日本で毎年3月3日にお祝いする「ひな祭り」ですが、海外にはあるのでしょうか?
- ひな祭りとは何?
- ひな祭りの由来や歴史は?
- 海外・外国にはひな祭りはない?
- 外国人の反応・印象は?
といった情報を、ブログ記事にまとめました。
結論としては、ひな祭りの由来は中国にありますが、海外にはない日本独自の風習になっています。
ひな人形を飾り、桃の花と白酒、ひなあられに菱餅…女の子が喜ぶピンク色ばかり!
外国人の反応は「可愛い」「日本人形は美しい」と好意的で、外国人観光客を呼ぶきっかけにもなっているそうです。
今回のブログ記事では、日本だけの伝統文化「ひな祭り」について、歴史や海外の反応などをまとめました。
\節分も中国由来なのか!?/
▶【節分の日】海外にはない日本だけの文化?外国人の反応は?【由来と歴史】
ひな祭りとは?→女の子の健やかな成長を祈る行事
そもそも日本で毎年3月3日にお祝いする「ひな祭り」とは何でしょうか?
豪華な雛人形を飾り、桃の花を添えて、
ピンクや黄緑色などのカラフルで可愛いお菓子を飾って食べて、
はまぐりのお吸い物を食べる風習もあります。
家族・親族で女の子の健やかな成長を祈る伝統行事になっています。
ひなあられや菱餅はカラフルですが、土から葉っぱが出てきて花を咲かせる色合いを表現しているようです。
5月5日の「こどもの日」は男の子がメインのイベントなのに対して、3月3日の「ひな祭り」は女の子が主役のイベントですね。
ちなみに3月3日のことを、「桃の節句」といいますが、節句って何でしょうか?
…日本人なのに、知らないことばかりです。
桃の節句・上巳の節句とは?
3月3日のことを、桃の節句・上巳(じょうし)の節句と呼びます。
そもそも節句とは、1年に5回あるとされる季節の変わり目のこと。
- 1月7日:人日(じんじつ)の節句・七草の節句
- 3月3日:上巳(じょうし)の節句・桃の節句
- 5月5日:端午(たんご)の節句・菖蒲の節句
- 7月7日:七夕(しちせき)の節句・笹の節句
- 9月9日:重陽(ちょうよう)の節句・菊の節句
という5つの節句があるようです。
いや、知らなかったです。
中国の考え方では「奇数と奇数が重なると、陰になる」というのがあります。
そこで「その時期に旬を迎える植物の力」を借りて、邪気を振り払おうとしたとか。
1月には七草粥を食べますし、七夕には笹の葉で飾り付けをします。
9月9日の重陽の節句は、あまり馴染みがありませんが、天皇皇后さまなどは菊を鑑賞する儀式を行っているそうですよ。
このことからも分かるように、ひな祭りの起源は中国にあります。
日本人は外国の文化を柔軟&独自に取り入れますよね
ひな祭りの由来は中国!陰陽師と流し雛の歴史
3月3日の上巳の節句は、もともと中国が由来・起源になっていると言われています。
ひな祭りの歴史を見てみましょう。
昔々、漢の時代に、徐肇(じょちょう)という男には、3人の女の子が生まれますが、いずれも3日以内に死んでしまいました。
悲しみに暮れる徐肇の姿を見て、村の人たちがお酒をさしだし、3人の女の子の亡骸を清めて川に流して水葬したことに由来しているようです。
その後中国では、上司の節句には手足を水辺で洗い、厄を落とすのが風習になったそうですが、日本に入ってきて室町時代になると、大きく様変わりしてきます。
室町時代に日本流のひな祭りが?
