『きらず』という言葉の意味をご存じですか?
実は、おからの別名なんです!
- おからと卯の花の違いって?
- おからを漢字で書くと御殻?雪花菜?
- おからは英語だとなんていう?
- おからの別名…「きらず」って何だ!?
- 料理名の「卯の花」と、「白和え」は全然違う!
以上のような情報を、ブログ記事にまとめました。
結論としては、おからと卯の花ときらずは、同じこと!
ただし「卯の花」に関しては、和風総菜の料理名の呼び方としても一般的です。
今回のブログ記事では、おからと卯の花、そして初めて聞いた『雪花菜(きらず)』について、わかりやすく解説します☆彡
↑おからを粉末状にしたもので、何に入れても邪魔しない&超お手軽に何でもヘルシーになります(^^)/
おからと卯の花の違いって?
おからには「卯の花」という別名があります。
なので、「おから」と「卯の花」って同じものなのです!
おからは、もそもそした見た目で、酒粕に見えたりすることもありますが、栄養たっぷりのヘルシー食材として注目されています!!
おからは食物繊維たっぷり!
腸内環境を整え、ダイエットにも効果的なので、おからクッキーとか、おからハンバーグとか、いろいろな使われ方で一部の人に大人気です!
私も小腹が空いた時に、おからクッキーを作って食べます^^
数枚でお腹がふくれるし、腹持ちがいいので「ダイエットおやつ」として最適ですね!
ちなみに、「卯の花」はおからの別名というだけでなく、料理名でもあります。
和食の副菜としてお馴染みですよね!
スーパーのお惣菜コーナーでも、よく見かけます。
素朴な味が好きな人も多いでしょう!
【雑学1】そもそも、おからって何だっけ?
おからとは、豆腐を作る際に必ず出る大豆の搾りかすのこと。
豆乳を絞った後に出てくる大豆の皮・繊維部分のことを言います。
つまり、「大豆の殻(から)」という意味です。
日本の庶民の間で食べられるようになったのは、豆腐が一般に広まった江戸時代のころから!
ちなみに豆腐は中国発祥で、日本に伝わってきたのは奈良・平安時代頃とだとか。
中国では、紀元前2000年には創作されていたとあります。
日本には来ていなかったけれど、ずいぶん古くから豆腐ってあるんですね!
【雑学2】おからを感じで書くと御殻?由来は?
おからは、漢字で書くと【御殻】と書きます。
「大豆の殻」に「御(お)」を付けた呼び方で【御殻】となったわけですね。
一方、その呼び方である「殻(から)」が空っぽという印象があって、縁起が良くない。。。
そんな理由で、植物の「ウツギの花」がおからに似ていたため、「卯の花(ウツギの花)」と呼ばれるようになったのです!
↑ウツギの花は、白くて可愛らしい、小ぶりの花です。
【雑学3】おからは英語だとなんていう?
「おから 英語」と、Googleで調べたらなんと「Okara」と出ました!!笑
でも正確には【soy pulp】と呼ぶようです。
- 【soy】は大豆
- 【pulp】は「果肉・(紙の原料の)パルプ」
という意味になります。
たしかに、豆乳を絞られたあとに出るおからはパルプに似ている…かな!?
(というわけで、この記事のURLも「soy-pulp」にしました)
★ちなみに、海外でもおからの人気が高まってきてるとか…!
▶おからが海外でも人気?最強のヘルシー&ヴィーガン食材【海外の反応】
▶【置き換え】朝ご飯は豆乳だけ?ダイエット&血糖値には良いけど…
おからには別名がある!きらずって何だ!?
おからには「卯の花」以外にも、別名があります。
- 雪花菜(きらず、せっかさい)
- 大入り(おおいり)
という呼び方があるようです。
『きらず(雪花菜)』は、もともと中国でのおからの呼び方が由来。
きらず(雪花菜)は、先ほど「卯の花」でも出てきたウツギの別名なんですね。
「包丁で切らずに使える」という意味と、「商売相手との縁を切らず」という2つの意味も込められています。
ちなみに、この【雪花菜】という字は、おからの当て字として使われることもあります。
雪花菜には
- 『きらず』
- 『せっかさい』
- 『おから』
という3つの読み方があり、すべて同じ意味!!
(ちょっとややこしいな…笑)
「きらず」という別名は、主に関西や東北で使われています。
関西人にとっては、おからよりも「きらず」の方が一般的だったりもするとか!
さらに、おからには『大入り(おおいり)』という別名もあります。
大入りとは、奇席で使われる縁起のよい言葉。調理法での『炒(い)る』という言葉に重ねて呼ばれるようになりました。
料理名の「卯の花」と、「白和え」は全然違う
さて、話は変わりますが、「卯の花」と「白和え」という料理がありますよね。
見た目はちょっと似てるし、おからを使った料理っぽく見えます…!
でも、卯の花と白和えは全然違います!!
料理名の「卯の花」は、おからを炒ってから煮る料理。
我が家ではニンジンや干しシイタケなどと一緒に煮込むことが多いです!
おからの水分を飛ばして、味をしみこみやすくさせます。
ちなみに、おからは販売元によって絞り方が違うので水分含有量が異なります。
炒らずに煮込むと水分が邪魔して、出汁や調味料がしみこまなくなります…。
おからと具材と炒ってから煮ているので、卯の花は冷蔵保存で3~4日程度保存可能です!
その一方、「白和え」は豆腐に白ごま、白みそなどの調味料をすり合わせて、野菜と一緒にあえた料理。
…白和えには、おからは使われてない!豆腐です!!
おからを炒ってから煮る「卯の花」とは違い、「白和え」は野菜にしか火は通っていないので、冷蔵保存でも1~2日程度しか持ちません。
卯の花と白和え…似ているようで、全然違う料理なんですね(^▽^;)
【まとめ】おからと卯の花は呼び名の違い!別名きらずなど…雑学アリ
今回のブログ記事では、おからと卯の花の違い、そして別名『きらず』『雪花菜』について、情報をまとめました。
要点をまとめると、以下の通り。
- おから、卯の花、きらず、雪花菜は同じもの!
- 別名が多い理由は「おから」だと縁起が悪いから
- 卯の花と白和えは全然別の料理…!
関西や東北で使われる『きらず』という別名は、中国からの言葉だったんですね!
可愛らしい白い花に例えるあたり…
「パルプ」に例えた欧米よりも断然オシャレでセンスありますよね(笑)
また、その漢字『雪花菜』には当て字で「おから」って読むこともあるらしく、もうめちゃくちゃ!!笑
ちょっと調べてみたら、色々と驚きました!
今日の副菜は「卯の花」にしようかな…!!
ちなみに、もし別名が採用されてたら、「おからパウダー」ではなく「卯の花パウダー」とか「きらずパウダー」だったのかもしれないんですね!
最後に、おからは、たんぱく質や食物繊維がたっぷりの超ヘルシー食材。
最近では、日本食の広がりや健康食ブームなどで、海外の人たちにも「おから」が認知されつつあるみたいです。
今後も大事な日本食材として積極的に食べていこうと思います☆彡
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