雑記

名古屋の和菓子御三家とは?歴史資料にも出てくる老舗/名物ランキング

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名古屋には、「和菓子御三家」と呼ばれる和菓子の老舗がある(あった)のをご存じですか?

  • 名古屋の和菓子御三家とは?
  • 名古屋に老舗の和菓子店が多い理由とは?
  • 名古屋出身の林修さんオススメの和菓子御三家とは?
  • マツコの知らない世界にも登場した名物「竹取物語」は終了?

このような内容を、まとめました。

結論から言うと、名古屋には400年近くの歴史がある超老舗が密集しており、日本一と言っても過言ではないほどの【和菓子激戦地域】となっています!

マツコの知らない世界」などのテレビ番組や雑誌などのメディアでもたびたび取り上げられ、名古屋が生んだ秀才(&和菓子に目がない)と言われる「林修さん」も、伝統的な名物和菓子を絶賛しています!

今回のブログ記事では、名古屋の和菓子御三家の歴史や、名物ランキング、老舗店舗の和菓子の注文方法などを徹底解説していきます☆彡

名古屋の和菓子御三家とは?

名古屋は、少し歩くだけでいくつもの和菓子屋さんが点在すると言われています。

和菓子文化が根付いているのですね…ステキ!!

 

そんな名古屋の和菓子屋さんには、「御三家」と呼ばれる存在があります。

りと
りと

歴史ある老舗すぎて、現存しないお店も…><

①「両口屋是清」は現存する!

名古屋の和菓子御三家の1つ目は「両口屋是清」です!

この和菓子屋さんは、なんと名古屋だけではなく「全国の和菓子御三家」としても選ばれてます!(@マツコの知らない世界にて)

(引用:両口屋是清HP

なんと、創業寛永11年(西暦1634年)という、気が遠くなるほど前から和菓子を作っている老舗中の老舗!

あと十数年後には創業400年になるというから驚き…!

第3代将軍・徳川家光のころに創業。ちなみに、当時名古屋は「尾張」と呼ばれていました。

創業から37年後の1671年には、尾張藩御用を務めるようになり、それ以来、尾張藩とともに歩んできた歴史があります。

↑両口屋是清の代表銘菓「よも山・旅まくら・志なの路」の詰め合わせセットです!

デパートなどでもよく見かけますよね♪

その他にも、あんこを使った上生菓子やどらやきも絶品なのだとか!

(※マツコの番組で紹介された「竹取物語」は、ざんねんながら販売終了になってます…)

②「桔梗屋又兵衛」は廃業→「美濃忠」に受け継がれている

御三家の2つ目は、「桔梗屋又兵衛」という和菓子屋さん。

この和菓子屋さんは、明治時代に廃業していますが、その和菓子の製法は「美濃忠」「松川屋」「川村屋」に引き継がれ、現存するのが「美濃忠」というわけです!

(引用:美濃忠HP

尾張藩の初代藩主であった徳川義直が名古屋へ入城して10年後、駿河藩から尾張藩へ入ってきたのが桔梗屋又兵衛です。

しかし、徳川家滅亡とともに廃業したため、名古屋には桔梗屋又兵衛の歴史的な資料があまりなうですが、尾張藩の城内の茶の湯のお菓子を納めていたとのこと。

藩主や藩主、武士の人たちへの和菓子を作っていたのですね。

美濃忠では、「上り羊羹」と「初かつを」を桔梗屋又兵衛から引き継いでいます。

その美濃忠も、170年近くの老舗和菓子さんとなっています!尾張藩主が食べていた伝統的な和菓子を食べたい方は、ぜひ美濃忠へ!

③「鶴屋久七」は1851年に絶家…

1750年に編纂された記録には、「御菓子屋」として「鶴屋久七」「桔梗屋又兵衛」の2店舗の名前があります。(参考:名古屋市図書館

「鶴屋久七」は、桔梗屋又兵衛と同じく駿河藩から来た和菓子屋さんです。

ただ、こちらの和菓子屋さんは1851年(嘉永4年)に絶家しています…。

歴史が途絶えてしまっており、どのような和菓子があったのかが記録に残っておりません。

どこかで、桔梗屋又兵衛みたいにお弟子さんが味を受け継いでいたら、今もきっと食べられたのに…。残念ですね><

ちなみに、1853年にアメリカのペリーが黒船に乗ってやってくる…そのくらい昔のお話です!

名古屋に老舗和菓子屋が多いのはなぜ?尾張徳川家の歴史

なぜ名古屋には老舗和菓子屋さんが多いのでしょうか?

