- ストレスを溜めこみすぎるとどうなる?
- ストレスで性格が変わる?
- 急に別人のように変わった…怖い
- うつ病で性格が変わった気がする
このような情報を、ブログ記事にまとめました。
結論としては、ストレスで性格が変わることはよくあります。急に性格が悪くなるように感じたら、もしかしたら鬱症状かもしれません。
自分で性格の変化に気が付いたり、家族や友人に指摘されたりした場合は、ひとまずゆっくりと休むことが大事。
ストレスを溜めこみすぎると、心身に悪影響が出てくるのは当然です。
頑張りすぎた人は、病気(精神疾患)の可能性もあるので、病院に相談してみるのもいいかもしれません。
今回のブログ記事では、実際に心理カウンセラーに見てもらい、その後自分で心理カウンセリングの勉強をした筆者が、「ストレスと性格の関係」について解説します。
▶【無気力…】目標がないと頑張れないって本当?ストレスで思いつかないのかも
【前提】現代はストレス社会です
言うまでもなく、現代(の日本)はストレス社会です。
なんとなく閉塞感・不安感が漂っていて、不自由な生活をしている人が多い…。
- 家族との家庭問題
- 職場での人間関係、トラブル
- ブラック企業、残業など労働問題
- 隣人、ご近所トラブル
- 給料、借金などの金銭問題
- いじめなどの教育問題
- コロナによる制限、健康被害
- 地震などの災害、異常気象
- 年金問題など将来への漠然とした不安
例をあげればキリがありませんね。
私の場合は、会社員時代に大きなストレスを抱えてました
ストレスを溜めこみすぎるとどうなる?
ストレスを溜め込みすぎると、心身に悪影響が出てきます。
ずばり、健康を害します。
- 自律神経やホルモンバランスが悪くなる
- 疲れやすくなる
- 免疫が落ちて病気になる
- 暴飲、暴食、高価な買い物
- 眠れなくなる(不眠症)
- 気分が落ち込みやすくなる(うつ症状)
などの症状が出ます。
さらに周囲の人に迷惑をかけたり、犯罪に手を出してしまったり…社会的信用を失ってしまうようなことにも繋がります。
ストレスを自覚していればまだ対処の余地がありますが、「ストレスを自覚できていないケース」は、特に気を付けなければいけません…。
本人は「頑張るぞー」と思って過ごしていても、心はストレスを溜め込みすぎてしまい、ある日突然「爆発」してしまうかもしれないのです。
【結論】ストレスで性格が変わることはある
繰り返しになりますが、ストレスで性格が変わることは、あります。
- 自分の性格が変わった気がする…
- あの人、急に性格が悪くなったような…
- 別人のように変わったから、怖い…
こういう問題はよくあると、心理セラピストの方がおっしゃってました。
具体的には、どのように性格が変わるのか、代表的な例を紹介します。
気分が落ち込みやすくなる(暗くなる)
ストレスによる性格の変化として、「気分が落ち込みやすくなる」「暗くなった」というのは代表的です。
心が抑圧されている状態だと、
- 常に不安
- 常に心配
- 常に失敗が許されない
- 常に周りの目を気にする
となってしまい、精神的にも肉体的にも元気がなくなります。
周りから見ると「お疲れなのかな」「ちょっと具合でも悪いのかな」「なんとなく元気ないな」という感じかもしれません。
しかし、本人の心の内部ではグルグルと、大きなストレスが渦を巻いているかもしれません。
私も会社員の時は疲れやすくて…大好きな旅行へ行っても100%感動できないんです。心が暗かったですね。
怒りっぽくなる(イライラして落ち着かない)
ストレスを溜め込んでいると、性格が怒りっぽく変わることもあります。
- 電車が遅れるだけでイライラして仕方ない
- 眠れなくてイライラする
- 人の話を聴いてると怒ってしまう
- 社会や政治に対しても怒りを感じる
心に余裕がなくなるので、モノゴトへの許容量(寛容な心)が減ってしまうのですね。
穏やかな性格だった人が急に怒りっぽくなったら、何かしらストレスを抱え込んでいるサインでしょう。
性格が変わったかもと気付いたら…全面的に休みましょう
もしも自分で「なんか最近、性格が変わったかな」と自覚できた人は、ゆっくりと休みましょう。
「休日にゆっくり過ごす」だけではダメです。
会社は体調が悪いと言って休んで、少しでも興味があることを楽しんでみましょう。
休むというのは、寝ることだけではありません。
心を休ませるためには、ストレス環境から解放されて、なるべく好きなことをして過ごすことです。
私の場合は、会社を4連休にして、プチ旅に出てみました。
正直、仕事のことが気になったし、疲れもあって全力では楽しめなかったです。