室町時代の日本では、3月3日になると、陰陽師を呼んでおはらいをしました。
自分にふりかかるであろう災難を、ヒトガタと呼ばれる紙の人形に肩代わりさせて、川に流すようになりました。
ヒトガタには自分の生年月日を書いて身代わりにします。
この、人形を川に流すことで厄を払う風習が、後に「流し雛」となったそうです。
今でも下鴨神社というところでは、流し雛の行事が行われていますが、次第にひな人形を川に流さずに家に飾るように変化し、今日のひな祭りが出来上がったのです。
「ひな壇」は江戸時代かららしい
さらに、ひな人形を「ひな壇」に並べるようになったのは江戸時代中期から。
それまでは畳に絨毯を敷いて、そこに人形を平面的に並べていたんだとか。
中国の考え方を、日本独自の文化に変化させていくあたりが面白いですよね☆彡
2月3日の節分の日も中国が由来ですが、現在は日本だけで行われている伝統行事です。
▶【節分の日】海外にはない日本だけの文化?外国人の反応は?【由来と歴史】
海外・外国にはひな祭りはない!日本だけのオモシロイベント!
日本では毎年お祝いする「ひな祭り」ですが、海外・外国にはないです。
日本だけの文化なんだとか。
起源となった中国でも、上巳の節句には手足を水で清めるだけで、人形を使って女の子の健康を祈るような風習にはなりませんでした。
女の子と男の子を別々の日にお祝いするのも、世界的には珍しいみたいです。
- ひな祭りのひな人形
- こどもの日の鯉のぼり
なども、日本ならではの行事なのですね!
こういうことを調べているとなんだか日本独自の文化って平和的で面白いなと思います。
可愛い人形を階段に並べて、旬の桃の花を添えてカラフルなお菓子を食べてお祝いするなんて…平和な光景です。
しかも女性たちの間では祖母から母へ、母から娘へ、孫へ、ひな人形が先祖代々受け継がれていくのも、日本っぽくて素敵ですよね。
ひな祭りの英語訳は?
ひな祭りは海外にはないのですが、
英語では【doll’s festival】と呼ぶそうです。
「人形のお祭り」ですね。
確かに、あそこまで精巧な人形を丁寧に飾ってお祝いするお祭りは、日本のひな祭りが一番なのかもしれません。
ひな祭りに対する海外の反応は?
ひな人形を飾りたて、ひなあられや菱餅などのカラフルなお菓子を食べる、日本の「ひな祭り」に対して、海外の反応はどうなのでしょうか?
↑英語なのでちょっと何言ってるか分かりませんが、「hinamatsuri」を「Japan culture」として紹介してくれてます。
中国人の友人にも、ひな祭りの印象を聞いてみました!
- 最初に見た時は怖かった
- ひな人形の繊細な表情が大好き
- ピンク色が可愛い
- KAWAII
- 大人の女性も女の子に戻ってしまいそう
- 日本の技術力を感じる
- 人形を階段に飾るなんて変わった風習だ
- すぐに片づけてしまうのがもったいない
といった反応がありました。
外国人からすると、精巧に作られたひな人形に興味津々ですね。
女の子のためのお祭り、というのも珍しいようです。
「かわいい」=「kawaii」という日本語が、世界的にも認知されるようになり始めているのは、cute・beautifulでは表現できない日本の独特なポップカルチャーの力でしょう。
最近は外国人も「景色がきれいな観光地を見る」だけでなく、「日本独自の文化を体感する」ことを楽しんでくれてます♪
海外の人に「ひな祭りオモシロイ」と言ってもらえると、なんだか日本人として嬉しいですよね☆彡
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ひな祭りの由来と歴史と海外の反応【日本だけの文化】
今回のブログ記事では、3月3日の「ひな祭り」について、情報をまとめました。
- 節句は一年に5つある
- 由来は中国の上巳の節句
- ヒトガタが厄を身代わりする風習から発展
- ひな人形を川に流す「流し雛」も健在
- 海外にはひな祭りはない
- 外国人の反応は「可愛い」
といった内容でした。いかがだったでしょうか?
女の子の底やかな成長を願うとされる「ひな祭り」。
日本だけの独自の文化として生き残っている訳ですが、どうかこれからも廃れることなく続いてほしいです。
もともとの起源となった中国ではひな祭りの文化がないため、逆に日本のひな祭りを観光しにくる中国人も多いようです。
全国各地でひな祭りのイベントが開催されていますが、外国人観光客に人気なものも多いのだとか。(千葉県勝浦とか!)
おすすめのひな祭り観光スポットがありましたら、コメント欄などで教えてください^^
最後までご覧いただきありがとうございました♪