おジャ魔女どれみシリーズのラストにて、最終的にどれみたち魔女見習いは「魔女にならない」という選択をしますよね。
- 人間と魔女の違いとは?
- どれみたちが魔女にならない理由は?
- 魔女界はどれみたちが人間のままでいいの?
- ハナちゃん号泣→立ち直りの理由は?
このような情報を、ブログ記事にまとめました。
結論としては、家族や友人と同じ時を過ごすことを大切に思い、さらに「魔法を使わなくても夢は自分の力で叶えられる」という自信を手に入れたため、魔女にならない決断をしています。
魔女になると寿命が1000年以上になり、なかなか歳をとらなくなります。
人間界では生きにくく、つらい思いをする魔女も多いのです。
(先々代の女王や、佐倉未来など)
あれだけ「魔女になりたい」と願っていたどれみたち魔女見習いが、『おジャ魔女どれみどっか~ん!』の最後で魔女にならなかった理由について、考察してみます。
おジャ魔女どれみ「魔女にはなりません」
おジャ魔女どれみドッカ~ンの第50話「さよなら、魔女見習い」が該当のシーン。
最終回51話は卒業式。そのひとつ前の回ですね。
魔女見習いとして人間界も魔女界も救ったドレミたちは、女王様から「魔女になるかどうか、1か月で決断しなさい」と言われます。
悩んだ末に出した答えは「私は…私たちは…魔女にはなりません!」というものでした。
すっかり全員で魔女になれると思ってたハナちゃんは大ショック…!!
どれみはあんなに魔女になりたがってたのに…
なぜ魔女にならない決断をしたのでしょうか?
なぜどれみたちは魔女にならない?理由は2つ
どれみ、はづき、あいこ、おんぷ、ももこ、ぽっぷの6人は、魔女になる権利を与えられました。
魔女になるのが夢だったどれみを始めとして、なぜ全員が魔女にならないことを選んだのでしょうか?
簡単に言うと、理由は2つ。
- 魔女になると寿命が延びてしまい、家族や友人と違う時間を生きることになるから
- 魔法を使わなくても夢を叶えることはできると知ったから
端的に言うと、「魔法よりも大事なものを選んだ」ということです!
もう少し詳しく見てみましょう☆彡
理由①魔女と人間の違い…寿命が変わってしまう
重要なのは、魔女と人間の寿命の違いです。
魔女は1000年以上も生きることができます。
どれみたち魔女見習いが魔女になる儀式を済ませると、その時から時間の流れが変わってしまうのです。
人間界で暮らしていても、自分は歳を(ほとんど)取らない。
両親が死んでいくのを見届け、さらには自分の子どもや孫がこの世から去っていくのも見届けることになります。
これはツライ…。
「家族や友人たちと同じ時間を過ごし、一緒に生きていきたい」という人間として生きる理由として、かなり大きいでしょう。
理由②魔法を使えなくても夢はかなえられる
もうひとつの理由。
魔女にならなくても、夢はかなえられると知ったこと。
そもそもどれみたちが魔女見習いになった理由は、だいたい、最終回までで達成してしまってるんです。
どれみが魔女になりたかった理由
どれみが魔女になりたかったのは「好きな人に告白できる勇気が欲しかったから」です。
魔女見習いとして色々な困難に挑戦してきたどれみ。
「これって魔法を使わなくてもできる」という自信が出たのだと思います。
子どものころから魔女にあこがれていたどれみは、メンバーの中でも特別に魔女へのあこがれはあったと思いますが、それでも家族や友達との時間が「魔法よりも大事」だと思ったのでしょう。
はづきが魔女になりたかった理由
はづきが魔女見習いになった理由は「ママに思ったことをちゃんと言えるようになりたい」というもの。
中学校の進路先のことなど、しっかりと2人で話せるようになってきたので、もう魔法は必要ないということですね。
あいこが魔女になりたかった理由
あいちゃんが魔女見習いになった理由は「おとうちゃんにラクさせてあげられるかな」というもの。
おとーちゃんをラクにするどころか、離婚した両親の再婚が「魔法なし」で叶ったわけですから「そやからええねん」と言うでしょう。
おんぷが魔女になりたかった理由
おんぷちゃんが魔女見習いになった理由は「ママが果たせなかった芸能人としての夢を叶えるため」でした。
しかし、今は夢は自分で掴み取るものだと、実感。
英会話を頑張ったり、自分で努力することを覚えたのですね。
ももこが魔女になりたかった理由
ももちゃんは、アメリカの友達(ベス)に会いに行きたい気持ち&魔女モンローを生き返らせたいという想いで魔女見習いになりました。
