「とんちんかん」という言葉…あまり使う人はいないけど日本人なら誰でも知ってますよね。
- とんちんかんって由来はなに?方言なの?
- とんちんかんと同じ意味の言い換え表現は?
- あんぽんたん・ちんぷんかんぷんとは違う?
今回のブログ記事では、上記のような「とんちんかん」という言葉に関する豆知識をご紹介します☆彡
とんちんかんの意味とは?
「とんちんかん」とは、物事のつじつまが合わない、ちぐはぐ、間抜けな言動をする人のことを指す言葉です。
日本中でずいぶん前から使われてる言葉だそうで、方言というわけではありません。
とんちんかんの言い換え表現(類語・同義語)
「とんちんかん」という言葉の言い換え表現は、以下のようなものがあります。
- 筋違い
- 的外れ
- 支離滅裂
- 辻褄の合わない
- ちぐはぐ
- 荒唐無稽
- めちゃくちゃ

とんちんかんの意味が分かったと思いますので、
この後、使い方や由来についても紹介していきます☆彡
とんちんかんの使い方
仕事でのトラブルや計画のことが上手く行かない場面や、友達や家族や知人とのコミュニケーションがスムーズにいかない時に使ったりします。
- あの上司の言ってることはとんちんかんで、要領を得ない。
- 消しゴム返してって?さっき返して、あなたの手の中にあるじゃん!まったく頓珍漢なこと言わないでよ~!
一般的には、予期せぬ出来事や混乱する状況に対して使われます。
多少「悪口」のようなニュアンスもありますが、少し「コミカルな要素」を含む場合も多いですネ!
とんちんかんの由来/語源は…鍛冶屋のトンカチ?
「とんちんかん」の由来/語源ってなんでしょうか?
この言葉は、鍛冶屋の作業音が由来になっています!
鍛冶屋の作業では、師匠が鉄を打つ作業の際、弟子が槌を入れます。
息がぴったり合ってうまくいくと『トンテンカン』という音がするのに、弟子の槌の音が師匠の槌の音とズレると『トンチンカン』と聞こえるそうです。
このズレた音が、「とんちんかん」という言葉の由来・語源とされています!
ちなみに、漢字では「頓珍漢」と書きますが、これは当て字です。中国語とは全然関係ありません!
(上手な当て字ですよね!)
平仮名言葉で「あんぽんたん」とか「ちんぷんかんぷん」もある
「とんちんかん」のような平仮名表現に「あんぽんたん」とか「ちんぷんかんぷん」という言葉もありますよね。
「あんぽんたん」は「とんちんかん」と同様に、ちぐはぐで荒唐無稽な様子を表現しますが、もう少し悪口に寄っている表現かもしれません。
- アホ、おバカ
- あほんだら
という意味合いが強いです。アンポンタンという魚のサイズは大きいが、味がイマイチだったことに由来しているとか…。
ちんぷんかんぷんは、「よくわからないこと」を意味しますので、とんちんかんとは意味合いが違いますね。
「ちんぷんかんぷん」の歴史は古く、江戸時代から使われているとか。
儒教学者が難解な漢語ばかり使っていることを冷やかして「ちんぷんかん」と言ってたものに「~ぷん」をもう一つ付け加えてリズミカルになった言葉です♪
とんちんかんな人の特徴
最後に、「とんちんかんな人」の特徴や性格について触れてみます。
一般的に、とんちんかんな人は以下のような特徴を持つことがあります。
- 計画性の欠如: とんちんかんな人は、計画を立てたり物事を整理するのが苦手なことがあります
- おおらかな性格: とんちんかんな人は、物事を軽く受け止めることができるおおらかな性格を持っていることが多いです
- ユーモアのセンス: 笑いを生み出すことができ、ユーモアのセンスが豊かなことがあります
とんちんかんな人とのコミュニケーションは楽しいことが多いですが、時には混乱することもあるかもしれません。
特にビジネスで付き合っている上司や部下がとんちんかんだと、少し困りますね…。
事前に計画や段取りを確認しておくと、とんちんかんなハプニングを防げるかもしれません><
【まとめ】とんちんかんの由来と語源は鍛冶屋だった!
今回のブログ記事では、「とんちんかん」という言葉について徹底解説してきました。
とんちんかんは、混乱や予期せぬ出来事を表現する日本語の面白い言葉です。
由来・語源は、鍛冶屋の師匠と弟子のズレによって「とんてんかん」となるべきところが「とんちんかん」という音になったことでした♪
言葉の由来や豆知識を知ると、おもしろいですよね(^^)/
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