日本では、毎年2月3日が節分の日で、豆まきで鬼退治をしたり、恵方巻を食べたりしますよね!
ところで節分って海外・外国にはないのでしょうか?
- 節分って海外ではやらない?
- 節分の由来はどこの国?中国?
- 豆まきや恵方巻は日本だけの独自文化?
- 節分に対する海外の反応・印象は?
このようなことが気になって、ブログ記事にまとめました。
結論としては、節分は中国にルーツがありますが、日本独自の伝統文化として発展しています!
海外では節分の「豆まき」や「恵方巻き」のようなおもしろい行事はありません。
今回のブログ記事では、毎年2月3日の「節分の日」について、海外・外国のグローバル視点を持ちながら見ていきましょう^^
ちょっとだけ節分に似てる海外のイベントも探してみました☆彡
\ひな祭りも中国由来なのか!?/
▶【ひな祭り】中国が由来?日本だけの独自文化で海外・外国にはない【反応は】
節分とは「季節の分かれ目」という意味
そもそも節分とは何でしょうか?
漢字の文字にも表れていますが、「季節の分かれ目」という意味です。
もともとは、
- 立春
- 立夏
- 立秋
- 立冬
の前日を、節分というのです。
それが江戸時代以降になると、特に立春の前日(2月3日前後)だけを節分と呼ぶようになりました。
少しずつ、日本独自の伝統行事として浸透してきたのです。
節分の日には何をする?
日本だけの伝統行事として発展してきた「節分の日」には、何をすることが多いでしょうか?
日本各地で少しずつ違いもあるみたいですが、一般的には、
- 豆まき
- 恵方巻
- ヒイラギやイワシの頭を玄関に飾る
といったことをします。
特に子供がいる家庭などでは豆まきが盛り上がりますよね!
炒った大豆を、「鬼は外、福は内」といいながら投げます。
お父さんが鬼のお面を被ったりして、追い掛け回して豆をぶつける風景も素敵。
楽しいイベントですよね。
豆まきの後、自分の年齢(プラス1粒)の数だけ、豆を食べます。
恵方巻はもともと関西地方で行われていたようですが、
すっかり日本全国で定番になりましたよね。
その年の恵方(福が来る方角)を向いて、笑いながら海苔巻を食べるというものです。
※ヒイラギ/イワシはマイナー?
鬼の目を指す、鬼が嫌うと言われる「ヒイラギの葉っぱ」や、「イワシの頭」を玄関に飾り付ける風習もあります。
これは一部の地域でしょうか?
私の住む埼玉県ではあまり見かけませんし、我が家ではやっていません。
いずれにしても「無病息災」「厄災を払う」「幸せを願う」といった意味がこもっています。
大事にしたい伝統行事・風習ですよね。
【歴史】節分の日の由来は中国の厄除け行事だった
現在では日本独自の文化となった節分ですが、もともとの由来は中国。
「季節の変わり目に邪気が入り込む」という考え方は、中国から来たものです。
昔の中国には、
- 追儺(ついな)
- 鬼やらい
といった厄払いの行事があったようです。
しかし、豆をまくのではなく、陰陽師による祈祷で厄除けするスタイルです。
中国の鬼退治と比べると、日本の豆まきはなんだか可愛いですね。
中国の追儺の考え方と、日本の神社仏閣で行われていた「豆打ち」の儀式が合わさって、庶民の間に「節分の日に豆まきで邪気を払う」という文化が出来上がったとされています。
歴史は古く、室町時代には、行った豆を投げる節分の行事が確立していたとか。
めちゃめちゃ長い間続いている伝統行事なんですね。
中国では節分っぽいことはやってない
ちなみに、中国の追儺・鬼やらいは、現在はやっていないようです。
由来になった中国では廃れた文化が、日本独自の文化として生き残ったわけですね。
「節分の日」は海外・外国にはない
節分の日に豆まきで鬼退治をしたり、恵方巻を食べたりといったイベントは、海外・外国にはないです。
日本だけの独自の習慣になっています。
お隣の中国・韓国などの国では、
節分の次の日、つまり「立春」の日をお祝いします。
肉や野菜を包んだ「春餅」と呼ばれる縁起物を食べたり、「立春大吉」と書いた紙を門や柱に張り付けたりする風習があるんだとか。
季節の変わり目は邪気が入り込むから追い払おうと考え出したのは中国なのに、今は邪気払いをせずにお祝いだけしているようです!
