人に好かれる性格の良い人でも、性格が悪くなることは、よくあることです。
- どんどん嫌な人間になっていく…
- 自分の性格が悪くなった原因は?
- 性格がきつくなったのを自覚する
- 年々、年をとるにつれて自分が嫌いになる
このような悩みを抱える人は、多いです。
結論としては、どんどん性格が悪くなる原因は、ストレスです。
ストレスフルな環境におかれると、心の余裕がなくなり、普段の自分とは違う言動になってしまいます。
特に大学生から社会人になってから、とか、職場環境が変わってから、とか。
加齢とともに、年々性格が悪くなることなんて、あり得ません。そんな病気は、ありません。
必ず、何かしら、ストレスが原因になっています。
今回のブログ記事では、だんだんと性格が悪くなっていくという悩みを抱えた人に対して、プロの心理セラピスト講座を40コマ受講した筆者が、考え方のコツ・解決法を紹介していきます。
▶【改善方法あり】嫌な性格の直し方?自分の性格の悪さに嫌気がさす人へ
▶【無意識】人に合わせて性格が変わる/態度を変えるの…病気?→普通です
どんどん自分の性格が悪くなっていく…?
どんどん自分の性格が悪くなっていく気がすると、怖いですよね。
- 人に優しくできなくなった
- 性格がきつくなった
- 怒りっぽくなった
- 面倒くさがりになった
- ひねくれてきた
- 頑固になった
- つまらない人間になった
などなど、性格の悪化に自分自身が戸惑ったり。
このまま、性悪人間になってしまうのではないか、もう人に好かれることはないのではないか…と悩みは深まるばかり。
助けてほしいような気持ちになりますよね。
でも、年齢と共に性格が悪くなるなんて、あり得ません。
どんどん嫌な人間になっていく=原因は歳を取ったから?
ある程度の年齢になると、年々、毎年のように性格が悪くなるように感じる人もいます。
- 年をとると性格悪くなる?
- 加齢とともに性格がきつくなる?
- 前は優しかったのに嫌な人になった?
- 頑固爺さん、いじわる婆さんになる?
…いや、そんなことはありません。
年齢を重ねて、性格が美しく洗練されていく人だって多いのです。
みんながみんな、年々性格が悪くなるわけはありません。
更年期障害・認知障害のように、ホルモンや脳の影響などで、気分の波が激しくなることはあるかもしれません。
しかし、基本的には、加齢とともに、「自然に」性格が悪くなることはありません。
それでは、なぜ年々性格が悪くなる「気がする」のでしょうか?
【結論】性格が悪くなった原因はストレス
今回のブログ記事の結論です。
どんどん自分の性格が悪くなっていく原因は、ズバリ、ストレスです。
ストレスがあるから、ストレスをため込んでいるから、
自分の言動に一貫したコントロールがつけられなくなっているのです。
▶【怖い】ストレスで性格変わる?鬱で急に性格が悪くなる【病気かも】
- いじめに遭った
- 仲間外れにされている
- お金がない
- 社会人になった
- 転職した
- 上司が変わった
- 結婚した
- 子どもが生まれた
- 家族と死別した
- 介護が必要になった
- 病気になった
などなど、ストレスの原因は人それぞれ。
ストレスを抱え込めば、日々の言動が変わってしまうのは当たり前。
性格が悪くなったのではなく、自分の置かれている環境・状況が悪化したのだということもできます。
もっと言えば、
ストレスさえなくなれば、あなたの性格は元通り、良くなります。
悪くなったと思われる自分の内面も、次第に晴れていきます。
そして年をとるごとに、素敵で爽やかな性格になれるかもしれません。
▶【変えたい…】自分の嫌いなところばかり見える?【短所を受け入れる】
ストレスフルな環境では健全な精神は保てない
ストレスフルな環境では、健全な精神を保てないのは当然です。
極端な例かもしれませんが、
今までは性格が良かった人も、週に7日、1日15時間労働のブラック企業に勤めるようになったらどうなるでしょうか?
