【韓国と日本だけ】子どもの日が5月5日で同じ日【オリニナルや世界こどもの日】

韓国・大邱(テグ)

子どもの日といえば、5月5日。

日本では「男の子の健やかな成長」を祈る、端午の節句として親しまれていますよね。

 

お隣の韓国でも、実は子どもの日は5月5日で「オリニナル」として祝われています。

  • 国連による「世界子どもの日」とは何?
  • 日本と韓国は子どもの日が同じ日?
  • 韓国の子どもの日「オリニ・ナル」って何?

このような情報を、ブログ記事にまとめました。

 

結論としては、韓国と日本の子どもの日は、同日の5月5日ですが、起源・由来は別々で、日本統治時代の風習ではありません。

 

オリニ・ナルとは、東学(天道経)という韓国の宗教・思想によって定められた「こどもの日」です。

ちなみに世界初の「こどもの日」制定はトルコで、国連的には11月20日が「世界こどもの日」なんだとか。

 

今回のブログ記事では、日本と韓国の「子どもの日」が同じ日付である理由と、起源などを紹介しつつ、世界中の「子どもの日」に目を向けてみます。

 

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日本のこどもの日=端午の節句=5月5日

日本では、5月5日が「こどもの日」です。

もともと、端午の節句として、男の子の健やかな成長を願い、祝うものです。

 

起源は鎌倉時代にまで、さかのぼるそうです。

端午の節句は「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれ、尚武(勝負)と語呂合わせで、5月5日を男の子の日とする風習が始まったとか。

 

当日は鯉のぼりや、兜、五月人形などが飾られます。

日本の5月の風物詩的存在ですね。

 

今でも「こどもの日」と言いながら、女の子ではなく、男の子中心のお祝い事になっています。

※女の子のお祝いは3月3日の「ひな祭り」ですね。

 

実は、1954年に国際連合が子どもの権利保護や福祉増進を目的として、加盟国に「こどもの日を作りなさい」と勧告したことで、日本は「端午の節句」をそのまま「こどもの日」と制定しました。

 

国連に言われてこどもの記念日を作るなんて、なんか、変ですけどね。

言われなくてもやってるよ!って感じでしょうか。笑

 

でも、5月5日を子どもの日にしているのは、日本だけじゃないんです!

 

韓国のこどもの日=オリニナル=5月5日

お隣・韓国でも「こどもの日」は5月5日。

ちなみに、世界各国、いろいろな日程で「こどもの日」を制定していますが、5月5日にしているのは、日本と韓国だけ。

 

日本と韓国が同じ日程で子どもの日を祝っていると聞くと、

「日本統治時代の風習が残っているのかな」なんて考えてしまいますが、文化的背景が全然違うようです。

 

ちょっと韓国文化について、調べてみました。

 

由来・起源は東学のオリニ思想

韓国のこどもの日の由来・起源は、日本の端午の節句とは関係ないんです。

 

韓国の「東学」(今では天道教)という宗教が由来になっています。

東学の思想の中心は「人、すなわち、天」ということで、人間はすべて神様だという考え方です。

 

特に、昔から地位の低かった

  • 女性
  • 老人
  • こども
  • 赤ん坊

などを、天のように尊い存在として扱う「万民平等」を唱えました。

 

特に二代目の教祖・チェ・シヒョンは「こどもを叩くなかれ。なぜなら子供は神様だ」と言い、こどもを神聖な特別な存在として考えるようになりました。

 

さらに三代目教祖・ソン・ジョンヒの婿だった「パン・ジョンファン」は「オリニ」という言葉を作り出しました。

 

「オリ」とは、「幼い」という意味。

「ニ」とは、「大人、人」と言う意味。

 

つまり、「オリニ」とは、「幼い大人」という意味であり、こどもは大人よりも先駆けた存在であると考えたのです。(=オリニ思想)

 

オリニ思想は、世界でもかなり異例の、時代を先駆けた児童の人権を重視した思想だったと言えます。

 

※ちなみに「ナル」は「日」という意味。

「オリニ・ナル」で、「こどもの日」ですね。

 

日本統治下で中断→5月5日にオリニナル復活【やはり影響あり?】

韓国のこどもの日「オリニナル」は、1922年5月1日に制定されました。

 

