私は、本を読む人です。読書好きです。
読書家の中には「本を読まない人とは話が合わない」と言う人がいるらしいですが、それって本当でしょうか?
- 本を読む人と本を読まない人の違いは?
- 本を読まない人は話題がつまらない?退屈?
- 本を読まない人は会話が浅い?薄っぺらい?
- 話が合わないって本当?
このようなことを、ブログ記事に書いてみました。
結論から言うと、「本を読まない人とは合わない」なんて言っている人こそ、つまらない人間性なのではないでしょうか…。
読書をすればするほど、どんな人でも、どんな話題でも、「自分なりの考え方」で判断できるようになります。
つまり、読書しない人のことも尊重できる。
(※確かに、あまりにも読書をしない人の割合が多すぎる気はしていますが…)
今回のブログ記事では、「読書をしない人は会話が合わない・浅い・薄っぺらい」という意見について、思ったことを書き連ねていきます。
▶【悩まないで】読書がやめられない、止まらない…脳に素晴らしい効果アリ
本を読まない人とは会話が合わないとか言ってる読書家はニセモノ
「本を読まない人とは話が合わない」なんて言っている読書家は、ニセモノです。
ズバリと言いすぎでしょうか…?
- 本を読まない人はつまらない
- テレビや映画の話ばかりで退屈だ
- 話題のレベルが低い、浅い、薄っぺらい
- 読書しないなんて頭が悪いのか
こんな風に思う「自称・読書家」がいるらしいんです。
noteとかTwitterとかで、こういう意見を目にして、ついつい反論したくなってしまいました。
「自分は本を読む人だ」という上から目線であり、傲慢で、排他的で、意地が悪い。
読書が高尚なことで、読書しない人のことを劣っているように見下している態度。
本当の読書家は、読書しない人を馬鹿にしません。
「合わない」なんて決めつけたりしません。
多様な価値観を持ち、心に余裕があるのが真の読書家です。
養老孟司「読書好きは依存症みたいなもの」
解剖学者で有名作家の養老孟司さんは、自他共に認める読書家。
立ちながら、歩きながら、風呂に入りながら、トイレしながら、いつでも読書している。
自信の著作も素晴らしい養老孟司さんですが、
「読書は依存症の病気のようなものだ」と、意外にも読書に対してよそよそしい。
人間の脳はインプットとアウトプットの回路が直接つながっていないが、本を読むという行為は、極端にインプット偏重である、とも書いています。
つまり、本を読むこと自体が偉いのではない。
本を読むのは趣味、行き過ぎれば読書依存症なのであって、数ある趣味の中の1つだという認識なのだと思います。
スキー好きはスキー嫌いと合わない?
読書好きの人が、読書嫌いの人とは「合わない」と言っているのは、スキー好きがスキー嫌いを仲間外れにしているのと同じです。
もちろん、共通の趣味を持っている人と「話題が合う」のは当然でしょう。
ただ、人間的に「合わない」と排除するのは、やっぱり変。
スキーが好きな人もいれば、嫌いな人もいる。
価値観はそれぞれで、絶対的な正解なんてありません。
読書だって絶対的な「善」の行為とは、誰も呼べないと思います。
個々人の価値観ですから。
(※私は読書は大好き。スキーは普通…)
▶【本の選び方】読書って何を読めばいい?本選びのおすすめは【著者の連鎖】
本を読む人と読まない人の違いって?
本を読む人と、本を読まない人の違いって、何があるでしょうか?
- 知識の量が多く、幅広い
- 想像力が高い
- 多様な価値観を持っている
などの違いがあるのかもしれません。
読書好きで、毎日1冊の本を読んでいる人と、読書嫌いで毎日スマホゲームをしている人では、やはり知識や価値観の幅が全然違うことでしょう。
また、性格もなんとなく傾向があるかもしれません。
本を読む人は、どことなく思慮深く、想像力があり、真面目な雰囲気。
本を読まない人は、周りの人との関係性を重視し、前向きな雰囲気。
趣味の好みの差ですが、なんとなく人間性にも違いが出てくるのは、事実かもしれません。
※あくまでも個人的な感想です。
本を読まない人…顔つきでわかる!?
ネット上には、「本を読まない人は顔つきで分かる」「会話で分かる」という意見がありました。
さすがに顔付きで分かるってのは「言い過ぎ」だと思いますが、確かに「何となくの傾向」はあるかもしれませんね。
- 知的な雰囲気
- 物知り、博学、古典に親しむ
- 芸能人よりも、著名人や作家の名前が出てくる
私の場合は、上記のような感じで読書家かどうか、なんとな~くは分かるかもしれません;
読書しない人とは、本の会話ができなくてつまらない…それは当然
読書家が、読書しない人に対して「本の話がしたいのにできないから、つまらない」と思うのは当然かもしれません。
野球好きの人が「あのときのヒットエンドランが…」と話したくても、野球をしない人に話しても全然意味が通じずに楽しくないでしょう。
趣味が合うか、合わないか。
合わない人とは趣味の範囲では、つまらないという感情を持っていしまうのかもしれません。
性格が合わない、話が合わない、つまらない…それは浅はか
趣味が合わないという事実から、人間性が合わないと考えてしまうのは早計です。
- 本を読まない人とは性格が合わない
- 話題がつまらない
- 話が全くかみ合わない
というのは、考えすぎ。
趣味以外の話では、盛り上がるかもしれない。
本を読まないからと言って、想像力と思慮に欠けた人だと決まったわけではありません。
人間性は、人それぞれ。
趣味も、人それぞれ。
本を読まない人は会話が浅いって本当?
本を読まない人は会話が浅いっていう意見があります。
これも、決めつけ。見下し。
本を読まないからと言って、会話に深みがある人はいます。
仕事で多くの経験値を持っている人。
スポーツで勝負してきた人。
海外旅行経験が豊富な人、などなど。
ただ、読書している人は知識豊富で想像力も高く、いろいろな考え方ができるようになります。
会話に深さがある読書家は、多いかもしれませんね。
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本を読まない人の割合が多いのはちょっと残念…
ちなみに、本を読まない人の割合がすごく高いのは、残念です。
文化庁の調査によると、約半数の大人が、1か月に1冊も本を読まないんだとか。
個人的には、結構ショッキングな割合です。47.5%って…
確かに、私の友人も「仕事が忙しくて読書はしない」「本読むなら漫画読むわ」「本って何を読めばいいの」というような人がいる。
「図書館って、何しに行くの?」と聞かれたこともあります。笑
単純に、読書って結構面白いのにな~と思います。
【まとめ】読書家と非読書家は合わないか?→ただの趣味の違い
今回のブログ記事では、本を読む人と本を読まない人が合わないのか?ということについて考えてきました。
結論をまとめると、読書家と非読書家は話題が合わない時こそあれ、「人間性が合わない」とか言っている人はニセモノの読書家である、ということ。
読書量の違いが、人間性の何かを左右するわけではありません。
本を読むのが好きだけど外交的で楽天的な人もいるし、本を読まないけど内省的で悲観的な人もいる。
ただの趣味の違いで、排斥するのは不思議です。
それでも読書家の中では読書は「善」であり、本を読まない人をバカにして見下す態度があるみたいなんです。
どの世界でもあるんでしょうけどね。
是非、自称「読書家」の皆さんは、本を読まない人のことを「つまらない、合わない」なんて批判しないでください。
みんな違って、みんないい。
金子みすゞ的な締め方になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。