毎日上司から叱責を浴びて、深夜までサービス残業…
誰も認めてくれず、寝不足で、栄養不足で、自分の時間は全くない。
これで、性格良く過ごしていられる人は、いないでしょう。
おそらく、キリストやブッダでも、性格が悪くなるはずです。
(※ブッダは、自らをそのような窮地に追い込むことで悟りを得たわけですが…)
肉体的にも精神的にも余裕がなくなり、自分にも他人にも厳しくなり、悲観的になり、許せなくなり、認められなくなります。
もともと性格が良かった人でも、環境が悪化すると、まるで性格が悪くなったかのような言動に変化してしまうのです。
学生から社会人になると性格が悪くなってしまう?
多くの人が感じているのが「社会人になると、性格が悪く変わってしまう」ということ。
正確な統計情報なんてありませんが、
個人的には90%以上の人が、社会人になってから性格が悪化します。
(=性格が悪化したような言動になります)
もう理由は、わかりますよね?
ずばり、社会人になるとストレスが増えるからです。
単純です。
時間も場所も不自由で、人間関係も複雑で上下関係もあり、お客様対応も大変…
給料のために、出世のために、日々、自分を犠牲にしているのです。
子どもの頃は、毎日が刺激的できらきらと輝いていたのに、社会人生活を送る今の自分の生活に、何か輝きがありますか?
社会人生活って、ストレスが貯まるに決まってます。
幸運で実力もあって前向きな10%の人だけが、社会人になっても性格が悪くならずに淡々と頑張ってやっていけるのです。
▶【生死の境】サラリーマンの目が死んでるのはなぜ?暗い&無気力
【ここで疑問】あなたの性格は本当に悪くなったのか?
さて、ここまで話してきて、ひとつ、大事な疑問です。
…あなたの性格は、本当に悪くなっているのでしょうか?
答えは、NOです。
性格がだんだんと悪くなる病気なんてありません。
年々、歳をとるごとに性格が悪くなることもありません。
そして何より、「私って性格悪くなってるかも」と自覚し、反省し、悩む人って、既に性格が良いと思います。
真面目で、優しくて、誠実な人だからこそ、「性格が悪くなっているんじゃないか」と悩むのです。
つまり、今回のブログ記事を読んでいるあなたの性格は良いので、安心してください。
本当です。
▶【うんざり】人生楽しくない主婦へ/つまらない毎日を変える方法【心理セラピー】
性格が悪くなるのを防ぐ具体的な対処法2つ
しかし、どうすれば性格が悪くなるのを防止できるのでしょうか?
具体的な方法としては、2つ。
- 自分で自分育てをする
- ストレスフルな環境を変える
1つずつ、見てみましょう。
自分で自分育てをすれば性格が良くなっていく
性格をどんどん良くしていく一つ目の方法は、「自分育てをすること」です。
自分育てというのは、文字通り、自分で自分に声をかけて世話してやること。
- よくやってるね
- よく頑張っているようね
- 大丈夫
- いいぞ、さすが
- 今日はこれできたじゃん
- 優しいね
- 仕事できるね
などなど、他人から言われて嬉しい言葉を、自分で言ってあげればいいのです。
そんな恥ずかしいことできない。
マインドコントロール?オカルト的?