もともとは5月1日だったらしいんです。

しかし、日本統治時代に東学思想が弾圧され、こどもの日も中断に。

韓国独立後の1946年に「オリニナル」が復活し、その時に日付を5月5日に改めました。

 

日本統治下ではないのだから、5月1日のまま復活させても良かったのに。

文化的起源は違うけれど、やはり何らかの影響があって、日韓で「こどもの日」が同じ日になったのかもしれませんね。

 

オリニ思想って面白いと思います

筆者の勝手な感想ですが、オリニ思想って面白いなと思いました。

(興味深い、という意味で)

 

大人が、こどもを押さえつけないこと。

昔の人が、先駆ける人の足を引っ張らないこと。

古い人は、新しい人のため。

支えて後ろに従ってこそ新しくなり得る。

 

 

こどもを大切にしようとか、こどもの権利を守ろうとか、教育の義務があるとか、そういうことよりも、深い。

 

幼い人のエネルギーを支えるのが先人の役割だと言うのは、「年功序列や敬老」などの日本的な考え方とは逆とも言えます。

 

面白い考え方です。

多くの家庭で、親が子どものためを思いつつも、親の都合で子育てをしているケースが目立ちます。

 

その結果、不登校になったり、ノイローゼになったり…。

こどもを一人の人間(神様)として尊重し、大人は、それをサポートして後ろを着いていくくらいが丁度よいのかもしれない、と思います。

 

国際連合による「世界こどもの日」っていつ?

「世界こどもの日(Children’s Day)」というのがあるのを知ってますか?

こどもの成長を願い、お祝いをする風習は、日本だけでなく、世界共通の文化なんですね。

 

国際連合が1954年に制定し、日付は11月20日で。

11月20日って、日本では特に何の日でもないのですが、実は「世界こどもの日」なんです。

 

1954年以降、子どもたちの相互理解と福祉増進を目指し、世界中の加盟国に「こどもの日を制定しなさい」と勧告したのだそうです。

 

国連は11月20日に決めましたが、各国の風習や事情に合わせて、自由に日付を設定している国が多いです。

 

中国、アメリカ、ロシア、インドなどの「こどもの日」はいつ?

ここまで、国連・日本・韓国の「こどもの日」について見てきました。

その他、世界のこどもの日の日付を見ていきましょう。

 

  • 中国とロシアは6月1日
  • アメリカは6月の第2日曜日
  • インドは11月14日
  • ブラジルは10月12日
  • 国連「世界子どもの日」は11月20日
  • 日本と韓国は5月5日

ということですね。

 

日程は、国によってマチマチですが、世界各国でこどもの成長を願い、お祝いをする風習は同じですね。

家族で祝ったり、教会で祝ったり、国家を挙げて祝ったり。

 

こどもって、可愛いですから。

可愛いって、正義ですから。笑

 

世界初の「こどもの日」制定はトルコ

世界こどもの日を制定するように国連が決めたのは1954年。

 

しかし、トルコでは1920年に世界初のこどもの日を制定しています。

トルコのこどもの日は、4月23日。

 

トルコで初めて国民議会が開催された日で、「国民主権の日」としてお祝いされていました。

しかし、トルコ初代大統領のケマル・アタテュルクが、「こどもの祝日」にすることを提唱し、広がっていったようです。

 

トルコのこどもの日は盛大なイベントが開催され、国内だけでなく、海外からも多くのこどもが参加して、賑わうお祭りなんだとか。いいですね!

 

【まとめ】日韓のこどもの日、同じ日だけど起源は違う

今回のブログ記事では、日本と韓国の「こどもの日」が同日であることを紹介しつつ、世界各国のこどもの日についても、情報をまとめてきました。

 

要点をまとめると、以下の通り。

  • 日本は端午の節句を「こどもの日」にした
  • 韓国は東学のオリニ思想が起源
  • オリニナルは、日本と同じ5月5日
  • 国連の世界子どもの日は11月20日
  • 世界で初めて子どもの日を制定したのはトルコ
  • アメリカ、中国など、各国で日程はバラバラ

といった内容でしたね。

 

世界各国で、こどもの日の日程は違うのですが、「こどもに元気に育ってほしい」という気持ちは、万国共通ということだと思います。

 

個人的には、韓国のオリニ思想は、理にかなった先取の精神だと思いました。

今年のこどもの日も、楽しみです。

 

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