4年後に会いましょう」と、カッコいい台詞に感動。
再び、陸上選手として頑張ることを誓い、400メートルの中距離選手となる。
全国3位に輝くなど復活するが、なんとなく殻を破れずにいたところ、偶然、美空市の駅伝チームに参加することになる。
5キロも走ったことがなかったが、なにわのド根性で爆走。
それを見ていた早稲田大学陸上部のコーチが、「マラソンで世界を目指せる」とスカウト。
あいこは所沢の早稲田大学競争部に入学し、長距離ランナーとして勝負することに。
おジャ魔女どれみ20’sでは、オリンピックに出場できず、ついに選手生命が絶たれる怪我を負うことになります…。
あいこの「その後」は、何度もケガに泣かされ、切ない。
幼なじみというか、腐れ縁の有馬君(アンリマー)とは、破局します。
アニメ版では結婚の約束をしたこともあったアンリマーとあいこですが、アンリマーは女の子をナンパしまくる「ドアホ」になっていました。色恋沙汰はあまりなく…残念。。
④瀬川おんぷのその後【母親の死と、舞台女優】
おんぷちゃんは、中学3年の後半から、どれみたちと連絡が取れなくなります。
実は、仕事に張り切りすぎていた母親が、脳梗塞で倒れてしまい、北海道稚内市で介護をしていたのです。
(父親は長距離列車の運転手で、北海道支店に勤務)
チャイドル(子どもアイドル)として大活躍したおんぷちゃんでしたが、ガザマドンの二番煎じ映画が興行的に大コケしてしまい、人気が下降している状態でした。
どれみたちと出会ってからは、女優として本格的に活動することを決意し、ボイストレーニング・ダンス・英会話など、地道な努力を続けます。
チャイドルのイメージが強くて、オーディションでは何度も落選しますが、諦めません。
そしてついに「演じる」ことの本当の楽しさ、面白さに気が付いたオーディションで合格。
「ブルームーン」という、本格的な舞台で、女優として大復活を果たします。
日本で大ヒットしたブルームーンは、フランス、イギリスでも講演が決定。
おんぷちゃんも、海外で活躍する舞台女優になります。
その後は映画やドラマで活躍し、共演子役に恋愛感情を持ったりもしました。
しかし、急に母親の容態が悪くなり、ドラマの出演を降板すると、どれみたちの前からも姿を消してしまいます。
オヤジーデの魔法の協力ももらい、「とにかく家族でゆっくり看取りたい」と魔法の結界を張るおんぷちゃん。
「自分のために魔法を使ってはいけない」というルールも破ってしまいます。
そして、おんぷちゃんの母親は、北海道の病院で息を引き取りました。
死んでしまった母親に、「ルピナスの子守唄」をうたうおんぷちゃんが、もう。。。
(小説なのに、大号泣)
母親の死から立ち直り、父親との距離が縮まり、再び女優として立ち上がるおんぷちゃん。
▶【感動の神回】おジャ魔女どれみで死が関係する話【のんちゃん早死に…】
ブロードウェイの本場、ニューヨークに渡り、女優の勉強を続け、再びスポットライトを浴びることになります。
結局、瀬川おんぷは、シリーズ中には彼氏ができなかったですね。
⑤飛鳥ももこのその後【パティシエールに】
ももちゃんは、中学校を海外で過ごします。
おジャ魔女メンバーとはバラバラですが、高校で日本に帰ってきます。
ニューヨークでもお菓子作りを勉強していたので、ももこ帰国後はMAHO堂はスイーツハウスに改装。
パティシエールのプロ(一応お金をもらってるので)として、お店を任されることになります。
高校生活のほとんどをスイーツ作りに捧げるももこ。
MAHO堂の隣に、有名スイーツのEugene(ユージン)が出店されると、そこのチーフパティシエ藍くんに高度な技術を教えてもらい、そして恋をします。
早速、「藍くんの彼女候補に立候補してきたヨ!」というアメリカンなももちゃんですが、フランスから藍くんを追ってきた元彼女には勝てず、軽い失恋。
学生のパティシエコンクールに2度挑戦するも、結果は4位と6位と奮いません。
魔女問屋のデラが持ってくるバターは、人間界ではかなり上質な部類で、いつもと違う材料と機材にうまく対応できなかったのが敗因。
また、海外で忙しく働く父親と、フリーでカメラマンをしている母親は、ももこをとても大事にしているものの、それぞれの仕事も大事にしていて離婚危機に。
別れはしないけど、バラバラに別居するスタイルに落ち着き、ももちゃんはパリの製菓学校にパティシエ留学。
日本に帰国後は、Eugeneのパティシエールとして働き、魔女モンローのお店をふっかつさせるために奮闘!
シェアハウスMAHO堂に併設のカフェでも大活躍。ももちゃんの恋愛要素は、相変わらずのストレート勝負!!
