専業主婦やパート主婦の人と話していると、「人生が楽しくない」「毎日つまらない」という悩みを聞くことがあります。
- 主婦は忙しすぎる?
- 孤独感や無力感を感じやすい役割?
- うんざり…生きるのがしんどい…うつ病?
- 毎日つまらないパート主婦が変わる方法は?
このようなことを、ブログ記事にまとめました。
結論としては、専業主婦やパート主婦は、忙しすぎます。
また、単調な毎日の家事に「貢献感」「自発性」を感じにくい構造にあるため、悩む人が多いのだと思います。
「人生が楽しくない」という状態は、うつ症状の入り口でもあります。
自分の心に気が付いたタイミングで、少しずつ休んで、自分の心と体の「本音」に耳を傾けてみるのが良いかもしれません。
今回のブログ記事では、プロの心理セラピスト講座を受講し、主婦経験もある筆者が、つまらない毎日の原因と対処法を紹介していきます。
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パート主婦「人生楽しくない」「つまらない」「うんざり」
専業主婦の人も、パート主婦の人も、子育て中のママも、子供がいない主婦も、多くの女性が同じような悩みを抱えています。
- 主婦になってから人生が楽しくない
- 家事ばかりで毎日つまらない
- もううんざり。生きるのがしんどい。
などの声を聴くことは少なくありません。
人間生きていれば、いろいろな時期があります。
ただ、「人生、山あり谷あり」「諸行無常」とか言われても、なんの慰めにもなりません。
実際に今、日々が苦しいですよね。
ひとまず、「なぜ自分は今楽しくないのか」「何が苦しいのか」を整理してみるのはどうでしょうか?
主婦は忙しすぎる。自分の時間がない
まず、主婦は忙しすぎるという原因があります。
- 早起きして朝ご飯(弁当)を作る
- 買い物や料理
- 洗い物も1日何度も
- 汚れた洗濯物を洗って干す
- 部屋の掃除や片づけ
- 旦那さんのサポート
これだけでも、すごい忙しいです。
これに加えて、子育てやパート仕事をしている人もいます。
私も経験があるのでわかりますが、毎日、健康的で美味しい料理を作ろうと思うと、それだけでもすごい時間と手間がかかるんですよね。
頭も使うし、体も使う。
マルチタスクで、色々と並行してこなす。
日本人の主婦の多くは、「働きすぎ」だと思います。
単調な家事の繰り返しで、孤独感や無力感を感じやすい
主婦の人は、毎日が単調な家事の繰り返しになることが多いです。
一日の生活リズムが、だいたい「予定調和」になる役割なんですよね、主婦って。
- 何のために家事をしているのか
- 誰にも褒められない、認められない
- 自分が家事をしても孤独で無力だ
このような考えになっていくのも、当然かもしれません。
主人は仕事人間で帰宅が遅いし、会社の愚痴ばかり。
休日は寝てばかり?ゴルフやパチンコ?いずれにしてもコミュニケーションがない…。
そういう家庭環境では悩みが出て苦しくなるのも当然。
主婦は報われない…
主婦とは、「自分を犠牲にしてでも主人や子供のサポート役に徹する」「縁の下の力持ち」というような価値観がありませんか?