それも素敵ですが笑
節分の時期=旧正月
ちなみに立春の時期は「旧正月」のシーズンとなります。
中国・台湾・香港・シンガポールといった中華系の人々が多い国や、各国にあるチャイナタウン、中華街で盛大にお祝いされます。
【世界各国】海外で節分に似たイベントはある?
日本だけの独自文化となっている節分の行事ですが、海外には似たようなイベントはあるのでしょうか?
検索してみたところ、2月3日の節分の日を祝う風習は、海外にはないのですが、
食べ物を使ったイベント・お祭りは外国にもありましたのでいくつか紹介します!
①スペインの厄除けの方法は節分と似ている?
スペインでは厄年に、家族や親族に囲まれながら「年齢の数だけ馬肉の肉片を食べる」という風習があるようです。
スペインの厄年とは、
- 女性は14歳と34歳
- 男性は24歳と44歳
なんだそうです。
44歳の中年男性が、家族に見守られながら44切れも馬肉を食べる…
なんともシュールな厄除け方法です。
しかも食べ終わった後には、一昼夜歌って踊って厄払いをするんだとか。
陽気なスペインらしいですね!
年の数だけ何かを食べて厄払いするという考え方は、日本の節分と似ています。
②イギリスの厄除けの方法は木の実を焼く
イギリスでも厄年に厄除けをする行事があります。
自分の年齢の数だけ木の実を集め、三日三晩、外気にさらします。
そのあと、なるべく多くの人に見守られながら、その木の実を焼くことで厄を払います。
イギリスでは女性は年齢に7が付く歳、男性は4が付く歳が厄年なんだそうです。
つまり40代の男性は、50歳になるまで、毎年木の実を拾って焼くことになりますね。
日本の節分もおもしろいですが、海外にも面白い文化はたくさんありますね。
③アメリカやカナダのサンクスギビングデー
厄払いとは違いますが、食べ物を使ったイベントはアメリカ・カナダの「サンクスギビングデー」にも見られます。
作物の収穫を、家族や親せきでお祝いする感謝の儀式です。
七面鳥・マッシュポテト・パンプキンパイなどの「欧米か!」と言われるようなご馳走を用意して、盛大にお祝いするんだとか。
日本の年末年始と同じくらい、盛り上がるようです。
④スペインのトマト祭りも節分と似てる?
スペインのバレンシア州で毎年行われるトマト祭り(トマティーナ)は有名ですよね。
男が裸になってトマトを投げ合う様子は、異様です。
町中をビニールシートで覆って、市の職員が参加者に向かってトマトを投げていく…カオスです笑
もともと、トマト祭りの意味は収穫祭のようですが、
100トン以上のトマトをぶつけ合うのって…スペインは感謝の仕方が独特!
でもめちゃめちゃ面白そう。
食べ物を投げるイベント、という側面から見ると、日本の節分と似ている部分がありますね。
(ちょっと違うか)
節分の日:海外の反応・印象は?
日本だけの文化「節分の日」ですが、
海外の反応・外国人の反応はどうでしょうか?
↑フランス人YouTuberの方が、節分を思いっきり楽しんでくれてます♪なんだか嬉しいですね!!
ちなみに、中国人の友人に聞くと、
- 厄除けというより面白いイベント
- 鬼を退治するだけでなく福を招き入れるのが日本らしい
- 平和な家族行事
- 日本の伝統行事は素晴らしい
- 恵方巻がおいしい
- 鬼というものが海外にはない
などといった反応がありました。
鬼のお面を被った人に向かって、豆をぶつけるのが面白そうに見えるのだそうです!
確かに、改めて考えるとすごい平和な行事ですよね。
家族みんなが笑顔になる厄払いですもんね。
★年中イベントに関する雑学について、こちらの記事もどうぞ↓
▶日本が世界に誇る「敬老の日」、海外では?【ポーランドの祖父母の日】
▶【韓国と日本】こどもの日、5月5日で同じ?当日は何をする【オリニナル/世界こどもの日】
節分は日本だけ!海外にはないが似たような行事はある【由来と歴史】
今回のブログ記事では、2月3日の節分の日について情報をまとめました。
節分の由来は中国でしたが、今では日本だけの伝統的な文化になっています。
海外・外国には節分はないのですが、
食べ物を使ったり、歳の数だけ~したり、といった似たような風習はありました。
日本の伝統行事って、世界から見るととても面白いのだそうです。
宗教に縛られていない人が多いのも理由なのかもしれません。
色々な考え方をアレンジしながら、日本オリジナルの風習が作り出されているんですね。
今後も、日本の風習が海外にはあるのか?
といった内容の記事を書いていこうと思います!
ご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
※海外と日本の文化の違い