でも、少なくとも、「重いストレス環境」からは離れられて、久しぶりに楽しいという感情が湧いた気がします。
性格が急に別人のように変わった…怖い場合は病気の可能性も
性格が急に変わることは、普通はありません。
「急に別人のように変わった」という場合は、ストレスや遺伝による病気、精神疾患の可能性もあります。
- 双極性障害
- 解離性同一性障害
- 統合失調症
- パーソナリティ障害
このあたりは、病院に行って専門家の診断をきいてみた方がいいでしょう。
客観的に「私はちょっと今病気なんだな」と捉えることで、「謎の怖さ」からは解放されます。
「うちの子、別人のように性格が変わってしまったな」と気が付いた家族は、本人と話をしながら受診をすすめてみるのがひとつの前進になるかもしれません。
※うつ状態だと「楽しいこと/好きなこと」が分からなくなる
私の体験談です。
詳しい事情や病名を書くことは避けますが、明らかに「うつ症状」は出ていました。
今でも不思議なのですが、うつ状態だと「自分って何が楽しいんだっけ」「私の今好きなことは何だろう」と、分からなくなってしまうんです。
「今日の夕ごはん何を食べたいか?」と聞かれても「なんでもいいな。特に思いつかないな」と思ってしまいます。
これって今振り返ると悲しいことですよね…。
ストレスを溜め込みすぎると、自分のことさえも分からなくなってしまうのです><
長所が短所になってしまう
ストレスのせいで、性格の「長所」が「短所」に変化してしまうというのもあります。
主体的で活動的な人が、他人の話を聴かずに自分の考えを突きとおす人になったり。
正義感の強い人が、周りに「ちゃんとしろ」と怒りっぽくなったり。
理想を追い求める人が、完璧主義になって融通が利かなくなったり。
性格の長所と短所は、もともと紙一重です。表と裏の関係性。
でも、ストレス過多の環境にいると、性格が悪くなる方向に変わってしまうのですね。
問題解決は焦らないで、まず味方になる
性格が変わってしまうと、「もう自分はダメなのでは」「私は精神病患者なんだ」と焦る気持ち、落ち込む気持ちが出てくるのも当然です。
しかし、焦らないで大丈夫です。
まずは自分で自分の味方になってあげてください。
- よく頑張ってるね
- ダイジョウブだよ
- なかなかイイ感じだよ
- たまには休もうよ
- そういえば子供の時は読書が好きだったよね
こんな感じで、心の中で声をかけてあげる。
できれば、声に出して喋ってみる。
なかなか最初は慣れませんが、心が穏やかに落ち着く効果が高いので、ぜひ実践してほしいです。
よく考えてみてください。
あなたの心と「24時間、365日」ずっと一緒にいるのはあなただけです。
病院の先生でもなく、家族でもなく、まずは自分が誰よりも味方になってあげましょう。
ストレスに耐えて、よく頑張ってきました。ちょっと疲れすぎてしまったのですから、思い切って休んでみましょう。
人格自体が変わったのではなく、一時的な変化
そもそも、ストレスのせいで人格自体が変わってしまうことはありません。
一時的に余裕がなくなり、コインの表裏の「ウラ」の方があらわれているだけかも。
ゆっくり休んでストレスから離れることで、あなた本来の性格は取り戻せます。
失ってしまったのではなく、一時的に「変化しているように見える」だけですからね。
逆に、こういう悩みをきっかけに、自分の性格を振り返ってみるのもいいかもしれません。
【まとめ】ストレスで性格が変わる…鬱かも
今回のブログ記事では、「ストレスで性格が変わる」「急に正解が変わったのは病気か」「ストレスを溜め込んでしまったらどうすればいいか」といった内容を解説してきました。
要点としては、以下の通り。
- 現代はストレス社会
- ストレスを溜め込むと心身に不調が出る
- 性格が変わってしまうケースも多い
- 落ち込みやすくなったり、怒りっぽくなったり
- 性格の長所が短所に変化する
- まずはゆっくり休んでみること
- 病気かもと思ったら病院で診察してもらう
- 自分が自分の味方になって声をかけてみる
- 人格が変わったのではなく、一時的な変化
いかがだったでしょうか?
個人的には、職場のストレスがすごく大きかったです。
養老孟子さんも「東大に勤めていた時と、退職した後の自分は、まったくの別人だ」と言っていたように思います。
ある程度のストレスはどんな生き方をしていても付きまとうものですが、過剰に抱え込みすぎると具合が悪くなってしまいます。
性格が悪くなった気がしたら、休みながら病院に行ってみることも考えてみましょう。ゆっくりで、大丈夫ですからね。