「主夫」とか「イクメン」とか「家事分担」とかの考え方も広がってきてはいますが、まだまだ家事の8割以上は女性が担当している印象があります。
子育ても夫婦協力というよりは、子供と同じ時間を過ごすことが多い主婦の負担が大きい。
それでも、女性は「自己犠牲的な母性で家族をサポートするんだ!」という価値観が根強く残っているような気がします。
報われない役割ですよね><
悩みを抱える主婦は、真面目&頑張り屋&自分を大事にできる人
悩みを抱える主婦の人は多いですが、悩むということは、「考えられる」ということです。
真面目だからこそ「理想的な主婦」を目指すし、
頑張り屋だから「自分が疲れてても家族のために働く」し、
自分を大事にできるから「このままでいいのか」と悩める。
心理カウンセラーで文化庁長官にもなった河合隼雄先生は「ノイローゼになる人は、悩む強さを持っている」ということを言っています。
今、この記事を読んでいる方は、皆さん、悩んでいること自体が「よく頑張られている」ということだと思います。
【ネット上の意見】自分が結婚を選んだんだから甘えるな、という暴論
ネット上の「ヤフー知恵袋」「発言小町」などの意見を見ていると、なんとも心無い意見も出ています。
主婦がつらくて毎日苦しい…という悩みに対して、
「自分で結婚することを選択して、子供を産んで、何を今さら甘えているのか」という暴論がありました。
おそらく、自分の人生について悩むことのない「考えなし人間」「苦しんだことがない人間」の発言なのかなと思います。
もちろん、考え方は人それぞれです。
ただ、私は「人生について悩むのは、その人が真面目に頑張っている証拠だ」と感じます。
▶【因果応報】ブーメランの法則とは→やったことは返ってくる?
毎日つまらない・人生楽しくないは、うつ症状のひとつ
おどかすようなことを言うつもりはありません。
ただ、「毎日つまらない」「人生楽しくない」「生きるのがしんどい」という考えが出てくるのは、「うつ症状」のひとつです。
「うつ病なのか、もう駄目だ」ということではなく、
「うつ症状が出るくらい、自分は頑張りすぎて疲れているんだな」と受け止めてください。
繰り返しますが、主婦の仕事はすごく大変です。
(仕事人間の男性はその価値を分かってない…)
あなたは既に、十分に頑張っています。
一度、少しでもいいから立ち止まって、休みましょう。
つまらない毎日、楽しくない人生を変える1つの方法と3つのステップ
悩める主婦の方が、つまらない毎日を変えるための方法を紹介します。
結論から言うと、「自分を大切にしてください」ということ。
抽象的ですが、これが一番根本的で、長期的に人生を楽しむための方法です。
「自分を大切にする」のがたった一つの人生を変える方法なのですが、具体的にはどうすればいいのか、3つのステップに分けて紹介してみます。
自分で自分を責めていることに気付く。完璧主義に気付く。
自分を大切にすることの第一ステップ。
- 自分で自分を責めていないか?
- 完璧主義で頑張りすぎてないか?
これを、自分の心の中で確認してみてください。
- 今日もつまらない家事ばかりしてるつまらない私
- もっとやりたいことあるのに我慢しているダメな私
- 独身時代はあんな楽しかったのに…
- ストレスだらけで何もいいことがない…
- 面倒なことばかりで面白くない…
- 今日も掃除を手抜きしてしまった…
- 夕飯のおかずもちゃんと出来なかった…
- なかなか部屋の片づけがやる気でないな…
日々の生活の中で、このような「独り言」をつぶやいてませんか?心の中で。
この独り言は、自分の心が聴いています。
そして、落ち込んでいます。
誰だって、隣にいる人から「あなた、毎日同じような家事ばっかりして、つまらなそうね」と言われたら、腹が立つし落ち込むし、嫌なこと言う人だな~と思いますよね?
