日本では「駅伝」が国民的に大人気!
特に正月シーズンは「箱根駅伝」や「ニューイヤー駅伝」が全国放送され、新春の風物詩的存在ですよね!
- 駅伝って日本発祥なの?
- 駅伝って日本だけ?海外では?
- EKIDENに対する海外の反応は?
- なぜ日本では箱根駅伝が大人気なのか?
このような情報を、ブログ記事にまとめました。
結論から言うと、駅伝は日本発祥&日本だけで大人気…!
しかし近年、海外でも「EKIDEN」大会が開催されるようになっているんだとか。
なぜ、日本では駅伝が国民的な行事になっているのでしょうか?
今回のブログ記事では、駅伝の歴史・由来や日本だけで人気の理由、そして海外の反応などを紹介していきます。
駅伝は日本発祥!その歴史とは?
そもそも、「駅伝」は完全に日本発祥のスポーツです。
「伝馬」「駅馬」「飛脚」など、中継地となる駅を繋いで、各地の情報をやり取りしていたことを「駅伝制」と呼んだのだとか。
古代から使われていた言葉が語源になっています。
1917年、東京奠都50周年記念として、「東海道駅伝徒歩競争」が開催されたのが一番最初の歴史です。
これは今日の駅伝よりも超ハード…。
出発地点は京都・三条大橋で、ゴールはなんと、東京の上野不忍池!!
約500キロという果てしない距離を、23人のランナーが3日間もかけてタスキリレーしました。
その3年後の大正9年から、第1回箱根駅伝が開催されています。
日本のマラソンの父と呼ばれる金栗四三(かなくり しそう)氏が、世界に通用するランナーを育成するために始めたようです。
日本発祥の「駅伝」…歴史はかなり長いですね!
100年を超えてる!
駅伝の魅力とは?箱根駅伝の人気の理由とは?
では、なぜ日本ではこれほどまでに、駅伝が人気なのでしょうか?
その魅力と、人気の秘密は、以下の通り。
- ひとつの襷を繋ぐチームの和、絆
- 区間ごとに順位が大きく変わる面白さ
- エースやヒーローの存在
- 繰り上げスタートや棄権などのアクシデント
- 1987年から始まった日本テレビの生中継
- 新春の恒例行事として浸透
- 神事、お祭りとも関係したスポーツ
駅伝って、なんとなく「日本らしさ」がありますよね。
ずっと一緒に練習してきた仲間たちと、チームで一致団結、ひとつの襷を仲間に繋いでいく。
肉体的な、陸上競技的な凄さと同じくらい、選手たちの「和」「チームの一員という精神」「団結力」「決意」「根性」などのメンタル面も、見どころですよね。
そして、駅伝という名前は、伊勢神宮に関係のある皇學館大学の館長が命名したものですし、箱根駅伝は大手町の「将門の首塚」から「箱根神社」を結んでいます。
「神事」との関わり合いがあることからも、日本人としては自然に「お祭り」のような気分で駅伝を見ているのではないでしょうか??
駅伝(EKIDEN)海外の反応は?
海外では、駅伝に相当するスポーツはないです。
そもそも、外国人にとって陸上競技とは、「選手個人の肉体、能力だけで勝負するところ」が魅力的なのです。完全に、個人競技なんですね。
しかし近年、日本の駅伝ブームは海外にも伝わっています。
- フランス
- ハワイ、グアム
- ベルギー
- ニュージーランド
- オーストラリア
- カナダ
- マレーシア、シンガポール
などの国で、駅伝が開催されているとのこと。
特にフランスでは、2013年から「EKIDEN DE PARIS」、つまり「パリ駅伝」が毎年開催されているとのことです。
ただし、海外で行われている駅伝は、今のところ「市民ランナー向け」が多く、「マラソンをみんなでバトンタッチしながら走ろうよ」というレベルの大会ばかりのようです。
フランス駅伝では「EKIDEN」と表記していますが、「Road relay」「Marathon relay」と呼ぶこともあります。
海外の反応「日本の駅伝チームは、ビジネスのようだ」
駅伝に対する海外の反応は、わりと面白いです。
- 駅伝チームは、ビジネスのように律されている
- 練習はデータ管理され、合理的かつ効果的
- (いい意味で)精度の高い軍隊のようだ
- 日本人のまじめさ、献身さは半端じゃない
- なぜあそこまでして襷を…??
- ケガをしてるのに、這ってでも襷を渡すことに重大な意味があるのか?
好意的に見てくれてる外国人が多いようです!
日本人のチーム精神や献身性に、驚きを隠せない外国人のリアクションもあります。
箱根駅伝を舞台にしたアニメを見て号泣するアメリカ人のYouTube動画もありますね。
私は箱根駅伝を沿道に観に行ったことがあるだけですが…
日本人としてちょっぴり誇らしいですね!
コロナの影響でマラソンから駅伝へ?
アメリカのミシガン州でも、駅伝大会が開催されたようです!
大会ポスターには、漢字で「駅伝」と書かれています。笑
そのきっかけは、新型コロナウイルスの影響。
マラソン大会だと一度に何万人もの人が集まってしまいますが、駅伝大会であれば小規模な人数で開催することができます。
「柔道」「空手」「競輪」のように、日本発祥の「駅伝」が世界で流行ることがあるかもしれませんね!!
というか、少しずつ海外でも流行ってきてるようです☆彡
Q:箱根駅伝に留学生は何人出走できますか?
ちなみに、箱根駅伝では外国人留学生は何人エントリーできるのでしょうか?
箱根駅伝の第82回大会から、「エントリーは2人までで、実際に出走できるのは1人まで」という明確なルールが制定されました。
エース区間を外国人が走る光景も増えてきましたが、まあ、海外の人が日本の駅伝文化を好きになってくれるなら、それは嬉しいことですよね♪
【まとめ】駅伝は日本発祥&日本だけで人気!海外でも流行るかも?
今回のブログ記事では、日本人が大好きな「駅伝」について、その語源や歴史、人気の理由や海外での事情などをまとめてきました。
要点をまとめると、以下の通り。
- 駅伝は日本発祥
- 古来の「駅伝制」が名前の由来
- 1917年が駅伝の始まりで、歴史はかなり古い
- 日本人特有の「和」「献身性」「根性論」が人気の理由
- 神事との関係もあり、お祭り要素がある
- 海外では陸上=個人競技
- 外国では駅伝は流行ってないが…
- 海外でもEKIDEN大会が増えてきている
いかがだったでしょうか?
日本発祥の駅伝が、世界陸上の競技になったり、オリンピック種目になったりする日は来るのでしょうか!?
(それはさすがに無いか…)
それでも、海外の人が「EKIDEN大会」を開催してくれるのは、なんだか嬉しいですね!
中には、日本の「国際駅伝」に参加した人が、母国に戻ってEKIDEN文化を伝えているんだとか!
海外でも、駅伝の魅力が多くの人に伝わると、日本人として嬉しいです(*^-^*)
★日本文化に対する海外の反応は、以下記事でも書いてます↓↓