ニューカレドニアへ行くと、フランス国旗と合わせて、青赤緑の旗がお土産になっているのを見かけることがあります。
- ニューカレドニアの国旗は2種類ある?
- フランス領ニューカレドニアって?
- ニューカレドニア独立への動きは?
このような情報を、ブログ記事にまとめました。
フランス領ニューカレドニアには、現在2種類の国旗があります。
カナキーと、フランスのトリコロール。
素晴らしい大自然の中、人々は穏やかにゆったり過ごしていますが、一度フランス植民地となった歴史は今でも終わりを迎えてはいないのです。
フランス共和国の一部という面と、FIFAにはニューカレドニアというチームが登録されていたりと、まだ複雑な推移がありそう。
今回のブログ記事では、ニューカレドニアの国旗について詳細情報を紹介していきます!!
ニューカレドニアはフランス国旗が公式【フランス領】
ニューカレドニアの国旗は通常、フランス国旗が公式なものです。
誰しもが目にしたことのあるトリコロール「フランス国旗」です。
フランス領ニューカレドニアは、19世紀ごろ、フランス共和国の植民地となりました。
植民地ということは当然ながら国旗もフランス国旗になります。
ニューカレドニア・ヌメアを旅行をしていると感じたのですが、
ニューカレドニアという島国は、フランスの植民地になったからこそ、街や道路やホテルがきれいに整備され、プチパリの雰囲気を漂わせる、どことなくオシャレな今の姿になったのかなと思います。
ヌメア地域の公園・街並み・道路のロータリーなどは、バリ島などの雑多なものでなく、洗練されています!
原住民のメラネシアたちは、今でこそ穏やかに快適にフランス資本の恩恵を受けながら暮らしていますが、
当時は相当な争いの歴史があったことは容易に想像がつきます。。。
ニューカレドニアにはカナキー国旗もある!
実は、ニューカレドニアには2つ目の国旗があります。
公式にも認められているのですが、多くの人が目にしたことがないであろう「カナキーの旗」です。
もともとこの島に住んでいたメラネシア系原住民カナク人の旗です。
現在、この旗も国旗として掲げることが認められておりますので、
ニューカレドニアには本当に国旗が2つあることになります。
面白いですね。
しかし面白がっていられないほどの歴史が、この2種類の旗には詰まっています。
実はこのカナキーの旗は2010年以降、ようやく世界的に掲げることが認められた経緯があります。
ずいぶん最近の出来事です。
ニューカレドニアの国旗には意味がある【植民地と独立】
ニューカレドニアの第二の国旗、色使いとデザインが可愛らしいですよね。
しかし、植民地のある所には必ず争いがあります。
この旗にも自治権を求める原住民の意志が込められているようです。
- 青色はこの島の素晴らしい海と空を表現しています。
- 赤色はフランスに対して独立を求めて戦ったカナク人の血と祖国統一への想いを表現しています。
- 緑色は先祖代々受け継がれてきた豊かな土地・自然を表現しています。
- 黄色い円は平等と生命の象徴である太陽を表現しています。
- 円の中のデザインは、カナク人の伝統的な装飾・山・民族古来の武器である矢を表現しています。
日本帰国後に、ニューカレドニアの国旗の記事を書くために勉強したのですが、、、
こんなことなら国旗の書かれたお土産を買って来ればよかったです><
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ニューカレドニアの独立運動は続いてる!
2024年現在、まだニューカレドニアはフランス領のままですが、少しずつ独立に向けた運動も進んでいるようです。
フランスの手を離れた自主的な政治運営も一部始まっていますし、
経済的にもニッケル工業と、環境業で余裕があります。
文化的にも成熟しているので、今後も独立に向けた動きが活発化してくるのではないでしょうか?
先ほど紹介したとおり、FIFAのサッカーチームには「ニューカレドニア」というチームも登録されています!
その時には、もしかしたらカナキーの旗が正式にニューカレドニアの国旗になるのかもしれませんね!
ニューカレドニアの国旗にはフランスと植民地の関係が見える
今回のブログ記事では、ニューカレドニアの国旗についてまとめました。
2024年現在、ニューカレドニアではフランス国旗とカナキー国旗の2種類を掲げています!
実際にお土産屋さんへ立ち寄ると、カナキー国旗の描かれたTシャツや小物が多く販売されています!
自分の名前を入れる編集ができたりします。
料金も安いです。
逆に、フランス国旗は至る所に掲げられてはいますが、お土産屋さんにフランス色の強いものは置かれていません!
ヌメアでも、ロイヤルティ諸島でも、ニューカレドニア感のあるお土産ばかりでした!
(フランスパンはめっちゃうまい笑)
フランスへの抵抗の表れなのかは分りませんが、
確かにニューカレドニアでフランスのお土産を買う気は観光客側としても一切ありませんので、単に人気のあるカナキー国旗の商品を置いているだけかもしれません!
今回はこのような植民地の歴史に触れた記事を書きましたが、
私は17日間の滞在中、フランス人と現地の皆さんの関係は、敵対関係ではないと感じました。
そんなことを気にしている様子はなく、ただのんびりと自然を楽しんでいる人々ばかりの印象でした!!
日本と比べるべくもないほど、平和を感じるのがニューカレドニアでした。
そこは改めて伝えたいポイントです!!!
▶ニューカレドニアの人々の国民性・人柄が魅力【穏やかで治安も最高】