しかし、禁断のまほうは失敗。そして友人とは距離がどんなに離れていても友情は永遠につながっていると分かったから、もういいのだということ。
ぽっぷが魔女になりたかった理由
ぽっぷが魔女見習いになったのは、「お姉ちゃんがなってたから」というもの。
どれみの後を追う妹なのです。
だから魔女にならない理由も「お姉ちゃんがならないなら、私もならない」というものでした。
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「私たち魔女にならない」→はなちゃん号泣→立ち直り
どれみたち6人が魔女にならないと知り、一番ショックなのがハナちゃんです。
自分は生まれた時から魔女ですが、
母親として、そして魔女見習い仲間としての6人と、一緒に魔女になることを夢見て頑張ってきた1年間。
しかし、どれみ達が魔女にならないということは、ハナちゃんだけ魔女界に居続けて、みんなとは(しばらく)会えなくなるということ。
もっと言えば、一人だけ寿命が1000年で、どれみたちは100年後には死んでしまうわけですね。
これは悲しい。とても子供のハナちゃんには飲み込めない話です…。
はなちゃんは号泣し「みんなハナちゃんのことが嫌いなんだ。もういい」と怒ってしまいます。
どれみはハナちゃんの気持ちに寄り添いながら、「私だって胸が張り裂けそうなくらい辛いよ。でもハナちゃんが魔女界で立派な女王様になればいつでも会えるし、私たちは人間界で魔女の存在を子供や孫に語り伝えていく」と説得します。
ハナちゃんも、ようやく納得。偉い。
立派な女王様になって、どれみ達に会いに行くと約束します。いい子ですね。
魔女界側は、どれみたちが魔女にならないでOKなの?
ここで視点を変えてみましょう。
魔女界の女王様は、どれみたち6人に「魔女界と人間界の橋渡しになってほしい」と期待していたわけです。
見習いタップを貸し出して魔法を使えるようにするだけでなく、随所で「魔女見習いびいき」を繰り返してきました。
(かなり、ひいきしてます笑)
結果的には4年間も、人間を魔女見習いとして育ててきたわけです。
しかし、最終的には「魔女にならない」と断られてしまう。
女王様は「どれみちゃんなら、そう言うと思っていました」と冷静&寛大な対応を示します。
よく考えれば、次期女王候補のハナちゃんを人間(どれみたち)に育ててもらうことで、既に人間界と魔女界の交流の「大きなきっかけ」にはなっているわけです。
どれみたちの活躍のおかげで、魔女界側でも、人間に対しての嫌悪感や警戒感が薄れ、交流回復に前向きになったというメリットがありました。
なので、魔女界の女王様は、どれみたちが「魔女にならない」という判断を尊重し、受け入れてくれます。
魔女見習いの誰かひとりくらい魔女になってもよかった…?
魔女見習いメンバーの全員が、魔女にならなかったラスト。
ネット上では「誰か一人くらい魔女になっても良かったのに」という口コミもみられました。
例えば、あいこ。
両親が再婚したとはいえ、今後も苦労は多そうだし、繊細だけどもメンタルが強いので、寿命の長さにも耐えられるんじゃないかという意見。
しかし、私は違うと思います。
あいちゃんも、どれみ達との友情が大事だし、大好きな両親が再婚したからこそ、その娘として、同じ時間を過ごしていきたいのではないでしょうか。
おジャ魔女どれみシリーズ全体を通して、家族や友人との愛情関係を描いていますので、最後の最後まで「魔法よりも大事なもの」を貫いたストーリーになっているのでしょう。
※ひとりだけ魔女になったらストーリー性が滅茶苦茶です…汗
【まとめ】おジャ魔女どれみ、魔女にならなかった理由は寿命と自信だった
今回のブログ記事では、おジャ魔女どれみ(ドッカ~ン)のラストで、どれみ達が魔女にならなかった理由を解説してきました。
改めて結論をまとめると、
「家族や友人と同じ時間を生きることが大切と思ったから」「魔法を使わなくても夢を叶えることはできると知ったから」という2つが理由でした。
ハナちゃんは正式に魔女になり、どれみたちは魔女界から人間界に帰っていきます。
最後の最後まで、考えさせられる深いストーリー展開。
みんなの悩む気持ちを表現するかのように、美空町の夕焼けの中、歩いて帰る5人の姿なども印象的なシーンでした。
みなさんも、是非、おジャ魔女どれみをじっくりと観てください。感動しますよ。