同じ本を、二回読むことありますか?私は…よくあります。
- 新しい本を読みまくるか、一つの本を何度も読むか
- 記憶の忘却曲線と、忘れない読み方
- 一回しか読まずに本を味わい尽くせるか
- 良書や古典の本は繰り返し読んでも毎回面白い
このような情報を、ブログ記事にまとめました。
結論としては、同じ本を2回読むと素晴らしい効果があるように思います。
記憶に残って忘れにくいという実際的な効用だけでなく、1回目には感じなかった「味わい深さ」や「新発見」も見えてきます。
今回のブログ記事では、自宅の本はだいたい二回以上読んでいる私が、そのメリットとデメリットを、体験談として解説していきます☆彡
同じ本を二回読む人は少ない?
「活字離れ」とも言われている中で、同じ本を2回以上繰り返し読むような読書法をする人は、かなり少ないと思います。
統計的な数字ではありませんが、個人的には全体の5%くらいではないかと思います。
(年に1冊も本を読まない人も多いですからね…)
本を読むのが好きな人でも、「乱読派」というのか、いろいろなジャンルの本を数多く読み進めるタイプも多いし…やはり、2回以上読む人は少ない印象。
参考書とかは一冊を何度も繰り返し読むのが一般的!
学習用の参考書や教科書においては、同じ本を繰り返し読むのが効果的だと認められてますよね。
何周も読み返して、本の内容を自分の記憶に定着させるのです。
司法試験に合格した友人も、参考書がボロボロになるまで繰り返し読み込んでいました。
本を一度しか読まないと、理解が薄い&内容を忘れていく
一冊の本を読み終わったときに「なるほどな~面白かったな~ためになったな~」という感想を持って満足することも多いです。
ただ、難解な本は一度では著者の意図を完全には理解できていないことも多いです。
(精読するようになってから気付いた)
また、聞いたことあると思いますが「エビングハウスの忘却曲線」によると、一度学習した内容は脳の構造上、1日後には74%を忘れているのです。
せっかく本を読んだのに、半分以上も記憶に残らないのって、なんだかもったいない気がしてきませんか?
※自分に合わなかった本は、早く忘れてOK。笑
読書の目的や好みに応じて、読み方を変えてみる
おすすめしたいのは、読書の目的や好みに応じて、読み方を変える方法。
- 勉強のための読書なのか
- ノウハウを手早く知るためのビジネス書なのか
- 想像の世界に入り込むためなのか
- 娯楽小説なのか
読む本のジャンルや目的によって、読み方は変わります。
知識吸収型の読書であれば、やはり2回以上繰り返し読むのがおすすめ。
一方で、楽しむための読書であれば、一度だけ読んで次の作品に行くのもいいのかもしれません。
好きな著者の本は2回、3回と読みがち
もう一つは、個人的な好みや相性。
- この著者の言い回し、考え方が好きだ!
- 何が言いたいんだかハッキリしない…
やはり本にも相性はあります。
自分が気に入った本は、繰り返し読んで味わい尽くしたくなります!
例えば私は村上春樹さんや、さくらももこさんのエッセイは何度も読んでいるし、太宰治なんかも何度も繰り返し読んでしまいます。。。
逆に、自分の好みに合わない本は、最後まで読まずに途中終了するものもあります。
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2回目を読み返す「復習読書」で、大事なポイントを忘れなくなった
個人的におすすめしたい読書法は「復習読書」です。
自分が気に入った本は、一度目が読み終わった後に、サラっと「復習の2回目」を読みます。
このときは、一字一句読むのではなく、斜め読み。
「そうそう。この情報は面白かった」などと、脳に記憶として定着させるように大事なポイントを拾っていきます。
私の場合は、一回目で2時間かけて読んだ本を、二回目は15分ほどで読み直すことをしています。
これだけでも、ずいぶんと頭に残りますよ。
復習読書、ぜひお試しあれ!
良書や古典作品は2回以上読むことで本質理解に
世間的に「良書」と呼ばれる作品や、古典は、2回以上の「精読」がおすすめ。
ハッキリ言って、1回だけの読書では本質まで掴み切れていないことが多いです。
ちなみに、小説でも、哲学書でも、児童書でも、
古典作品ほど読むべきなのに、最近のベストセラーばかり注目する人が多いです。
せっかく読書するなら、何世代も読み継がれてきた古典こそ、読むべきと思いますが。
何回読んでも、大筋が分かってても、面白いので。
【体験談】私が何度も繰り返し読んだ本
私が何度も繰り返し読んだ本の中で、印象的なものを紹介してみます。
(忘備録的に)
- 脳を活かす仕事術(茂木健一郎)
- 稼ぐ力(大前研一)
- モモ(ミヒャエル・エンデ)
- こころ(夏目漱石)
- 愛するということ(エーリッヒフロム)
- 遠い太鼓(村上春樹)
こんな感じでしょうか。
どの本も縁があって、自分の中で印象的。
図書館で見かけると、「あっまた読んでみようかな」と思って、ついつい繰り返し借りてしまいます!
何度読んでも面白い。ためになる。
▶【モテる知性】本はファッションの一部!かっこいい読書家とダサい本棚
漫画だって二周目が面白い
読書とは違うかもしれませんが、漫画を読むのも「二周目」の面白さがあります。
私はスラムダンクが大好きですが、既に20周は読んでいるでしょう。笑
一回目で「あらすじ」や「結末」を知っているはずなのに、毎回泣ける。
細かな選手同士のやりとりや、サブキャラクターの味わい深さまで、読めば読むほど感動が深まるし、笑えたりもする。
図書館が最高ですが、本との出会いはサブスクもアリ
本との出会いには、「図書館」が一番好きです。
無料だし、古い本もあるし、何回も読めるし、自宅に本棚が不要だし。
しかし、忙しくて図書館や書店に通うことができない人や、なるべく読書にお金をかけたくない人には「サブスク」もアリだと思います。
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衝撃的な安さです。
ネットで本を読むの…?とそれだけで抵抗感がありますが、さすがの私も使いやすさと価格の安さで図書館と併用しています。
漫画や雑誌も読めるのがいいですね。
【まとめ】本を二回読む読書法がおすすめ!何回も読むほど好きな本に出合おう!
今回のブログ記事では、「本を二回読む」ということをテーマに意見をまとめてきました。
要点をまとめると、以下の通り。
- 本を二回読む人は少ない
- 人間の脳は、翌日には74%の内容を忘れてる
- 二回読むことで記憶に定着&本質理解
- 小説も二回読むと味わい深さが感じられる
- 古典やお気に入りの本は、2回以上繰り返し読もう
せっかく時間をかけて読書したのですから、少しでも「復習読み」をすると、記憶に定着して効果的ですよ。
中には「つまらない本なんてない。どんな本でも二回繰り返して読むべき」という意見の人もいますが、個人的にはつまらない本は一周も読みたくない…。
自分のお気に入りの本を見つけて何度も読みましょう!
一回目では気が付かなかったポイントを発見できて、さらに面白いこと請け合いです。