先日スーパーに行ったら、「湯通しわかめ」とか「生ワカメ」とか「刺身用わかめ」とか書いてあって…なにがどう違うのかよく分からなかったんですよね(^▽^;)
- わかめの種類:表記が6種類もあってややこしい…
- 湯通しわかめはそのまま食べれる?洗う?
- 刺身わかめの美味しいレシピ・食べ方は?
このような情報を、ブログ記事にまとめました。
結論から言うと、湯通しわかめは、ちょっと洗うだけでそのまま食べられます!!
あらかじめ茹でて、塩抜きがされてるので便利です!
今回のブログ記事を読んで、和食に欠かせない「わかめ」について詳しくなりましょう☆彡
【前提】わかめは商品名の種類が多い…違いは?
実は、スーパーなどで市販されているワカメには、6つの種類(というか表記の仕方)があるんです。。
同じ意味なのに、違う書き方するからややこしいんです…
①生わかめ:「本当の生わかめ」は、緑ではなく茶色
(引用:岩手のわかめ・有限会社コタニ)
本当の意味での「生わかめ」とは、採れたて新鮮、潮の香りが漂ってくる茶色のものを指します。
見慣れている緑色ではなく、海で採れる生わかめは茶色なのです!
緑になる理由は、「生わかめが持っている赤い色素(フコキサンチン)が熱によって橙色に変化し、緑の色素(クロロフィル)の色が現れるため」らしいです!
日持ちはあまりしないため、生わかめは旬である3月~5月のみ店頭に並びます。
②生食用わかめ
わかめメーカー・会社側で塩抜き・湯通ししてから、スーパーにてパッキングして販売している商品です。
生食用わかめという名前の通り、そのまま食べることができます!
ただし、生食用であっても、一度水で洗うのがおすすめです。
③刺身ワカメ
生わかめを軽く湯通しして、塩抜きしたわかめです。
…そうです。
生食用わかめとの違いはなく、まったく同じものですね(^▽^;)
④湯通しワカメ
「湯通しワカメ」も、②生食用わかめ、③刺身わかめと同じ意味です。
①の生ワカメを、そのまま食べられるように処理してくれたものなのですが、一般の人に伝わりやすいように色々な呼び方を作ったのだと思います。
…でも結果的に、「いろいろな呼び方を作りすぎて逆に分かりにくくなった失敗パターン」かと思われます。笑
⑤湯通し塩蔵わかめ
湯通しした生わかめに塩をまぶして塩漬けにして、保存性を高めた商品のことです!
①の生わかめに近い食感で、一年中販売されています。
この「湯通し塩蔵わかめ」は、食べる前に塩抜きの処理が必須です。
そのまま食べてしまうと、めちゃくちゃ塩辛いので、注意してください!
⑥カットワカメ
⑤湯通し塩蔵わかめを、塩抜きしたのち、小さく細かくカットして、乾燥したものです。
包丁不要で、水で簡単に元の大きさに戻るため、手軽にわかめが食べれる人気商品!
商品によっては、水で戻さずにみそ汁などにそのまま入れて使えるものもあります!
すごくお手軽&便利&おいしいので、私も愛用しています(^^)/
トレーで売ってる「生ワカメ」は湯通しわかめのこと
通常のスーパーで「生わかめ」と書かれて売っている場合は、どの種類なのでしょうか?
まず、わかめの色をチェックしてください。
わかめが茶色なら、湯通しもしていない①の「本当の生わかめ」になります。
ただ、①の意味の生わかめを販売するのは旬の3~5月だけですし、基本的に流通量がそれほど多くありません。
品ぞろえの良いスーパーでないと、なかなか手に入らないでしょう。
つまり「生ワカメ」と書いてあった場合でも、緑色の②③④「湯通しわかめ」の意味で売られていることが多いです!
呼び方がテキトーで、とにかくややこしい…><
湯通しワカメはそのまま食べれる?洗う?
湯通しワカメは、そのまま食べることができます!
(②生食用わかめ、③刺身ワカメと同様)
ただ、パッキングの際にゴミなどの異物が入り込む可能性はありますので、一度水で洗うことをオススメします!
洗うと水っぽくなる…と思われるかもしれませんが、ワカメ表面の水気をキッチンペーパーなどで拭けばOKです。
洗っても、食感は全く変わりませんので大丈夫です!
(※トレーの中に針(?)が入ってた事件もありましたよね…><)
湯通しわかめをそのまま食べる!おすすめレシピ3つ
ここで、「そのまま食べれる湯通しワカメ」の美味しい食べ方・おすすめレシピを3つ紹介します!
①わかめの醤油マヨ添え
簡単にわかめを水洗いをし、ざくざくっと一口サイズに切ります。
水気を切ったのち、塩コショウをします。あとは、醬油とマヨネーズを混ぜたタレを付けて食べるだけ!