いやいや、心理学的に理にかなった解決方法なんですよ。
24時間365日、自分と一緒にいるのは、自分です。
常に一緒にいる人に、優しい言葉をかけられていると、精神的に余裕ができます。
環境が変わらなくとも、精神的ストレスはかなり軽減されるはずです。
できれば、口に出して話すのがおすすめ。
逆に言うと、自分で自分を責めることを言っていると、さらにストレスを抱えます。
(うつ病の症状です)
ダメな奴だ、また失敗だ、もうダメだ、つまらない、疲れた…
こんな言葉を自分いかけている人は、自分の生活環境がストレスに満ちている危険性があります。
ストレスフルな環境を変化させる
性格の悪化を改善する解決方法として、ストレス環境を変化させるというのも大事です。
自分が何に悩み、何をストレスと感じているのか、よく自分で感じてあげましょう。
転職、離婚、引っ越しなどの、大きな変化で解決してしまうのも一つの方法。
私も、脱サラの経験がありますが、本当に良かったと思っています。
▶【なってみて良かった】フリーランスが最高!デメリットもあるが幸福度UP
フリーランス・ブロガーとして働いてみて初めて、自分が会社員として大きなストレスを抱えながら生きていたことに気が付きました。
働いている間は、案外気が付かないものです。
疲れていて忙しくて、ストレスを抱えていることさえも気が付かないんです。
また、日常に小さな変化を与えてあげるのもいいかもしれません。
- アロマオイル
- ヒーリングミュージック
- ヨガ
- エクササイズ
- 自分へのご褒美
- 温泉旅行
などなど。
ストレスが原因で性格が悪くなっているのですから、ストレスを解放してあげましょう。
解消ではなく、解放。
ストレス解消って、一時的な発散。
ストレス解放は、サーっと溶けていく感じ。
自分をリラックスさせてあげることで、心に余裕が生まれます。
心に余裕が生まれれば、性格は良くなります。
性格が良くなれば、言動も良くなり、自分に自信が持てるようになります。
是非、少しでもいいのでストレスを開放するよう、何かを変えてみてください。
▶【変えたい…】自分の嫌いなところばかり見える?【短所を受け入れる】
【まとめ】自分の性格が悪くなっていく…原因はストレスです
今回のブログ記事では、年々、性格が悪くなっていく…という心の悩みに対して、見解を述べてきました。
結論を繰り返すと、
性格が悪くなってきたのは、あなたのせいではなく、ストレス環境のせい。
ストレスを解放すれば、自然と余裕のある「性格が良い」人のように生きていくことができます。
性格が悪化していく原因は、ストレスです。
加齢のせい、病気のせい、ではありません。
自分が何をストレスに感じているか、自分に問いましょう。
ストレスのきっかけと距離を置き、何かしら前を向けるヒントをつかみ取りましょう。
「性格が悪くなった」と悩んでいる時点で、あなたの性格は良いです。
謙虚で、改善意欲があり、悩み考えようとしているからです。
自分が自分の味方になり、ストレス環境を取り除くことで、きっともとの自分の良い性格に戻ることができますよ。
何かの参考になっていれば幸いです。
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記事を読みました。
攻撃的な人はストレスを抱えています。
私はいじめっ子は親からいじめられていると思っています。
いじめっ子の親はブラック企業に勤めていて、日々上司から詰められている。
↓
自宅に帰ってきた親は子供に八つ当たりをする。
↓
その子供が学校で他の子をいじめる。
という構図になっていると思います。
いじめっ子は親のマネをしています。
人は自分がされたことと同じことを人にしようとします。
だからいじめ問題を解決するのは難しい。
ムソムソさん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、心の問題は親からの「世代間連鎖」が強いですよね…。
いじめの解決は本当に難しい問題ですね><
周りに救いの環境があるとイイのですが…。
今晩は。
”現代社会はストレス社会”
そんな悲しい言葉を当たり前のように聞く機会の多い今を生きている私達。
いかに自分の感じているストレスと上手に向き合い、付き合っていくかで
人生の幸福度が随分と変わってきますね。
私自身、思春期を過ぎてから、子供の頃の大らかさ朗らかさが一転、
両親が戸惑うほどの心配や不安を口にする傾向が強くなっていた時期がありました。
私も心理学や心理セラピーを学び、先ずは自分自身を受容することの大切さを教わりました。
一生付き合っていく自分自身を本当に大切に大切にしていきたいですね。
最近は忙しさにかまけて自分を労わる時間が減っているような気がします。
ブログを拝見しながら自分に謝っています。
気づきをありがとうございます。
素敵なコメントありがとうございます。
fuhoho02さんのおっしゃる通り、「自分自身を受容できれば」良い方向に向かっていきますよね。
24時間、365日一緒にいるのは自分自身だけです。
忙しいときだからこそ、
「頑張ってるね」「おつかれさま」「よくやってるね」と自分に言ってあげられるといいですね^^