雑記

【間違い】準備満タンは誤用?準備万端整うor準備万全が正しい【使い方や類語】

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準備満タンって言葉、聞いていて違和感がありません。

でもこの表現、「準備万端」の間違いで、正しい日本語じゃないんです。

  • 準備満タンって使わない?
  • 準備万端の正しい使い方も難しい
  • もう準備満タンです!って子供は言うけど
  • 類語やビジネス表現は?

このような情報を、ブログ記事にまとめました。

 

結論としては、「準備満タンです」という表現は誤用で、「準備万端です」も誤用で、「準備万端整う」「準備万端で臨む」「準備万全」といった使い方が正しいです。

 

子どもの言い間違えとして「あるある」ですが、「満タン」というニュアンスは意外と分かりやすいんですよね…!!

 

ビジネスの場では使えない表現なので、類語も調べてみました。

準備満タンです!って、あまり違和感ない

そもそも、「準備満タン」という表現って、聞いたことありませんか?

 

私は、あります。

聞いていて、あまり違和感を覚えない。

 

準備万端が正しいということは分かりますが、「満タン」というのは、タンクがフルに満ちているというニュアンスがあって、分かりやすいんです。

 

子どもが聞き間違え、言い間違えで言っているだけではない気がする。

多分、大人の人でも「準備満タン」って無意識に使っている人、多いんじゃないかな。

 

ガソリンスタンドで「レギュラー満タンで」と言うのは、普通ですからね。

「満タン」って表現は、日本語として既に地位を確立していますよね。

 

もう準備満タンOKです!は誤用で正しくない日本語…

しかしながら、「もう準備満タンです!」といった表現は誤用で、正しい日本語表現ではありません。

 

試しにGoogleで「準備まんたん」と検索してみましたが、やはり「準備万端」に関する検索結果が返されます。

 

★さて…そんなあなたと私に、この本を。

(わたしは図書館で借りて読みましたが、読んでるだけでかなり面白いです♪)

「準備万端、整う」が正しい表現。読み方は?

準備満タンではなく、「準備万端、整う」が正しい日本語表現です。

読み方は「じゅんびばんたん、ととのう」。

 

準備万端という表現のパロディーというか、ガソリンスタンド用語との混同というか、勘違いというか…

それで「準備満タン」が生まれてきたのだと思います。

 

 

準備万端です!も誤用。正しい使い方は難しい…

準備満タンが俗語なのはわかったけれども、次に問題になるのは「準備万端です」という表現。

 

これも日本語的には、正しくない。

準備万端というのは、端から端までの準備、という意味。

 

準備がバッチリ整っているという意味を表現するのなら、

  • 準備万端、整う
  • 準備万端で、臨む

といった表現が正しい使い方になります。

 

「準備万端です」というのは、文章として成立していないわけですね。

 

準備万全は正しい使い方でOK

準備万端は四字熟語ではないのですが、「準備万全」は四字熟語です。

  • 「万」はすべて
  • 「全」は完全

準備万全で「準備はすべて完全である」という意味になります。

 

ビジネスシーンでは「準備万全です!」と使うのが正しいです。

新聞でも「準備万全」という表現は見かけますが、「準備万端」なんて使っているのは見たことがありません。

 

準備万端の類語・ビジネス用語

「準備万端、整う」「準備万全」の類語・ビジネス用語は、どのようなものがあるでしょうか?

  • 用意周到
  • 万事を尽くして天命を待つ(諺)

少なくとも、準備満タンという表現は、準備万端の類語ではありません。

 

話し言葉としては「準備満タン」でも意味が通じると思いますが、書き言葉では使えないので、正しい表現や類語を使用しましょう。

 

 

【まとめ】準備まんたんって間違いだが、割とよくできた表現

今回のブログ記事では、「準備まんたん」「準備ばんたん」について、情報をまとめて解説してきました。

 

結論としては、

準備満タンって表現は、日本語としては正しくない。

正しいのは「準備万端ととのう」「準備万全」です。

 

「準備万端、整いました」というのは、硬い文章でも使える表現ですが、「準備万端です」という表現も誤用なので注意。

 

 

ちなみに、「満タン」というのは、タンクが満ちているという意味で、ガソリンスタンドや携帯電話の充電残量などで日常的に使う表現。

 

「準備(が)満タンです」というニュアンスが伝えやすく、

割とよくできた言葉だと思います。ただの聞き間違いではない。

 

私自身、今まで何度も使ってきたかもしれませんね。

言語って、生きているものだと思うので、正しい・正しくないの2択でバッサリ片づけられる問題ではないと思います。

 

「美しい伝統的な日本語」とかを強要されるのは大嫌い。

色々と面白い表現もありつつ、日本語が増えたり減ったりするのは、自然の成り行きだと思います。

 

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