江戸幕府七大将軍であった徳川宗春が積極的な自由放任政策をとり、城下町名古屋を「芸どころ名古屋」にするきっかけを作ったかららしいです!

狂言・踊り・茶道・華道などが芸事にあたります。

特に、茶道はたくさんの流派が名古屋で生まれ、それとともに和菓子の文化も発展しました。

茶の湯が流行しすぎて、1829年に一度茶事の禁止令が出るほどだったみたいです。

しかし、禁止しても熱は冷めるどころか、一般的にも茶を飲む習慣が深く浸透しました。

さらに、江戸時代が終わった明治時代以降も、愛知県の西尾市が抹茶の一大産地となったことで、この「お茶&和菓子の習慣」がさらに深まっていきました

今でも、名古屋では自宅に抹茶を常備する家庭が一般的だとか。

抹茶を飲むから和菓子を食べる人が多い=和菓子屋さんは必須!という文化なのですネ!!

名古屋出身の林修さんによる和菓子御三家:おすすめの名物店は?

名古屋出身の林修先生は、和菓子の大ファン!

「いつやるの、今でしょ」で人気の林修先生が、日本全国の和菓子を食べ歩いて(本当にすごい勢いで食べ歩きするみたいです)、その中でも「この店が最高においしい」とする【名古屋の和菓子御三家】を紹介します☆彡

①「川口屋」の生菓子

1番美味しいと林修先生が絶賛していたのは「川口屋」。

川口屋は、創業350年と両口屋是清に負けず劣らずの老舗和菓子屋さんです。

(引用:MOYAKOMAGAZINE

特に、わらび餅や水羊羹などの「生菓子」が最高だとか!

ちなみに、インスタグラムで『生菓子の発注を始めました』とのお知らせが乗っていました。

季節によってはお取り寄せできない場合もあるかもしれませんが、予約可能な和菓子もあるとのことですので、お店に電話でお問い合わせをしてみると良いかも!

Amazonや楽天などの通販では売ってません。。

②「芳光」のわらび餅

2つ目は「芳光」です。

「芳光」は、さきほど紹介した「川口屋」で修業してから開業した歴史を持っています。

創業者は、京都の「塩芳軒」で修業をされ、1964年に開店したようで、「川口屋」のわらび餅と負けないおいしさ・人気度を誇ります!

(引用:あいち観光協会:御菓子処 芳光

このわらび餅は、なんと一日に1000個以上売れる日もあるとか…!

年中いつでも買えるのではなく、10月~6月だけの限定販売なのも、本格和菓子の宿命でしょうか。

ちなみに、名古屋の店内ではわらび餅以外の生菓子も売っており、店内で煎茶とともにいただけます。

③「むらさきや」の水羊羹

最後に、「むらさきや」です。

「むらさきや」では干菓子などを一切置いておらず、上生菓子とようかんのみ販売しているお店だそう。

昭和3年(1928年)創業で、手土産としても重要が多い伏見なため、上生菓子の名店としても有名です。

林先生以外にも、歌舞伎役者や有名女優さんまで「むらさきや」の大ファンは多いんだとか!

「水羊羹と言えばむらさきや」と名古屋では一番に名前が挙がるくらい、有名なお店です。

【まとめ】名古屋の和菓子御三家は①両口屋是清②桔梗屋又兵衛③鶴屋久七

今回のブログ記事では、「名古屋の和菓子御三家とは」「なぜ名古屋には老舗和菓子店が多いのか」という話題に触れつつ、名物商品を紹介してきました!

  • 【名古屋の老舗御三家】は…
  • 両口屋是清、桔梗屋又兵衛、鶴屋久七、の3つ
  • 【林修さんが絶賛の名物和菓子御三家】は…
  • 川口屋、芳光、むらさきや、の3つ

名古屋では、贈答用や茶席用、行事ごとに和菓子を手に持っていくことも多く、和菓子が日常生活に根付いてるようです!

手ごろな価格から、高級なお土産としてもぴったりな和菓子屋さんが身近にあるのは、すごく羨ましいっ!

老舗&伝統の味を守り続ける和菓子職人さんが、ひとつひとつ心を込めて作っているのって、まさしく「文化の継承」ですよね。

江戸時代から400年も継承されている和菓子文化は、これからも名古屋で維持&発展をしていくことでしょう☆彡

なかなかAmazonや楽天などの通販では取り扱いがありませんが、各店のHPでは通販情報が書かれている場合もありますので、気になる人はチェックしてみて下さい♪

 

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