②わかめとキュウリの和え物
わかめを水洗いをし、水気を切る。
醤油適量に、顆粒のかつおこんぶだしを入れ、ごま油も数滴たらします。キュウリも一緒に和えるだけで簡単です!
③わかめとごまの酢和え
軽く洗って切ったわかめに、すし酢大匙2・顆粒昆布だし大匙1・醤油大匙1・ごま油大匙1をあえる。和えたのち、ゴマを入れたら完成!
本当の「生ワカメ」の保存方法は…冷凍OK!
スーパーに珍しく茶色の「生わかめ」が売っていたら、ぜひ湯通しして冷凍保存をしてみてください!
やり方は簡単です!
- わかめの茎と葉を切り分けます
- (茎の部分は火が通りにくいため、わけておく)
- たっぷりのお湯で生わかめの茎を入れ20秒ほど沸騰したお湯でゆでる
- 20秒経ったら、葉の部分のわかめを加える
- ※緑色になったら、すぐにざるへ上げる(ゆですぎると色がくすんでしまいます)
- わかめを流水で冷やす
- ボウルに氷水を張って、ワカメを入れよく冷やす
- 食べやすい大きさに切る(10センチくらいの長さが便利)
- 小分けにしてラップに包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍保存
※冷蔵庫でも2~3日は保存できますが、なるべく早く使い切りましょう。
※冷凍庫なら3~4週間の保存が可能です!
ちなみに、凍ったまま鍋やみそ汁に直接入れて調理することもできます!簡単便利ですね☆彡
【Q&A】生ワカメ、湯通しワカメに関するよくある質問
よくある質問と回答をまとめました☆彡
Q.1ワカメは生で食べられますか?
はい、生でも食べられますが、湯通しや戻してからの方が美味しく安全です。生のままだと苦味や臭みが強い場合があります。
Q.2戻したわかめはそのまま食べられますか?
はい、食べられます。水で戻すだけで食べられるので、サラダや和え物に使えます。料理の手間が省けるため、便利です。
Q.3生わかめをそのまま食べてしまったら?
特に大きな問題はありませんが、商品の表示に従いましょう。わかめに菌が付いていると、食中毒や消化不良を起こす可能性があります。
湯通しや水戻しで食べやすくなりますし、加熱処理をすると消毒になり、栄養の吸収も良くなります。
日本人なら知っておきたいワカメの豆知識!
わかめは、沖縄や九州南部を除く日本各地で広く生産されています。
中でも有名で、生産量が多いのは「宮城県・岩手県・徳島県」です!
宮城県と岩手県のわかめは「三陸わかめ」、徳島県のわかめは「鳴門わかめ」というブランドになってますよね!
わかめはほとんど養殖!生ワカメの処理はワイルド
ちなみに、流通しているわかめはほとんど養殖物で、天然物は2~5%程度なんだとか。
わかめは、春先の3月上旬から4月の下旬に収穫されます。
海から収穫したわかめを陸に上げ、葉先と根元に近い部分の硬い茎を切り落とします。
その後、90℃の海水でボイルします。…海水でボイルですよ!!なんかワイルドですよね~~!
このときに、茶色から緑色にわかめは色を変えます。
湯通ししたわかめは、すぐに冷水(海水)の入った容器に入れられ冷やされます。冷やすのも、海水ですよ!!なんか…ワイルドですよね~~!!笑
十分に冷やして、湯通しわかめの完成です!
※ちなみに十分に冷やさないと、元の茶色に戻ってしまうことがあるそうです。(引用:岩手のわかめ・有限会社コタニ)
わかめは英語でwakame seaweed
実は欧米諸国では「海藻類を食べる習慣があまりない」ため、英語でもwakameという日本語が使われているようです!
海外では「こんぶ」も「わかめ」も「ひじき」も、大雑把に「seaweed」「marine plants」という単語で「海藻」としてまとめられてしまうのです。
ただ、近年は和食ブームが広がり、わかめのことは「wakame seaweed」、ひじきのことは「hijiki seaweed」と言えば通じるみたいです☆彡
↑アメリカAmazonで調べてみたら、確かに「wakame」で関連キーワードがいっぱい出てきました!大人気!!
さらに、出汁として有名なコンブは、「kelp」と表記されることもありますが、日本語のまま「kombu」でも通じるらしいです!
【まとめ】湯通しワカメは軽く洗うだけでそのまま食べれる!
今回のブログ記事では、「湯通しわかめ」について解説してきました☆彡
一度お湯に通してくれてるので、軽く洗うだけでそのまま食べられます!!
サラダや和え物にしてもよし、味噌汁の具材にしてもよし…食物繊維やミネラルがたっぷりで「髪の毛にも良い」という日本が世界に誇るヘルシー食材ですネ!!
もしも「茶色の生わかめ」を見かけたら、適切な処理をして食べてみてください!私も、来年の春は探してみようと思います(^^)/
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