それを、自分でやってしまっているんです。
自分の独り言が、自分自身を落ち込ませているということなんです。
なので、まずは「自分で自分を落ち込ませているのかもな」と気付くことが大事かなと思います。
一旦主婦業をストップして、休んでみる
続いて、主婦業をいったんストップさせて、休んでみるのがいいと思います。
- 昼寝してみる
- 洗濯物は気が進まないから明日にしてみよう
- 今夜のおかずはお惣菜を買ってくればいいか
- 洗い物は主人にお願いしてみようかな
など、自分が頑張りすぎていることを認めて、休ませてあげましょう。
数日休んだからって、もちろん家庭は崩壊しません。
普段頑張りすぎているのですから、ちょっとくらい休みましょう。当然のことです。
それと自分を責める独り言に気が付いたら、それもストップさせましょうね。
自分で自分を落ち込ませるのは、かわいそうですから。いじめないであげましょう。
パート主婦さんは、パートを辞めてしまうのもひとつの手です。
辞めるのは気が引けるようでしたら、シフト調整をお願いしてみるところから。
自発的な行動、時間を作り出してみる
第三ステップは、「自発的な行動」「自発的な時間」を作り出してみることです。
脳科学者の茂木健一郎さんは「何をやるかよりも、自分からやることが大事であり、自発性があると脳は活性化される」という趣旨の発言を繰り返しておられます。
少しずつでいいと思いますが、例えば…
- 昔好きだった手芸をやってみる
- 自分が食べたいものを夕飯にしてみる
- 散歩して、3か月で体脂肪を1%減らしてみようかな
- たまには主人を映画に誘ってみようかな
などなど、考え方次第です。
自分のやりたいことや、やる気が出ることがあれば、それをやってみる。
さらにこの考え方を発展させると、同じ「洗い物」という行為も違ってきます。
「やりたくないけど家族のためには自分がやるしかない」という考えでお皿洗いをするのと、「今日は5分で終わらせてみようかな」と、ちょっとしたゲーム性を持たせて皿洗いをしてみるのと、全然違います。
結局、生きていくうえで誰かが家事をしなければいけないのです。
やらされている感ではなく、やっている感が持てるようになると、単調な家事の繰り返しの中に、前向きさが出てくるのかもしれません。
※それでも無理は禁物。自分を大事にして、家族に素直に向き合いましょう。
▶【無意識】人に合わせて性格が変わる/態度を変えるの…病気?→普通です
母親が楽しく、自由に主婦として生きている方が、家族も幸せ
主婦は多くの仕事・役割を背負っています。
しかし、家族全体から見ても、奥さん1人が重荷を抱えすぎて疲れている状態は、よくありません。
思い切って「理想の主婦像」を捨て去りましょう。
そして、自分を大切にして、楽しく、自発的に、自由に、人生を考えてみましょう。
無責任なように思うかもしれませんが、主人だって子供だって、奥さんが元気に生き生きと暮らしていれば、自然と幸せになります。
逆に、どんなに家事が完璧にこなされていても、「毎日つまらないな」と思っている奥さんの姿は、なんだか悲しげで切ないものでしょう。
漫画やアニメには楽しそうな主婦もいますよね
漫画やアニメには、主婦であるにもかかわらず、自由に楽しそうに生きている人がいます。
「あたしんち」のお母さんは、自分なりの価値観があって、子供と衝突しながらも楽しそうに生きています。
「うちの三姉妹」の松本プリッツ氏も、悩める母親をやっていますが、子育てを楽しめている感じが伝わってきますよね。
「よつばと!」の場合は、主夫(おとーちゃん)ですが、彼も自分と家族を大切にできています。
ある日は、子供の目の前で「あぁ~今日はどうしても洗い物が面倒くさいよ~」と言って、床に転がってしまいます。
すると、よつば(子ども)は驚いて目を見開きます。
そして「子供の教育によくないよ」とか文句を言いながらも、親の家事を手伝ってくれるのです。
たまには漫画を読んで、癒されてみてはいかがでしょうか?
【まとめ】人生が楽しくない主婦は、休んでから自分の好きなことを自発的にやってみて
今回のブログ記事では、「人生が楽しくない」「毎日つまらない」「もう専業主婦はうんざり」といった悩みに対して、心理セラピストとして回答してみました。
少し冗長で分かりにくい記事だったかもしれませんが、要点をまとめると以下の通り。
- 主婦は忙しすぎ、頑張りすぎ
- つまらないと感じるのも当然の生活
- 人生を変えるためには「自分を大事にする」こと
- 自分を落ち込ませるマイナス発言に気付いてあげる
- 主婦業を休業して、ゆっくりやすんでみる
- 自分の好きなことを自発的にやってみる
色々と言ってしまいましたが、まずは「主婦としての結婚生活、子育て生活は大変だ」ということです。
大変なことをしているのですから、ちょっと立ち止まって休んで、自分をいたわってあげましょう。
少しでも悩める主婦の方の参考になっていれば幸いです。
ご不明点などありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。