読書が好きです。
図書館が大好きです。
読書好きの方なら、よくこんなことを耳にしませんか?
- 一日一冊は本を読んでる
- 一か月で50冊くらい読書した
- 一年で300冊を達成
- 3年で4000冊読んだ(孫正義)
「すごい速読術だ」と思う一方で、本の読み方は人それぞれのペースがあります。
読む本のジャンルによっても、所要時間は全然違いますもんね。
自称・本の虫である筆者は、平均して一日一時間ほど読書の時間を取れています。
一冊読破するための平均時間は、2時間~3時間ほど。
今回のブログ記事では、一日一冊、本を読むことについて自分の考えを書いてみました。
一日一冊読むことは可能?
一日一冊、本を読むことはできるのかと思われる人も多いですよね。
目まぐるしく移り変わる現代社会で、
読書に時間をとれる人がいるのだろうか?と。
しかし、本を一日一冊読むことは、誰でもできると思います。
私も、夏目漱石の小説を読むためには、5時間以上必要です。
でも、ビジネス新書であれば、1時間もしないで読破します。
自分の興味のある部分と、
どこかで読んだことがある部分と、
強弱を付けながら読める本であれば、一日2冊、3冊と読めます。
また、一流のビジネスパーソンであればあるほど、
読書時間を確保しています。
そういう人にとって、読書とは、自己投資なのですね。
私の憧れる読書家の人
一流の読書家と言っても、色々な人がいます。
私の場合、ビジネス界での読書家といえば、
- 大前研一
- 孫正義
といった方々が想起されます。
世界のトップを走り続ける「一流」のお二人ですが、
本を読む時間をとても大切にしています。
大前さん自身の読書量もすごいものがありますが、
その彼がマレーシアの首相や、タイの首相と国家戦略を相談している時、「各国首相たちの読書量・勉強量にも驚かされる」と言っています。
特にマレーシアのマハディール首相は、
大前さんの著書に衝撃を受けて、自費で何十冊も購入し、側近に読ませたという話もあります。
ソフトバンクの孫正義さんも、
病気で入院している約3年間で、4000冊もの本を読んだという伝説があります。
ホリエモンも、刑務所に入っている間、相当量の本を読んでいたのは有名ですよね。
あと、茂木健一郎さんも、幼少期から「本の虫」だったそうです。
今では脳科学者でありながら、文学評論や英語での「IKIGAI」という本まで、幅広く本を書いています。
それと比較して、日本の政治家は勉強不足感が否めない。
残念です。
※茂木さんの本、好きです。
一日一冊読む人の読書時間とペースは?
私の友人に、文学部卒の読書好きがいます。
彼に話を聞くところによると、平均して一日一冊は本を読んでいるとのこと。
しかし、冒頭で言ったように、
一冊当たりの所要時間には大きなばらつきがあります。
- ビジネス関連本…30分~1時間
- 新書…1時間以上
- 小説…2時間以上
といった目安だとか。
これには、私も納得です。
最近はミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を読みましたが、一冊読み終わるのに6時間以上かかりました。
想像力を使い、言葉の美しさを味わうような文学作品だと、
自然と一冊読み終わるまでにも時間がかかります。
でも、ここでひとつ。
本を読むのに、何冊とか、何時間とか、早いとか遅いとか、必要ないのではないでしょうか?
★関連記事
▶【読書好き】本の虫とは何?語源はどこから?一日3時間の読書が目安【bookworm】
速読術なんて必要ない?
個人的には、本を読むのに「速読術」なんて必要ないと思っています。
読書は、思い思いに楽しむものです。
別に急いでセカセカ読むものではありません。
ビジネス書で勉強するのであれば、
速読して何冊も読んだ方が勉強になるのでは?
という考え方もあるかもしれません。
しかし、本当にタメになるビジネス書は、速読できません。
※個人的印象。
言ってしまえば、ななめ読みできる程度の内容、ということです。
本当に自分にとって価値のある本は、
速読しようとしても、味わい深いもので、自分の今の状況と照らし合わせたり、私だったらどうするか、考えさせられたりします。
例えば大前研一さんの『稼ぐ力』という著作は、経済学的なビジネス書という位置づけだと思います。
しかし、内容は味わい深く、自分の仕事へあり方も考えさせられます。
私は何度も繰り返し読んでいますが、毎回、じっくりと味わいながら読むことができます。
これこそ、名著です。
※あくまでも個人的な感想ですよ。
最近は茂木健一郎さんの書籍も面白い。
よく読んでます。
読書は楽しいしメリットがたくさん
本と言うのは、ひとつの作品です。
アートと言っても過言ではありません。
ひとりの人間が、自分の考えを言葉にまとめて、数百ページにまとめているのです。
それが1000円程度で手に入る。
自分で味わうことができる。
読書は、すごいコスパの高いアート鑑賞の方法だと思います。
美術が好きな人もいれば、音楽が好きな人もいます。
それと同じように、言葉・文章が好きな人にとって、読書って素晴らしい体験なんですよね。
- ライブに行くよ
- 美術館に行ってきたよ
- 映画鑑賞が好きだよ
- 野球観戦はやっぱりドームだよ
といった人に対しては、「ああ、趣味なんだな」と思います。
「読書してるよ」「図書館行ってきたよ」というのも、
上記の趣味と同列だと思います。
「一日で美術館を5件、500枚の絵画を見てきた」という人もすごいですが、
「ひとつの絵画の前で、5時間じっと見つめてしまった」というのもすごい。
要するに、単純な量よりも、自分自身への影響力の量の方が、大事なのかなと思います。
- 一日一冊、どんどん読むよ
- 一冊の本を、30年に渡って100回読んでいる
どっちも読書家と呼べそうですよね?
一日一冊はあくまでも「目安」であり「目的」ではない
今回のブログ記事では、読書量とペースについて、まとめてきました。
結論としては、
一日一冊と言うのはあくまでも「目安」であって、「目的・ゴール」ではないということ。
毎日ブログで書評をするという明確な「目的」がない限り、
読書量はあくまでも本人のペース次第で良いのだと思います。
一か月で50冊読んでいると聞くと「おお、すごい」と思われるかもしれませんが、
一週間かけて一冊を深く味わったというのも「すごい」と思います。
多く読んでいる人が「偉い」わけではありません。
結局は、読んだ本から何かを得て、自分の経験値として積み重ねることができたかどうか、が一番重要ですからね。
他人の読書ペースが気になる人もいると思いますが、
せっかくの趣味ですから、マイペースに芸術を味わいたいですよね。
※この記事もおすすめです。
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