⑥ハナちゃんのその後【ゆめちゃん&東大医学部】
巻機山はな(ハナちゃん)は、魔女界の幼稚園で順調に成長していました。
しかし、どれみたちが高校生になった時、人間界にちょくちょく出現し、エッフェル塔の上などでアコーディオンを弾いていたのです。
パリの人たちがYouTubeに動画をアップして、話題になっていたところをおんぷちゃんが発見し、みんなではなちゃんに会いに行きます。
(一般人に、魔女だとバレるとまずいことになるので)
パリで数年ぶりにどれみたちと再会したはなちゃん。
「はなちゃんね、妹のゆめちゃんを探しているの。アコーディオン弾いてれば、ゆめちゃんが気が付いてくれないかなと思って」とはなちゃん。
実は、魔女界のウィッチークイーンローズで女王候補の赤ちゃんが生まれるとき、姉妹2人で生まれるのですが、姉妹同士の争いを避けるためにお互いに存在を知らされていないんだとか。
(マジョリカとマジョルカも姉妹だったという衝撃の事実…)
はなちゃんは、魔法で高校生の姿になり、人間界に留学することを現在の女王様に許可してもらいます。
少ない手がかりを頼りに探していると、ゆめちゃんは、佐倉未来さん(マジョアヴェニール)と行動を共にしていることが発覚。
アニメ版で「魔法を使わない魔女」として登場し、どれみにガラス作りを教えてくれたのが佐倉未来でした。
(細田守が演出した神回として有名)
ヨーロッパのガラス展で、はなちゃんはマジョアヴェニールと対面。
ゆめちゃんに会わせてほしいと頼むが、「12歳になるまで待ってほしい」と未来さんは答えます。
人間界で暮らしてきたのに、いきなり魔女界とか姉妹とか言われても、混乱するだけだ、という理由。
はなちゃんは納得するものの、どうしても実の姉妹に会いたくて魔法で犬に変身し、ゆめちゃんと会うことができた。
はなちゃんは美空高校でメキメキと成長し、あっという間に東大合格レベルに。
魔法でも他人の怪我や病気を治すのは「禁断の魔法」とされているため、人間界の最先端の医療を学ぶため、東大医学部を目指します。
その後、ゆめちゃんと再会してしっかり話をすることもでき、はなちゃんは東大医学部の学生として頑張ります。
⑦春風ぽっぷのその後【カレン女学院→ピアノの先生】
おジャ魔女どれみ16シリーズでは、妹のぽっぷの登場機会は少ないです。
相変わらずしっかり者で、生意気な面は変わりませんが、かなり立派な大人っぽい中学生として登場します。
はづきと同じカレン女学院の受験に合格し、ピアノ科で頑張りますが、ピアニストを目指していた母親と意見の対立が目立つようになります。
心配していたどれみは、ぽっぷと一緒に北海道のキミタカ君を訪ねることに。
キミタカは、幼稚園時代にぽっぷに告白し、北海道日高の馬牧場で手伝いをしていました。
いじめっ子だったきみたかが、目を輝かせて「世界一の馬牧場を作る」と言っているのを目の当たりにしたぽっぷは、悔しさを感じてどれみに相談。
「私、プロのピアニストにはならない。ピアノの先生になりたい。お母さんが家でピアノを教えているのを見て、とてもいいなと思ったから」と。
どれみは、母親にちゃんとその気持ちを伝えたらいいよ、とアドバイスして、美空市に帰ります。
ぽっぷは、その後、ピアノの先生として活躍するのでしょう。
小説版では魔女見習いにはなりませんでしたが、相変わらずいい味を出していました。
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「おジャ魔女どれみ16~20’sの小説がひどい」という口コミ
実はおジャ魔女どれみ16~20’sの小説内容には、賛否両論があります。
- はづきを妊娠させるのはひどい
- あいこが怪我の連続でひどい
- おんぷのお母さんが病気で死亡とはひどい
↑正直、このような批判は、覚悟の上でしょう。
それでもおジャ魔女どれみ製作チーム(栗山さんと影山さん)は、「世の中、つらいことや予想外のことは起こる」というリアルを描いたのだと思います。
もともと、原作アニメの脚本でも、わりと重くて暗くて辛い現実と向き合ってきましたよね。
(参考:【離婚や不登校】おジャ魔女どれみは暗い/重い/悲しいストーリーが多い)
自分の力で、そして仲間の力で、辛い壁を乗り越えていこうというメッセージだと受け止めました。
(私もやっぱりショックでしたけどね…。)
【まとめ】おジャ魔女どれみ、その後!小説版がひどいって口コミあるけど…
今回のブログ記事では、おジャ魔女どれみ16シリーズのあらすじ・ネタバレを、キャラクターごとに紹介してきました。
はづきとおんぷちゃんが特に波乱万丈。
衝撃の「その後」が描かれていますが、やはりおジャ魔女どれみシリーズのストーリーは素晴らしい。
魔法をベースにしたファンタジーではなく、現実をベースにしたリアリティ。
生きていれば必ず襲い掛かってくる挫折、災難、苦難に対して、魔法を使わずに向かい合っていくおジャ魔女たちの「その後」の姿が描かれています。
もちろん、今回あらすじ&ネタバレとしてまとめた内容は、筆者の個人的な読み方で、かいつまんだものです。
小説を全編読んでみると、深い人間模様や、心の葛藤が描かれていて、感動します。
日本では芥川賞とか、直木賞とか、そういう本ばかりが注目されますが、いやいやもっと身近なところに名作があるのに。
子どもではなく、大人が読むべき、面白い小説です。
是非、買って読んでください。
おジャ魔女どれみシリーズの売り上げに貢献し、続編やアニメ化を応援しましょう。(ガチです)
▶【関Pが語る】小説版おジャ魔女どれみ16~19シリーズはアニメ化される?
改めて、要点まとめ。
- どれみは大学浪人するけど小学校教師に
- あいこはアキレス腱断裂するもマラソン転向
- はずきは豪邸を売却することになるもバイオリンで世界へ
- おんぷは母親が死んでしまうもニューヨークで舞台女優に
- ももこは離婚危機やコンクール落選を乗り越えパティシエールに
- はなちゃんは妹のゆめちゃんを追いながら東大医学部
最後までご覧いただき、ありがとうございました。